「YAMAPのユーザーさんと一緒にものづくりがしたい」そんな想いから、年に1度のアニバーサリー企画として、YAMAPオリジナルトレイルカレンダーは生まれました。
このカレンダーに使われている表紙を含む13枚の写真は、YAMAPのユーザーのなかから募集した、3000枚を超える応募作品のなかから選ばれたもの。思い出がつまった写真を、一枚一枚丁寧に確認し、月毎のテーマに沿って選定しています。
どこでも手軽に撮影できるスマートフォンの普及により、山の思い出の写真をわざわざ現像して飾ることも少なくなっているはず。日常のなかでも、山に触れる機会を、そしてちょっとしたワクワクをお届けしたいと思い、暮らしに馴染む「カレンダー」というかたちで誕生しました。
この商品が含まれる商品グループ
YAMAPユーザーと作る「2024トレイルカレンダー」
「卓上タイプ」「壁掛けタイプ」の2種類をご用意
今回ご用意したのは、台座に立てかける卓上タイプと壁掛けタイプの2種類。どちらも表紙と12月分の合計13枚の山の写真を収めています。
昨年、卓上タイプのカレンダーを購入された方で、すでに台座はお持ちという方には、台座なしの卓上カレンダーだけ(卓上リフィル)の購入も可能です。
卓上タイプ
卓上タイプのカレンダーは木製の台座に差し込んで使えるカード型。机やテーブルのうえに置くことで、いつでも山の景色を楽しむことができます。
また、月をまたいで役目を終えた後は、写真部分だけ切り取ってポストカードとして使える仕様になっています。そのまま部屋に飾ってもいいし、大切な人へのお便りとしてお使いください。
壁掛けタイプ
壁掛けタイプは、A4サイズで上部に木製の留め具が付属されています。留め具部分はマグネットで開け閉めできるので、カレンダーのループ部分を通してお使いください。リビングや部屋といった目につく場所に飾っても違和感のない、インテリアに馴染むナチュラルなデザインとなっています。
台座と留め具部分には間伐材を使用
卓上タイプの台座と、壁掛けタイプの留め具には間伐材を使用しており、YAMAPのロゴが刻印されています。
間伐とは、木を裁断し間引くことで森林環境を整え、整備すること。森林の循環機能などを高い水準で維持するために欠かせない作業のひとつです。しかし、間伐される木は生育途中のものが多いため、家屋用の木材としては売り物にしにくく、使い道がほとんどないことが課題とされています。
そんな間伐材を使ってものづくりをしている会社と協業し、今回のカレンダーの台座と留め具を作成しました。また、この間伐材は適切に管理された森林とそこから得られた木材の加工・流通過程を認証するFSC認証を取得した木材です。FSC認証は、世界の多くの自然保護団体や企業から信頼性の高い認証として評価されています。
選ばれた作品と、撮影された時のエピソードを紹介
今回、選ばれた写真は表紙を入れると全部で13枚。どれも眺めるだけで山のシーンに溶け込むような、あたたかい気持ちになる写真ばかりです。どのような想いで撮影されたのか、各月のテーマとともに入選されたYAMAPユーザーのコメントをご紹介します。
表紙:「地球とつながるよろこび」
表紙のテーマはYAMAPのパーパスでもある、『地球とつながるよろこび』。選ばれたのは、meeeesanさんの熊本県・鳥帽子岳から望む阿蘇山の写真です。
■meeeesanさんのコメント
日帰りで終わる予定だった初めての阿蘇山。 しかし、素晴らしい景色に感動して予定を変更し2日連続で登ることに。 2日目早朝、烏帽子岳から見る阿蘇の山々は絶景でした。
1月:「はじまりの時」
一年の始まりである1月は、『はじまりの時』というテーマで写真を募集しました。採用されたのは、まるさんの北アルプス・五竜岳の写真です。
■まるさんのコメント
1泊2日の五竜岳初日は予報外れの雨風で、真夏なのに寒さに震えながらテントを設営。「明日も雨なのかな」と不安を抱え、寝つけない夜。そんな思いのなか、翌日テントから出ると想像を裏切る快晴。五竜岳登頂後、唐松岳への道のりには眩しい日差しが。前日の悪天候が夢だったと思うような1日の始まりに、心を躍らせて稜線を歩きました。
2月:「雪山に魅せられて」
積雪の多い2月は、白銀の世界を楽しむという方も。そこであがったのが『雪山に魅せられて』というテーマ。採用されたのは、ウエさんの八ヶ岳・北横岳の写真です。
■ウエさんのコメント
