この10年ほど、ULハイカーやトレイルランナーを中心に、山をサンダルで歩く人の姿を目にする機会が増えてきました。
何も知らない方は「サンダルで山を登ったり、走ったりできるの?」と驚くでしょうが、彼らが履いているサンダルは街履きのものとは全くの別物。山を登ったり、走ったりと、アウトドアで積極的に使うことを前提にデザインされた特別な「アウトドアサンダル」なんです。
アウトドアサンダルを出しているシューズブランドはいくつかありますが、「BEDROCK SANDALS(ベッドロック・サンダル)はアウトドアサンダルを専門に手掛けるカリフォルニア発の会社。中でも、フィールド歩きに特化した「Cairn Adventure Sandals(ケルン・アドベンチャー・サンダル)」は、近年注目されている、素足に近い感覚で履ける「ベアフットシューズ」として、不整地な場所でも履けるサンダルとして登場しました。
今回、「Carin(ケルン)」シリーズがフルリニューアル。より私たち日本人の足元にフィットし、日本の山を歩きやすいモデルへと進化しました。ユーザーのフィードバックを元に改良された、ベッドロックの新しいスタンダードモデルをご紹介します。
その前に、「アウトドアサンダル」とは、どのような特徴があるのかを見ていきましょう。
この商品が含まれる商品グループ
フルリニューアルで日本人の足によりフィット。山を歩ける「アウトドアサンダル」
メキシコの「走る民」がルーツ
※着用イメージ(実際の商品カラーとは異なる場合がございます)
アウトドアサンダルのルーツは、メキシコに暮らす山岳民族タラウマラ族(通称ララムリ)にあります。
日常的に起伏の激しい山中を走って移動することから、彼らは「走る民」と呼ばれています。驚くべきことに、彼らは山中で靴を履きません。古タイヤを切ったゴムに紐を通しただけのシンプルな造りの、「ワラーチ」というサンダルを愛用しているのです。
ワラーチの存在が世間に注目され始めたのは、2000年代に入ってからのこと。ワラーチを履いたララムリの若者たちが、世界的な山岳レースで結果を残し始めたのがきっかけでした。
現代のクッション性の高いシューズとは異なり、ワラーチは薄く、フラットなソールなので、まるで裸足のような感覚で歩けることが特徴です。ララムリが山岳レースで強さを発揮できる理由は、彼らがワラーチを履き続けることによって足が自然と鍛えられ、人間が本来持つ体の機能が最大限に活かせているからだと言われています。
怪我がちだったランナーが履くと、足が鍛えられて怪我をしづらくなることも話題を呼び、以降ワラーチをベースにしたフラットソール構造を持つシューズが続々登場。これらは「ベアフットシューズ」として、急速に市民権を得ていきました。
フィールド歩きに特化させた現代版ワラーチ
「ベッドロック・サンダル」は、元々は川の環境調査をしていた2人の冒険家が、「様々なアウトドアフィールドで活躍する最高のサンダルを作りたい」というヴィジョンのもと、ワラーチをベースにしたサンダルの開発に着手したのがきっかけで始まった会社。山から川、海に街まで、地球上の様々なフィールドでテストを繰り返し、また多くのユーザーからのフィードバックを元に、ワラーチをより履きやすい形へと進化させていきました。
彼らの自信作「ケルンエボサンダル」は、まさに「現代版ワラーチ」と呼ぶにふさわしい仕上がりの一足です。
履き心地の良さと一体感の高さが特徴
「ケルンエボサンダル」は、ワラーチをデザインのベースにしているサンダルの中ではソールが比較的厚く、足とサンダルの一体感が高いことが特徴です。
今回の「Carin(ケルン)」シリーズのリニューアルでは、ソールにはビブラム社との共同開発により実現した、最新素材「XS トレック・エボ・コンパウンド」をアウトソールに採用。新しいアウトソールは、従来のアウトソールよりも優れた耐久性を維持しながらグリップ力を高めています。従来モデルと同じく、深く溝が刻まれた独特の形状が、泥や小石を排除し、地面を的確に掴み前進します。
また、ミッドソールの表面にGranite Grip(グラナイトグリップ)と呼ばれるダイヤモンドパターンを採用することで、汗や水などの逃げ場を作り、肌と接する部分を最小限にとどめて清潔さを確保。確かなクッション性と安定性を兼ね備え、長時間の着用でも快適な履き心地を実現しました。
