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YAMAP STORE AWARD 2021 下半期
ギア・その他部門【第3位】のアイテムです。
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山小屋などで手に入る山バッジ。百名山をはじめ、多くの山でそれぞれ個性的なバッジが販売されていて、登山の記念に購入したことのある人も多いでしょう。
ただ、ときどき聞こえてくるのが、せっかく買った山バッジの使い道がないという話。いくつかはバッグや帽子に付けるけれど、それ以外は箱にしまってあるという人が多いようです。どこかに飾りたいけれど、どうやって飾ればいいのかわからない、適当な飾るためのツールが無いという、そんな悩みにこたえて、YAMAPがオリジナルの「山バッジタペストリー」を作りました。
シカと、鹿革のはなし
素材は野生の鹿革。天然素材ならではの、ナチュラルな素材感で、薄くしなやかでありながら、、多くのバッジの重量に負けない強さもあり。山バッジのためのタペストリーに最適な素材です。
実は、このタペストリーには、せっかくの山の思い出を身近に飾ってほしいという想いのほかに、もう一つのテーマがあります。それが、この素材を選んだ理由。日本の里山が抱える「シカ問題」です。
明治の産業革命以降、私たちは木材資源を得るために山を切り拓き、針葉樹の植林を続けてきました。そして、手入れをせずに森を放置し、その姿をいびつに変えてしまいました。
本来、自然には均衡を保つ性質があり、揺らぎながらもあるべき姿を取り戻すはず。しかし、私たちが与え続けてきたダメージは、その性質をも破壊しつつあるのです。結果、森には鹿を始めとした獣が急増し、生態系に深刻な影響を与えるようになりました。
悠久の自然をたった150年ほどで壊してしまった私たちの文明。しかし、その力は豊かな自然を取り戻すためにも生かせるはずです。
YAMAPではその活動の一環として、森の生態系を守るために捕獲された鹿の革を製品化し、捕獲に関わる人々にも利益を循環させる取り組みをスタートしました。
鹿革は手触りがしっとりと滑らかで、通気・吸湿性に優れています。しかも軽くて手入れも容易。日本では1000年を超える昔から、人々の生活を支えてきました。しかし今、野生の鹿革を回収し、保管・加工・販売する流通システムは整っておらず、その大半は廃棄されています。
私たちは想いを共にするパートナーとともに鹿革に新しい価値を見出し、自然が美しい姿を取り戻すための手助けをしたいと考えています。そして、このタペストリーが、山で起きている問題に、ひとりでも多くの人が意識を向ける、小さなきっかけになればよいと考えました。
主役を引き立てるシンプルなデザイン
デザイン、革の素材感と主役のバッジを引き立たせるために、そしてどんなインテリアにも合うように、シンプルに仕上げました。
一般的な山バッジは、安全ピンのような横針タイプと、留め具が外れる1本針のピンズタイプがあります。形やサイズに多少の違いはありますが、どんなタイプにも合うように、2穴のバッジ穴を設けました。布のように柔らかく扱いやすいので、スムーズにピンが止められて、革ならではの強さがあるので、重さでたわんだり破れたりする心配もありません。
山バッジ20個が付けられる、コンパクトなサイズ。これからバッジ集めを始めようとする人のために、バッジが少なくても寂しくならないような大きさを意識しました。
2つずつリズミカルに並ぶバッジ穴が、ちょっとしたデザインのよう。これまで集めたコレクションで埋め尽くすのはもちろん、だんだんと埋まっていく穴の様子も楽しむこともできます。
中央の下部には、小さくYAMAPロゴを入れました。
プリントやワッペンではなく、革の素材感が生かせる、高級感のある刻印ロゴ。主役をじゃますることなく、全部の穴が埋まるまでの間、アクセントとして活躍します。