2月ごろ、北八ヶ岳ロープウェイの駐車場脇から坪庭に向けて歩き始めると、そこには霧氷に包まれた風景が広がっていました。静かでこの上なく純粋な白とブルーの世界。思わず「天国みたいだね」「私たち死んでないよね」と相方と確認し合ったほど美しい風景でした。
3月:「花咲く山で会いましょう」
春の訪れをにわかに感じさせる3月の空気。3月のテーマは『花咲く山で会いましょう』。山肌を覆っていた雪も少しずつ解けはじめ、植物の芽吹きや開花が感じられる頃、春の訪れを意識したテーマが掲げられました。選ばれたのは、___riho.さんによる群馬県・屋敷山の写真。
■___riho.さんからいただいたコメント
もともと花や植物が好きでしたが、登山を始めるまで"ミツマタ"は名前も聞いた事がありませんでした。 何年か前のYAMAP写真コンテストで、選ばれた方の写真がミツマタだったのが知ったきっかけです。 とても綺麗でキラキラと輝いて見えたのをハッキリと覚えています。 それからミツマタについて調べ3月頃に関東でも見れる事を知り、開花したら行こうと楽しみにしていました。 いざ訪れてみると、陽光に照らされ輝いて見えることが分かりました。 少し早い時期に訪れたため蕾(つぼみ)も見る事ができ、蕾もまた美しい事を知りました。 今回カレンダー写真に選んで頂き、その時の思い出がより豊かなものとなりました。 カメラは素人ですが選んで頂き嬉しかったです。
4月:「あなたと過ごす山」
友人や家族・パートナーなど、大切な人と山で過ごす時間はかけがえのないもの。誰かと過ごすからこそ山での思い出も深まります。そこで4月のテーマは『あなたと過ごす山』。親子で登った中田匡俊さんの北アルプス・剱岳の写真が選ばれました。
■中田匡俊さんからいただいたコメント
父と一緒に登山することができた大切な日でした。
5月:「いのちの芽吹く時」
冬が終わり春を迎え、一年のなかでいちばん最初に夏を感じさせてくれる時期が、まさに5月と言えるでしょう。生い茂る新緑の木々が美しく、葉の緑色の奥深さを教えてくれます。テーマもそれにふさわしく、『いのちの芽吹く時』。幻想的な景色を捉えた、ゆかぴぴさんの北八ヶ岳の写真が選ばれました。
■ゆかぴぴさんからいただいたコメント
7月に北八ヶ岳の青苔荘に泊まり、「にゅう」に登った際、白駒池周囲にあるもののけの森付近で撮ったものです。白駒池周辺の苔の森は本当に美しく、精霊が見えたような気がしました。
6月:「雨に打たれて」
しとしと降る雨で気分が落ち込みますが、ときにはハッとするような幻想的な景色を見せてくれることも。そこで6月のテーマは、『雨に打たれて』。まことさんの立山・黒部峡谷の写真が選ばれました。
■まことさんからいただいたコメント
「日本最高所のホテル」に惹かれ、1年前から夫婦で予約を取っていたホテル立山。念願の宿に泊まる旅では、立山連峰の雄山に登ることが大きなハイライトになる予定でした。ところが、登山前夜は嵐に見舞われ、窓を叩く暴風のためほとんど一睡もできずに朝を迎えることに。翌日、なんとか雄山にアタックできないか思案したものの、あまりの視界の悪さに断念せざるを得ませんでした。その代わりに黒部峡谷を訪ね、今回の写真にあるような景色に出会いました。山の天気はいつだって気まぐれ。そんな気まぐれに振り回され、ざわざわしていた気持ちも雨上がりの静かな山を前に静まっていきました。
7月:「上を向いて登ろう」
梅雨が明ければ、夏登山の本格シーズンがはじまります。「どこの山に行こうか」と何ヶ月も前から計画を練ったり、天気図とにらめっこしたりしている登山者が多いのではないでしょうか。7月のテーマは『上を向いて登ろう』。思わず、登山に行きたい!とウズウズしてしまうようなwacky party さんの北アルプス・白馬大池の写真が選ばれました。
■wacky partyさんからいただいたコメント
白馬大池を目の当たりにした第一印象は、池というより湖?というくらい大きく感じました。そしてどこを切り撮っても絶景写真でしたが、レンズを超広角16mmを使用。池、山並み、小屋、人物、そして空を全て贅沢に取り込んだことでダイナミックなスケール感が表現できたのではないでしょうか。撮影者、人物は同一人物の自撮りです。
8月:「私だけの夏物語」