リニューアルで最も注目すべきポイントとなるのがフットベッド(インソール)の形状。
欧米モデルから、足指ががっちりしていて幅広な日本人の足の特徴に合わせて、フットベッドのつま先部分をワイドな形状に変更しました。
つま先の余裕を確保し、日本人の足にフィットします。また、つま先部分に余裕が生まれることで、安全性と快適性が向上し、足先をグッと広げ、しっかりと大地を掴む事ができます。
フィッティング
「ベッドロック・サンダル」は ストラップに施された3カ所のアジャスターで、フィッティングが細かく調節できるのが特徴です。
まず、甲外側にあるストラップを最大までゆるめ足をいれ、ソール先から5mm前後の位置に足を置きます。
最初に調節するのは踵のアジャスター。
踵にしっかりフィットするようにベルクロで細かい長さを調節します。踵のアジャスターは一度調節したらフィッティングの調整をしたいとき以外、着脱の際などにも外さないようにしましょう。
次に甲部分内側のストラップを調節します。
甲部分内側のストラップは、フックの位置が段階的に調節できるようになっています。ストラップの真ん中んにあるOリングの位置が足の中心になるようにフックの位置を調節します。ただ、Oリングのあたる位置が真ん中だと痛い場合などには、それぞれ好みによって変更してもOKです。
最後に、甲外側のベルトをしっかりフィットするように締めて完成です。
サンダルの着脱の際には、甲外側のベルトを締めたり解放したりして脱ぎ履きをしてください。
今回のリニューアルでは、ソールとウェビングベルトの縫製部分のパーツを変更し、より耐久力を向上させています。縫製箇所に溝を作ることで、縫い糸が岩などに擦れて切れにくいようになっています。縫製の処理もシンプルに美しくなりました。
履き続けることで歩き方が改善されていく
ワラーチやベアフットシューズには興味があるけど、いきなり本格的なタイプを履くのには抵抗がある。「ケルンエボサンダル」は、そんなベアフットエントリー層にも優しいアウトドアサンダルです。
一見、足への負担が大きそうな形状に見えますが、このような形状のシューズやサンダルを履き続けることで、むしろ体のコンディションが良くなった例は数知れず。厚底な靴のクッション性に頼った歩き方ではなく、人間本来の足運びになることで、歩き方や姿勢が改善されていくそうです。
日常生活からトレッキング、ウォーターアクティビティにまで幅広く使えるので、まずはあなたもセカンドシューズとして取り入れ、徐々に体を本来の姿へと整えてみてはいかがでしょうか。
サイズ選びについて
サンダルは基本裸足で着用することや、アッパー素材がないため、いつものサイズ選びと少し異なり、裸足の足長とのバランスが大切になります。こちらのURLで実際のソールの形状がプリントアウトできるので、こちらをプリントアウトして裸足で足を乗せてサイズ選びの参考にしてください。
指先に5mm前後の余裕が残るサイズをお勧めします。
(Men 5 / Women 6) 24.0cm | 幅 9.5cmをダウンロード
(Men 6 / Women 7) 24.9cm | 幅 9.8cmをダウンロード
(Men 7 / Women 8) 25.7cm | 幅 10.0cmをダウンロード
(Men 8 / Women 9) 26.6cm | 幅 10.3cmをダウンロード
(Men 9 / Women 10) 27.4cm | 幅 10.6cmをダウンロード
(Men 10 / Women 11) 28.3cm | 幅 10.9cmをダウンロード
(Men 11 / Women 12) 29.2cm | 幅 11.3cmをダウンロード
商品詳細
ブランド | BEDROCKSANDALS(ベッドロックサンダル) |
名称 | ケルンエボサンダル/UNISEX |
素材 | アッパー:プレミアムポリエステルとナイロンウェビング |
重量 | 7.9オンス(約223g): Men 9 / Women 10 サイズ |
サイズ | グレー: 6/7(24.9cm) 〜 11/12(29.2cm) |
スタック高さ | 14mm、ゼロドロップ |
カラー | Charcoal (グレー) |
備考 | 指先に5mm前後の余裕が残るサイズをお勧めします。 |
