メリノウールは、繊維自体が高い吸湿性を備えるため、体から発生する水蒸気を吸収し、空気中に発散する機能を備えます。体にかいた汗は、繊維の毛細管現象によって吸い上げられて気化するので、肌はドライな状態を保ったまま。極細の繊維の中に空気をため込むため、寒いときには保温力を発揮し、暑いときには汗が乾くときに生じる気化冷却によって、体温が上がりすぎるのを抑える効果が生じます。つまり、着る人の皮膚の状態に合わせて、暖かさと涼しさを自在にコントロールする、エアコンのような機能を備えているのです。

メリノウールの製品を使ったことのある方が、一番わかりやすく実感できるのが、長時間着てもイヤなニオイがしにくいということではないでしょうか。ニオイの元は、汗の中に含まれる塩分や脂肪によって繁殖する雑菌。メリノウールにはこの雑菌が付着しにくい性質があるので、洗わず何日も同じものを着ることが多い登山シーンなどでは、とても重宝されています。

羊毛には、原糸の段階から天然の紫外線を防ぐ効果があり、製品になってもその効果が受け継がれ、とても高いUVカット効果を発揮します。
このような効果は化繊のウェアでも得ることができますが、メリノウールのすごいところは、すべて天然の効果だということ。後から加工したものではないため、使用し続けても効果が落ちることがありません。

なぜ、ウールにこのような効果があるのかは、メリノ種羊が生活する標高1800mの環境を考えるとよく解ります。夏は気温35度、冬はマイナス20度にもなるため、羊毛に夏は涼しく冬は暖かいという特性がなければ、大きな寒暖差から羊の体を守ることはできません。抗菌作用は、羊の皮膚を清潔に保って病気などから守るため。UVカット効果は、1年中高地特有の強い紫外線の中で過ごすために備わったもの。すべては、その環境で生きていくために自然が生み出した機能だということにも、なるほどとうなずけます。

このように、メリノウールは夏にもぴったりの素材。とくに、気温の変化の激しい高山では、急激な気象の変化も多く、暑さ、寒さのどちらにも柔軟に対応できるメリノウールは、まさにうってつけ。ニオイを気にして着替えを増やす必要がないので、荷物の軽量化にもつながります。

もしかしたら今までに、メリノウールのベースレイヤーの使用感に満足できなかった経験がある人もいるかもしれません。一口にメリノウールといっても、品質はいろいろ。羊毛は、同じ羊から摂取したものでも太さにばらつきがあり、肌に触れた時の感覚が大きく違います。Icebreakerが使用しているのは、ウルトラファインあるいはスーパーファインと呼ばれる 17～19ミクロンの繊維だけ。だから、ソフトでふわりとした風合いがあり、極上の着心地を味わうことができます。

「テックライト2 ショートスリーブ ティー」は、メリノウール100%。オールシーズン活躍する、使い勝手のいい薄手のタイプです。化繊とは違う、やさしい肌触りとナチュラルな素材感が魅力。わずかに透け感のある高級感のある表面は、1枚で着ても下着っぽくならず、ベーシックなクルーネックタイプは、どんなコーディネートにも見事に馴染みます。襟開きや袖の長さもほどよく、もっともベーシックで使いやすい形。日本のものよりやや大きめのサイズ感。レイヤリングもしやすくて、使えないシーンが思い当たらないほど便利な1枚。

そして、今あらためてメリノウールに注目すべきもう一つの理由が、自然環境への負荷が小さいこと。天然素材以外をまったく使わない「テックライト2 ショートスリーブ ティー」は、役目を終えた後は生分解されるため、自然界に残り続けて海を汚すようなことはありません。自然から生まれた素材を、できるだけ手を加えずに製品にし、長く使えるよう、さまざまな工夫や努力のもとに生まれた商品を選ぶのは、山や自然を愛する者として、とても大切なことではないでしょうか。

Tシャツとしてはやや価格が高めですが、手に入れて間違いのない品質の高さと、日常からアウトドアまで年間何回着られるかを考えたら、逆に安い買い物にも思えます。お手入れは、洗濯機でOK。洗剤はウール用のものではなく、普段使っている市販の中性や弱アルカリ性の洗剤を使用します。柔軟剤や漂白剤はもちろんNG。低温から中温の水で洗い、乾燥機は使わずに、日かげで吊るすか平らな場所で乾燥させましょう。

一度メリノウールの心地よさを体験したら、きっと離れられなくなるはず。テントのなかでシュラフに潜り込むときも、化繊とメリノでは、快適度がまったく違います。山をきっかけに家のパジャマもメリノウールにする人もいるようですよ。