夏山のハイシーズンは、いつもよりちょっと上のレベルの山や憧れの山にチャレンジするのに絶好の機会です。自分のなかの課題や物語をテーマに、8月は『私だけの夏物語』。しゃもにーさんの北アルプス・立山室堂の写真が選ばれました。
■しゃもにーさんからいただいたコメント
立山曼荼羅の山岳信仰に興味があり、夏休みを利用して「試練と憧れ」の剱岳を目指し室堂入りしました。
撮影場所:室堂山荘前の散策路
背景のお山:右から雄山〜大汝〜富士ノ折立〜別山
平安時代から、人々が極楽浄土になぞらえる立山や険しい山容の剱岳の地獄観といった、立山信仰の背景を知りたいと。 撮影日は、どぴーかんで、室堂はお花畑が広がり、まさに極楽でした。翌日は剱岳へのアタックでしたが、天候悪化によるハプニングもあり、自然の力の険しさを実感することとなりました。 反省も多々ありますが、こうして入選頂いたこと、登頂させて頂いたことに感謝です。
9月:「雲上のテント村」
9月、山頂付近の木々が少しずつ色づきはじめる季節です。まだまだ紅葉の本格シーズンとは言えませんが、紅葉登山の準備をするならば9月中が吉と言えます。カレンダーを眺めながら宿泊山行の計画を立てて欲しいと言う願いを込めて、Aoyagiさんの北アルプス・燕岳の写真が選ばれました。
■Aoyagiさんからいただいたコメント
初めての北アルプス・燕岳に登った時に撮影した1枚です。 私は山小屋での宿泊でしたが、テント場を見ると様々な色のテントが。その後ろに映る青空と山々が良いバランスだったため、撮影しました。 この時は、まだテント泊は未経験だったため、来年こそはテントを担いでここに泊まろうと心に決めた事を思い出します。
10月:「山の衣替え」
夏の緑の山から少しずつ変化して、いろとりどりの暖色カラーが映える紅葉の時期。山も寒い季節にむけて冬支度する10月は、『山の衣替え』がテーマ。TKDさんの北アルプス・野口五郎岳から望む、水晶岳の写真が選ばれました。
■TKDさんからいただいたコメント
北アルプス深部を堪能しに行ったらまさかの紅葉真っ盛りのシーズン。水晶岳と辺りを染める黄葉と紅葉が素晴らしいタイミングでした。
11月:「沈みゆく太陽」
11月のテーマは、『沈みゆく太陽』。夕日をテーマにした作品の中から選ばれたのは、shoさんによる、北アルプス・燕岳で撮られた一枚です。山から見る夕日は、遮るものが少なくとても美しいですが、太陽の位置、雲量、湿度、大気中の塵や埃など、気候によるあらゆる条件が必要ということもあり、夕焼けを見れる機会は案外限られています。
■shoさんからいただいたコメント
残雪期の燕岳に登った際の一枚です。山荘での夕食後、ちょうど日の入時刻だったため、外へ出てカメラを構えました。燕岳の特徴的な尖った岩々が夕日に照らされ、キラキラと輝いていました。まさにアルプスの女王という名にふさわしい姿でした。個人的に燕岳は、登山をはじめて最初に登った山であり、登山にハマるきっかけになった山です。また訪れたいと思わせる魅力がこの光景にあると思います。
12月:「天然のプラネタリウム」
12月は『天然のプラネタリウム』。山で夜を過ごす醍醐味といえば、夜の空に広がる満天の星空。日常では味わえない、無数の星の数に圧倒されますよね。美しい星空を写した、ハセさんの燕岳の写真が選ばれました。
■ハセさんからいただいたコメント
前から狙っていた、イルカ岩と天の川を撮りに、北アルプスの燕岳へ。夜は快晴予報でしたが、風が10m予報。 数時間も風の中で撮影できるか心配でしたが、 夕方からナイトハイクで登って、夜通し撮影してました。
QRコードから活動日記にアクセス可能
月毎のカレンダーの裏面には、QRコードが印字されています。QRコードを読み込むと、その画像が撮影された時の活動日記(※)にアクセスすることができます。写真で眺めたその景色を自分の目で観に行くことができるのも、このカレンダーの醍醐味のひとつです。ぜひ採用者の活動日記を参考に、その月の登山計画を立ててみてくださいね。
※アクセスできるのは、公開されている活動日記のみとなります
いつでも山を身近に感じたい。暮らしになじむ、山カレンダー
シンプルで洗練されたカレンダーデザインと、木材のあたたかい温もり。どんなインテリアにもしっくりと馴染むので、自分用にはもちろん、登山好きなご家族やご友人へのプレゼントにも喜ばれます。
カレンダーをめくるたびに、「今月はどこの山に行こう」とわくわくする気持ちになりますよ。
予約注文商品の注意点