フルリニューアルで日本人の足によりフィット。山を歩ける「アウトドアサンダル」
この10年ほど、ULハイカーやトレイルランナーを中心に、山をサンダルで歩く人の姿を目にする機会が増えてきました。
何も知らない方は「サンダルで山を登ったり、走ったりできるの?」と驚くでしょうが、彼らが履いているサンダルは街履きのものとは全くの別物。山を登ったり、走ったりと、アウトドアで積極的に使うことを前提にデザインされた特別な「アウトドアサンダル」なんです。
アウトドアサンダルを出しているシューズブランドはいくつかありますが、「BEDROCK SANDALS(ベッドロック・サンダル)はアウトドアサンダルを専門に手掛けるカリフォルニア発の会社。中でも、フィールド歩きに特化した「Cairn Adventure Sandals(ケルン・アドベンチャー・サンダル)」は、近年注目されている、素足に近い感覚で履ける「ベアフットシューズ」として、不整地な場所でも履けるサンダルとして登場しました。
今回、「Carin(ケルン)」シリーズがフルリニューアル。より私たち日本人の足元にフィットし、日本の山を歩きやすいモデルへと進化しました。ユーザーのフィードバックを元に改良された、ベッドロックの新しいスタンダードモデルをご紹介します。
その前に、「アウトドアサンダル」とは、どのような特徴があるのかを見ていきましょう。
メキシコの「走る民」がルーツ
※着用イメージ(実際の商品カラーとは異なる場合がございます)
アウトドアサンダルのルーツは、メキシコに暮らす山岳民族タラウマラ族(通称ララムリ)にあります。
日常的に起伏の激しい山中を走って移動することから、彼らは「走る民」と呼ばれています。驚くべきことに、彼らは山中で靴を履きません。古タイヤを切ったゴムに紐を通しただけのシンプルな造りの、「ワラーチ」というサンダルを愛用しているのです。
ワラーチの存在が世間に注目され始めたのは、2000年代に入ってからのこと。ワラーチを履いたララムリの若者たちが、世界的な山岳レースで結果を残し始めたのがきっかけでした。
現代のクッション性の高いシューズとは異なり、ワラーチは薄く、フラットなソールなので、まるで裸足のような感覚で歩けることが特徴です。ララムリが山岳レースで強さを発揮できる理由は、彼らがワラーチを履き続けることによって足が自然と鍛えられ、人間が本来持つ体の機能が最大限に活かせているからだと言われています。
怪我がちだったランナーが履くと、足が鍛えられて怪我をしづらくなることも話題を呼び、以降ワラーチをベースにしたフラットソール構造を持つシューズが続々登場。これらは「ベアフットシューズ」として、急速に市民権を得ていきました。
フィールド歩きに特化させた現代版ワラーチ
「ベッドロック・サンダル」は、元々は川の環境調査をしていた2人の冒険家が、「様々なアウトドアフィールドで活躍する最高のサンダルを作りたい」というヴィジョンのもと、ワラーチをベースにしたサンダルの開発に着手したのがきっかけで始まった会社。山から川、海に街まで、地球上の様々なフィールドでテストを繰り返し、また多くのユーザーからのフィードバックを元に、ワラーチをより履きやすい形へと進化させていきました。
彼らの自信作「ケルンエボサンダル」は、まさに「現代版ワラーチ」と呼ぶにふさわしい仕上がりの一足です。
履き心地の良さと一体感の高さが特徴
「ケルンエボサンダル」は、ワラーチをデザインのベースにしているサンダルの中ではソールが比較的厚く、足とサンダルの一体感が高いことが特徴です。
今回の「Carin(ケルン)」シリーズのリニューアルでは、ソールにはビブラム社との共同開発により実現した、最新素材「XS トレック・エボ・コンパウンド」をアウトソールに採用。新しいアウトソールは、従来のアウトソールよりも優れた耐久性を維持しながらグリップ力を高めています。従来モデルと同じく、深く溝が刻まれた独特の形状が、泥や小石を排除し、地面を的確に掴み前進します。
また、ミッドソールの表面にGranite Grip(グラナイトグリップ)と呼ばれるダイヤモンドパターンを採用することで、汗や水などの逃げ場を作り、肌と接する部分を最小限にとどめて清潔さを確保。確かなクッション性と安定性を兼ね備え、長時間の着用でも快適な履き心地を実現しました。
