そんなアウトドアリサーチが「アクティブアイス クロマサングローブ」に施したのが、アイテム名にもなっている「アクティブアイス（Active Ice）」加工。体温調節を目的に汗を吸水することで冷却効果を生み出す、驚きのテクノロジーです。

「アクティブアイス」の冷却システムを聞いて心配になるのが、過度の冷えすなわち汗冷えではないでしょうか。ところが実際に手を入れてみると、印象は一変します。手汗で湿った手を入れたところ、冷たい感覚ではなく適度な冷却効果で、汗ばんだ手の火照りを鎮めてくれるような感覚があります。

もちろん、冒頭で触れた暑いシーズンのグローブ装着の大きな目的である紫外線対策も考慮されています。「アクティブアイス クロマサングローブ」は、紫外線保護指数 UPF50+の紫外線防止性能を備えており、強い日差しにさらされる夏の高山などでも手を日焼けから守ってくれます。

「アクティブアイス」によって吸水された汗は優れた速乾性で発散され、涼しさだけでなく手のドライ感もしっかりキープ。手汗をかきやすい手のひら側には通気の穴が設けられや合成スエード素材を使用しており、快適な装着感を実現しています。

夏山シーズンの高山には岩稜も多く、両足で岩場をとらえるだけでなく両手で岩角や岩の突起をホールドしながら動く「三点確保（三点支持）」という動き方が必要な局面も。従来こうした場面では“岩を掴む手の感触が鈍る”ことを理由に、グローブの装着を推奨しないベテラン登山者や指導者も多かったことが事実です。

ただし、このアイテムはフィンガーレスタイプ。指先で岩の感触を直に感じることができるのはもちろん、手のひら部分はロープなど摩擦での火傷を心配することなくしっかりと握ることが可能なのです。

指先までをカバーするフルフィンガータイプもラインナップされているこのアイテムですが、フィンガーレスタイプは手首部にベルクロ式のアジャスターを搭載。指先だけでなく手首のフィット感も追求することで、よりテクニカルな岩稜帯での行動も確実なものとなります。

自然の恩恵を享受することで初めて可能になる、登山をはじめとするアウトドアアクティビティ。昨今はそこで使用するアイテムにも、環境負荷への考慮などをセレクト基準のひとつに据え登山者も増えてきました。
「アクティブアイス」は手の甲側のストレッチニット部生地に、リサイクルポリエステルを92％も使用。優れた性能と同時に、社会・環境的責任にも配慮しているのです。

暑さや蒸れを気にせずに「手の紫外線対策」ができる、冷却効果を備えた「アクティブアイス クロマフルサングローブ」。
手のひらは、脇や足裏と並んで、多汗症の悩みの多い場所です。通気性と冷却効果のある素材をつかったアクティブアイス クロマフルサングローブは、そんな手汗に悩んでいる人も使いやすい手袋となっています。