「YAMAPオリジナル2024トレイルカレンダー」は2023年11月10日までは予約販売となり、確実に購入いただくことができます。お届けは12月中旬頃、完成次第順次発送となります。
11月10日以降は売り切れ次第終了となります。お届けは12月中旬以降になりますので、ご注文からお届けまでにお時間をいただく旨、あらかじめご了承ください。
商品詳細
ブランド | YAMAP(ヤマップ) |
名称 | YAMAPオリジナル 2024トレイルカレンダー |
カレンダータイプ | 卓上、卓上リフィル、壁掛け |
素材 | 卓上タイプ カレンダー:紙、台座:木(間伐材を使用) |
重量 | 卓上タイプ 103g |
サイズ | 卓上タイプ カレンダー本体:W208mm H100mm、台座:W208mm H13mm D38mm |
原産国 | 日本 |
備考 | 卓上タイプ |
YAMAPユーザーと作る「2024トレイルカレンダー」
「YAMAPのユーザーさんと一緒にものづくりがしたい」そんな想いから、年に1度のアニバーサリー企画として、YAMAPオリジナルトレイルカレンダーは生まれました。
このカレンダーに使われている表紙を含む13枚の写真は、YAMAPのユーザーのなかから募集した、3000枚を超える応募作品のなかから選ばれたもの。思い出がつまった写真を、一枚一枚丁寧に確認し、月毎のテーマに沿って選定しています。
どこでも手軽に撮影できるスマートフォンの普及により、山の思い出の写真をわざわざ現像して飾ることも少なくなっているはず。日常のなかでも、山に触れる機会を、そしてちょっとしたワクワクをお届けしたいと思い、暮らしに馴染む「カレンダー」というかたちで誕生しました。
「卓上タイプ」「壁掛けタイプ」の2種類をご用意
今回ご用意したのは、台座に立てかける卓上タイプと壁掛けタイプの2種類。どちらも表紙と12月分の合計13枚の山の写真を収めています。
昨年、卓上タイプのカレンダーを購入された方で、すでに台座はお持ちという方には、台座なしの卓上カレンダーだけ(卓上リフィル)の購入も可能です。
卓上タイプ
卓上タイプのカレンダーは木製の台座に差し込んで使えるカード型。机やテーブルのうえに置くことで、いつでも山の景色を楽しむことができます。
また、月をまたいで役目を終えた後は、写真部分だけ切り取ってポストカードとして使える仕様になっています。そのまま部屋に飾ってもいいし、大切な人へのお便りとしてお使いください。
壁掛けタイプ
壁掛けタイプは、A4サイズで上部に木製の留め具が付属されています。留め具部分はマグネットで開け閉めできるので、カレンダーのループ部分を通してお使いください。リビングや部屋といった目につく場所に飾っても違和感のない、インテリアに馴染むナチュラルなデザインとなっています。
台座と留め具部分には間伐材を使用
卓上タイプの台座と、壁掛けタイプの留め具には間伐材を使用しており、YAMAPのロゴが刻印されています。
間伐とは、木を裁断し間引くことで森林環境を整え、整備すること。森林の循環機能などを高い水準で維持するために欠かせない作業のひとつです。しかし、間伐される木は生育途中のものが多いため、家屋用の木材としては売り物にしにくく、使い道がほとんどないことが課題とされています。
そんな間伐材を使ってものづくりをしている会社と協業し、今回のカレンダーの台座と留め具を作成しました。また、この間伐材は適切に管理された森林とそこから得られた木材の加工・流通過程を認証するFSC認証を取得した木材です。FSC認証は、世界の多くの自然保護団体や企業から信頼性の高い認証として評価されています。
選ばれた作品と、撮影された時のエピソードを紹介
今回、選ばれた写真は表紙を入れると全部で13枚。どれも眺めるだけで山のシーンに溶け込むような、あたたかい気持ちになる写真ばかりです。どのような想いで撮影されたのか、各月のテーマとともに入選されたYAMAPユーザーのコメントをご紹介します。
表紙:「地球とつながるよろこび」
表紙のテーマはYAMAPのパーパスでもある、『地球とつながるよろこび』。選ばれたのは、meeeesanさんの熊本県・鳥帽子岳から望む阿蘇山の写真です。
■meeeesanさんのコメント
日帰りで終わる予定だった初めての阿蘇山。 しかし、素晴らしい景色に感動して予定を変更し2日連続で登ることに。 2日目早朝、烏帽子岳から見る阿蘇の山々は絶景でした。