リニューアルで最も注目すべきポイントとなるのがフットベッド(インソール)の形状。
欧米モデルから、足指ががっちりしていて幅広な日本人の足の特徴に合わせて、フットベッドのつま先部分をワイドな形状に変更しました。
つま先の余裕を確保し、日本人の足にフィットします。また、つま先部分に余裕が生まれることで、安全性と快適性が向上し、足先をグッと広げ、しっかりと大地を掴む事ができます。
フィッティング
「ベッドロック・サンダル」は ストラップに施された3カ所のアジャスターで、フィッティングが細かく調節できるのが特徴です。
まず、甲外側にあるストラップを最大までゆるめ足をいれ、ソール先から5mm前後の位置に足を置きます。
最初に調節するのは踵のアジャスター。
踵にしっかりフィットするようにベルクロで細かい長さを調節します。踵のアジャスターは一度調節したらフィッティングの調整をしたいとき以外、着脱の際などにも外さないようにしましょう。
次に甲部分内側のストラップを調節します。
甲部分内側のストラップは、フックの位置が段階的に調節できるようになっています。ストラップの真ん中んにあるOリングの位置が足の中心になるようにフックの位置を調節します。ただ、Oリングのあたる位置が真ん中だと痛い場合などには、それぞれ好みによって変更してもOKです。
最後に、甲外側のベルトをしっかりフィットするように締めて完成です。
サンダルの着脱の際には、甲外側のベルトを締めたり解放したりして脱ぎ履きをしてください。
今回のリニューアルでは、ソールとウェビングベルトの縫製部分のパーツを変更し、より耐久力を向上させています。縫製箇所に溝を作ることで、縫い糸が岩などに擦れて切れにくいようになっています。縫製の処理もシンプルに美しくなりました。
履き続けることで歩き方が改善されていく
ワラーチやベアフットシューズには興味があるけど、いきなり本格的なタイプを履くのには抵抗がある。「ケルンエボサンダル」は、そんなベアフットエントリー層にも優しいアウトドアサンダルです。
一見、足への負担が大きそうな形状に見えますが、このような形状のシューズやサンダルを履き続けることで、むしろ体のコンディションが良くなった例は数知れず。厚底な靴のクッション性に頼った歩き方ではなく、人間本来の足運びになることで、歩き方や姿勢が改善されていくそうです。
日常生活からトレッキング、ウォーターアクティビティにまで幅広く使えるので、まずはあなたもセカンドシューズとして取り入れ、徐々に体を本来の姿へと整えてみてはいかがでしょうか。
サイズ選びについて
サンダルは基本裸足で着用することや、アッパー素材がないため、いつものサイズ選びと少し異なり、裸足の足長とのバランスが大切になります。こちらのURLで実際のソールの形状がプリントアウトできるので、こちらをプリントアウトして裸足で足を乗せてサイズ選びの参考にしてください。
指先に5mm前後の余裕が残るサイズをお勧めします。
(Men 5 / Women 6) 24.0cm | 幅 9.5cmをダウンロード
(Men 6 / Women 7) 24.9cm | 幅 9.8cmをダウンロード
(Men 7 / Women 8) 25.7cm | 幅 10.0cmをダウンロード
(Men 8 / Women 9) 26.6cm | 幅 10.3cmをダウンロード
(Men 9 / Women 10) 27.4cm | 幅 10.6cmをダウンロード
(Men 10 / Women 11) 28.3cm | 幅 10.9cmをダウンロード
(Men 11 / Women 12) 29.2cm | 幅 11.3cmをダウンロード
商品詳細
ブランド | BEDROCKSANDALS(ベッドロックサンダル) |
名称 | ケルンエボサンダル/UNISEX |
素材 | アッパー:プレミアムポリエステルとナイロンウェビング |
重量 | 7.9オンス(約223g): Men 9 / Women 10 サイズ |
サイズ | グレー: 6/7(24.9cm) 〜 11/12(29.2cm) |
スタック高さ | 14mm、ゼロドロップ |
カラー | Charcoal (グレー) |
備考 | 指先に5mm前後の余裕が残るサイズをお勧めします。 |