メリノウールは、繊維自体が高い吸湿性を備えるため、体から発生する水蒸気を吸収し、空気中に発散する機能を備えます。体にかいた汗は、繊維の毛細管現象によって吸い上げられて気化するので、肌はドライな状態を保ったまま。極細の繊維の中に空気をため込むため、寒いときには保温力を発揮し、暑いときには汗が乾くときに生じる気化冷却によって、体温が上がりすぎるのを抑える効果が生じます。つまり、着る人の皮膚の状態に合わせて、暖かさと涼しさを自在にコントロールする、エアコンのような機能を備えているのです。

メリノウールの製品を使ったことのある方が、一番わかりやすく実感できるのが、長時間着てもイヤなニオイがしにくいということではないでしょうか。ニオイの元は、汗の中に含まれる塩分や脂肪によって繁殖する雑菌。メリノウールにはこの雑菌が付着しにくい性質があるので、洗わず何日も同じものを着ることが多い登山シーンなどでは、とても重宝されています。

羊毛には、原糸の段階から天然の紫外線を防ぐ効果があり、製品になってもその効果が受け継がれ、とても高いUVカット効果を発揮します。
このような効果は化繊のウェアでも得ることができますが、メリノウールのすごいところは、すべて天然の効果だということ。後から加工したものではないため、使用し続けても効果が落ちることがありません。

なぜ、ウールにこのような効果があるのかは、メリノ種羊が生活する標高1800mの環境を考えるとよく解ります。夏は気温35度、冬はマイナス20度にもなるため、羊毛に夏は涼しく冬は暖かいという特性がなければ、大きな寒暖差から羊の体を守ることはできません。抗菌作用は、羊の皮膚を清潔に保って病気などから守るため。UVカット効果は、1年中高地特有の強い紫外線の中で過ごすために備わったもの。すべては、その環境で生きていくために自然が生み出した機能だということにも、なるほどとうなずけます。

このように、メリノウールは夏にもぴったりの素材。とくに、気温の変化の激しい高山では、急激な気象の変化も多く、暑さ、寒さのどちらにも柔軟に対応できるメリノウールは、まさにうってつけ。ニオイを気にして着替えを増やす必要がないので、荷物の軽量化にもつながります。

もしかしたら今までに、メリノウールのベースレイヤーの使用感に満足できなかった経験がある人もいるかもしれません。一口にメリノウールといっても、品質はいろいろ。羊毛は、同じ羊から摂取したものでも太さにばらつきがあり、肌に触れた時の感覚が大きく違います。Icebreakerが使用しているのは、ウルトラファインあるいはスーパーファインと呼ばれる 17～19ミクロンの繊維だけ。だから、ソフトでふわりとした風合いがあり、極上の着心地を味わうことができます。

「テックライト2 ショートスリーブ ティー」は、メリノウール100%。オールシーズン活躍する、使い勝手のいい薄手のタイプです。化繊とは違う、やさしい肌触りとナチュラルな素材感が魅力。わずかに透け感のある高級感のある表面は、1枚で着ても下着っぽくならず、ベーシックなクルーネックタイプは、どんなコーディネートにも見事に馴染みます。襟開きや袖の長さもほどよく、もっともベーシックで使いやすい形。日本のものよりやや大きめのサイズ感。レイヤリングもしやすくて、使えないシーンが思い当たらないほど便利な1枚。

そして、今あらためてメリノウールに注目すべきもう一つの理由が、自然環境への負荷が小さいこと。天然素材以外をまったく使わない「テックライト2 ショートスリーブ ティー」は、役目を終えた後は生分解されるため、自然界に残り続けて海を汚すようなことはありません。自然から生まれた素材を、できるだけ手を加えずに製品にし、長く使えるよう、さまざまな工夫や努力のもとに生まれた商品を選ぶのは、山や自然を愛する者として、とても大切なことではないでしょうか。

Tシャツとしてはやや価格が高めですが、手に入れて間違いのない品質の高さと、日常からアウトドアまで年間何回着られるかを考えたら、逆に安い買い物にも思えます。お手入れは、洗濯機でOK。洗剤はウール用のものではなく、普段使っている市販の中性や弱アルカリ性の洗剤を使用します。柔軟剤や漂白剤はもちろんNG。低温から中温の水で洗い、乾燥機は使わずに、日かげで吊るすか平らな場所で乾燥させましょう。

一度メリノウールの心地よさを体験したら、きっと離れられなくなるはず。テントのなかでシュラフに潜り込むときも、化繊とメリノでは、快適度がまったく違います。山をきっかけに家のパジャマもメリノウールにする人もいるようですよ。