デザインでもうひとつこだわったのが、壁に吊るすためのコードの取り付け方。一般的なタペストリーのように上部の棒の両側に紐を結ぶと、どうしてもごちゃごちゃとした印象になるため、スリーブ状に縫った革の中に、中空の金属パイプを通し、その中にコードを通す方法を選びました。
バッジ以外も見えるのは、革とステッチ糸とコードだけ。クラフト感のある仕上がりは、ナチュラルで主張が強すぎず、主役の存在を脅かすこともインテリアをじゃますることもありません。付属のコードのまま使ってもいいですが、ひと手間かけて、お気に入りのコードに付け替えるのもおすすめです。ミンクオイルで艶出しをするなど、アレンジも自由に楽しんでください。
天然素材の個性も楽しみのひとつ
めぐるしかの鹿革は、野生ならではのシワや傷痕など、天然の刻印が見られるのが特徴です。自然ならではの魅力として、使っていくうちに色が変化する過程も含めて、お手元に届く商品をお楽しみください。
バラキズ
鹿同士の喧嘩や、引っかき傷、虫刺されなどが痕になって現れます。
黒点
細かな傷や虫食い痕に、染料が濃集して黒く見える場合があります。
染めムラ
部位によって繊維の密度や厚さが違うために、染めムラが出ることがあります。
大小のシワ(トラ)
大小のシワがみられることがあります。シワがシマ模様のようにみえることから、「トラ」とも呼ばれます。
山バッジの指定席
山バッジを見比べてみると、それぞれの山の特徴がとてもよく表現されていることに驚きます。細かな細工が施された小さなバッジの背景には、山を愛する多くの人たちの存在が感じられます。海外にも山バッジはあるようですが、このクオリティは、やはり日本ならではといったところでしょう。
何よりも、自分の足でたどり着いた山で手に入れた山バッジを集めることは、自分の登山記録そのもの。YAMAPアプリにたまっていく活動日記も貴重な記録ですが、ひと目で山の記憶がよみがえる山バッジの魅力も、ぜひ多くのみなさんに体験していただきたい。山バッジという、山にしかない「文化」を、私たち登山者みんなで、盛り上げていけたらと思います。
山バッジの指定席として、リビングの一角に、デスクの前に、玄関やベッドサイドにもいかがでしょうか?
日常生活に山の気配を。
さあ、引き出しの奥で眠っている山バッジを、タペストリーに飾りましょう。
「めぐるしかプロジェクト」を支える提携パートナーのご紹介
タツノラボ(株式会社A.I.C)
国内皮革の三大産地として有名な兵庫県たつの市にラボを構え、20年間革づくりを行ってきたタツノラボ。環境負荷を抑えた独自の技術「ポルティラ製法」を使って、牛革や豚革を鞣してきましたが、「鹿の皮がいっぱい出るのだが、革にできないか」と猟師の方々から何件も相談を受けたことをきっかけに、大きな事業転換を迎えます。
増えすぎた鹿が農作物や森林へ与える大きな影響、そして、捕獲された多くの鹿のほとんどが廃棄物として処分されていること。里山が抱えている「鳥獣問題」の現実を知りました。
人々が命をいただき生活をする中で、「鹿の捕獲 = 命をいただく事」に変わりはないはず。責任と共に有効活用できる道を日々探し続けるべきだとタツノラボは考え、現在はジビエレザーブランドとして活動しています。
▼こちらの記事も併せてご覧ください。
「皮」が「革」になるまで ~ 皮なめし工場 / タツノラボ
製造にご協力いただいている「タツノラボ」さんは、どんな想いで皮革や命と向き合っているのでしょうか? 作り手の想いを取材すると同時に、「めぐるしか」レザーアイテムが出来上がるまでのプロセスを追っていきます!
「皮」が「革」になるまで ~ 皮なめし工場 / タツノラボ
商品詳細
ブランド | YAMAP(ヤマップ) |
名称 | 山バッジタペストリー |
素材 | 鹿革 |
重量 | 107g |
サイズ | 横270mm × 縦230mm |
カラー | キャメル(ブラウン) |
備考 | ■鹿革について |
「山バッジタペストリー」に「YAMAP HIKER’S BADGE」を飾りませんか?
人気の縦走路や、特定の山域の山々に登った思い出を形にできる山バッジ、「YAMAP HIKER’S BADGE(ヤマップ ハイカーズバッジ)」が、YAMAPから登場しました。
その第1弾としてつくられた「YAMAP HIKER’S BADGE 八ヶ岳連峰」と、「YAMAP HIKER’S BADGE 北アルプス表銀座」。
ぜひ、他にお手持ちの山バッジも併せて、「山バッジタペストリー」に飾ってみてはいかがでしょうか。
YAMAP(ヤマップ)/ハイカーズバッジ
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YAMAP STORE AWARD 2021 下半期
ギア・その他部門【第3位】のアイテムです。
山小屋などで手に入る山バッジ。百名山をはじめ、多くの山でそれぞれ個性的なバッジが販売されていて、登山の記念に購入したことのある人も多いでしょう。
ただ、ときどき聞こえてくるのが、せっかく買った山バッジの使い道がないという話。いくつかはバッグや帽子に付けるけれど、それ以外は箱にしまってあるという人が多いようです。どこかに飾りたいけれど、どうやって飾ればいいのかわからない、適当な飾るためのツールが無いという、そんな悩みにこたえて、YAMAPがオリジナルの「山バッジタペストリー」を作りました。
シカと、鹿革のはなし
素材は野生の鹿革。天然素材ならではの、ナチュラルな素材感で、薄くしなやかでありながら、、多くのバッジの重量に負けない強さもあり。山バッジのためのタペストリーに最適な素材です。
実は、このタペストリーには、せっかくの山の思い出を身近に飾ってほしいという想いのほかに、もう一つのテーマがあります。それが、この素材を選んだ理由。日本の里山が抱える「シカ問題」です。
明治の産業革命以降、私たちは木材資源を得るために山を切り拓き、針葉樹の植林を続けてきました。そして、手入れをせずに森を放置し、その姿をいびつに変えてしまいました。
本来、自然には均衡を保つ性質があり、揺らぎながらもあるべき姿を取り戻すはず。しかし、私たちが与え続けてきたダメージは、その性質をも破壊しつつあるのです。結果、森には鹿を始めとした獣が急増し、生態系に深刻な影響を与えるようになりました。
悠久の自然をたった150年ほどで壊してしまった私たちの文明。しかし、その力は豊かな自然を取り戻すためにも生かせるはずです。
YAMAPではその活動の一環として、森の生態系を守るために捕獲された鹿の革を製品化し、捕獲に関わる人々にも利益を循環させる取り組みをスタートしました。
鹿革は手触りがしっとりと滑らかで、通気・吸湿性に優れています。しかも軽くて手入れも容易。日本では1000年を超える昔から、人々の生活を支えてきました。しかし今、野生の鹿革を回収し、保管・加工・販売する流通システムは整っておらず、その大半は廃棄されています。
私たちは想いを共にするパートナーとともに鹿革に新しい価値を見出し、自然が美しい姿を取り戻すための手助けをしたいと考えています。そして、このタペストリーが、山で起きている問題に、ひとりでも多くの人が意識を向ける、小さなきっかけになればよいと考えました。
主役を引き立てるシンプルなデザイン
デザイン、革の素材感と主役のバッジを引き立たせるために、そしてどんなインテリアにも合うように、シンプルに仕上げました。
一般的な山バッジは、安全ピンのような横針タイプと、留め具が外れる1本針のピンズタイプがあります。形やサイズに多少の違いはありますが、どんなタイプにも合うように、2穴のバッジ穴を設けました。布のように柔らかく扱いやすいので、スムーズにピンが止められて、革ならではの強さがあるので、重さでたわんだり破れたりする心配もありません。
山バッジ20個が付けられる、コンパクトなサイズ。これからバッジ集めを始めようとする人のために、バッジが少なくても寂しくならないような大きさを意識しました。
2つずつリズミカルに並ぶバッジ穴が、ちょっとしたデザインのよう。これまで集めたコレクションで埋め尽くすのはもちろん、だんだんと埋まっていく穴の様子も楽しむこともできます。
中央の下部には、小さくYAMAPロゴを入れました。
プリントやワッペンではなく、革の素材感が生かせる、高級感のある刻印ロゴ。主役をじゃますることなく、全部の穴が埋まるまでの間、アクセントとして活躍します。
デザインでもうひとつこだわったのが、壁に吊るすためのコードの取り付け方。一般的なタペストリーのように上部の棒の両側に紐を結ぶと、どうしてもごちゃごちゃとした印象になるため、スリーブ状に縫った革の中に、中空の金属パイプを通し、その中にコードを通す方法を選びました。
バッジ以外も見えるのは、革とステッチ糸とコードだけ。クラフト感のある仕上がりは、ナチュラルで主張が強すぎず、主役の存在を脅かすこともインテリアをじゃますることもありません。付属のコードのまま使ってもいいですが、ひと手間かけて、お気に入りのコードに付け替えるのもおすすめです。ミンクオイルで艶出しをするなど、アレンジも自由に楽しんでください。
天然素材の個性も楽しみのひとつ
めぐるしかの鹿革は、野生ならではのシワや傷痕など、天然の刻印が見られるのが特徴です。自然ならではの魅力として、使っていくうちに色が変化する過程も含めて、お手元に届く商品をお楽しみください。
バラキズ
鹿同士の喧嘩や、引っかき傷、虫刺されなどが痕になって現れます。
黒点
細かな傷や虫食い痕に、染料が濃集して黒く見える場合があります。
染めムラ
部位によって繊維の密度や厚さが違うために、染めムラが出ることがあります。
大小のシワ(トラ)
大小のシワがみられることがあります。シワがシマ模様のようにみえることから、「トラ」とも呼ばれます。
山バッジの指定席
山バッジを見比べてみると、それぞれの山の特徴がとてもよく表現されていることに驚きます。細かな細工が施された小さなバッジの背景には、山を愛する多くの人たちの存在が感じられます。海外にも山バッジはあるようですが、このクオリティは、やはり日本ならではといったところでしょう。
何よりも、自分の足でたどり着いた山で手に入れた山バッジを集めることは、自分の登山記録そのもの。YAMAPアプリにたまっていく活動日記も貴重な記録ですが、ひと目で山の記憶がよみがえる山バッジの魅力も、ぜひ多くのみなさんに体験していただきたい。山バッジという、山にしかない「文化」を、私たち登山者みんなで、盛り上げていけたらと思います。
山バッジの指定席として、リビングの一角に、デスクの前に、玄関やベッドサイドにもいかがでしょうか?
日常生活に山の気配を。
さあ、引き出しの奥で眠っている山バッジを、タペストリーに飾りましょう。
「めぐるしかプロジェクト」を支える提携パートナーのご紹介
タツノラボ(株式会社A.I.C)
国内皮革の三大産地として有名な兵庫県たつの市にラボを構え、20年間革づくりを行ってきたタツノラボ。環境負荷を抑えた独自の技術「ポルティラ製法」を使って、牛革や豚革を鞣してきましたが、「鹿の皮がいっぱい出るのだが、革にできないか」と猟師の方々から何件も相談を受けたことをきっかけに、大きな事業転換を迎えます。
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「皮」が「革」になるまで ~ 皮なめし工場 / タツノラボ
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商品詳細
ブランド | YAMAP(ヤマップ) |
名称 | 山バッジタペストリー |
素材 | 鹿革 |
重量 | 107g |
サイズ | 横270mm × 縦230mm |
カラー | キャメル(ブラウン) |
備考 | ■鹿革について |
「山バッジタペストリー」に「YAMAP HIKER’S BADGE」を飾りませんか?
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