1月:「はじまりの時」
一年の始まりである1月は、『はじまりの時』というテーマで写真を募集しました。採用されたのは、まるさんの北アルプス・五竜岳の写真です。
■まるさんのコメント
1泊2日の五竜岳初日は予報外れの雨風で、真夏なのに寒さに震えながらテントを設営。「明日も雨なのかな」と不安を抱え、寝つけない夜。そんな思いのなか、翌日テントから出ると想像を裏切る快晴。五竜岳登頂後、唐松岳への道のりには眩しい日差しが。前日の悪天候が夢だったと思うような1日の始まりに、心を躍らせて稜線を歩きました。
2月:「雪山に魅せられて」
積雪の多い2月は、白銀の世界を楽しむという方も。そこであがったのが『雪山に魅せられて』というテーマ。採用されたのは、ウエさんの八ヶ岳・北横岳の写真です。
■ウエさんのコメント
2月ごろ、北八ヶ岳ロープウェイの駐車場脇から坪庭に向けて歩き始めると、そこには霧氷に包まれた風景が広がっていました。静かでこの上なく純粋な白とブルーの世界。思わず「天国みたいだね」「私たち死んでないよね」と相方と確認し合ったほど美しい風景でした。
3月:「花咲く山で会いましょう」
春の訪れをにわかに感じさせる3月の空気。3月のテーマは『花咲く山で会いましょう』。山肌を覆っていた雪も少しずつ解けはじめ、植物の芽吹きや開花が感じられる頃、春の訪れを意識したテーマが掲げられました。選ばれたのは、___riho.さんによる群馬県・屋敷山の写真。
■___riho.さんからいただいたコメント
もともと花や植物が好きでしたが、登山を始めるまで"ミツマタ"は名前も聞いた事がありませんでした。 何年か前のYAMAP写真コンテストで、選ばれた方の写真がミツマタだったのが知ったきっかけです。 とても綺麗でキラキラと輝いて見えたのをハッキリと覚えています。 それからミツマタについて調べ3月頃に関東でも見れる事を知り、開花したら行こうと楽しみにしていました。 いざ訪れてみると、陽光に照らされ輝いて見えることが分かりました。 少し早い時期に訪れたため蕾(つぼみ)も見る事ができ、蕾もまた美しい事を知りました。 今回カレンダー写真に選んで頂き、その時の思い出がより豊かなものとなりました。 カメラは素人ですが選んで頂き嬉しかったです。
4月:「あなたと過ごす山」
友人や家族・パートナーなど、大切な人と山で過ごす時間はかけがえのないもの。誰かと過ごすからこそ山での思い出も深まります。そこで4月のテーマは『あなたと過ごす山』。親子で登った中田匡俊さんの北アルプス・剱岳の写真が選ばれました。
■中田匡俊さんからいただいたコメント
父と一緒に登山することができた大切な日でした。
5月:「いのちの芽吹く時」
冬が終わり春を迎え、一年のなかでいちばん最初に夏を感じさせてくれる時期が、まさに5月と言えるでしょう。生い茂る新緑の木々が美しく、葉の緑色の奥深さを教えてくれます。テーマもそれにふさわしく、『いのちの芽吹く時』。幻想的な景色を捉えた、ゆかぴぴさんの北八ヶ岳の写真が選ばれました。
■ゆかぴぴさんからいただいたコメント
7月に北八ヶ岳の青苔荘に泊まり、「にゅう」に登った際、白駒池周囲にあるもののけの森付近で撮ったものです。白駒池周辺の苔の森は本当に美しく、精霊が見えたような気がしました。
6月:「雨に打たれて」
しとしと降る雨で気分が落ち込みますが、ときにはハッとするような幻想的な景色を見せてくれることも。そこで6月のテーマは、『雨に打たれて』。まことさんの立山・黒部峡谷の写真が選ばれました。
■まことさんからいただいたコメント
「日本最高所のホテル」に惹かれ、1年前から夫婦で予約を取っていたホテル立山。念願の宿に泊まる旅では、立山連峰の雄山に登ることが大きなハイライトになる予定でした。ところが、登山前夜は嵐に見舞われ、窓を叩く暴風のためほとんど一睡もできずに朝を迎えることに。翌日、なんとか雄山にアタックできないか思案したものの、あまりの視界の悪さに断念せざるを得ませんでした。その代わりに黒部峡谷を訪ね、今回の写真にあるような景色に出会いました。山の天気はいつだって気まぐれ。そんな気まぐれに振り回され、ざわざわしていた気持ちも雨上がりの静かな山を前に静まっていきました。
7月:「上を向いて登ろう」
梅雨が明ければ、夏登山の本格シーズンがはじまります。「どこの山に行こうか」と何ヶ月も前から計画を練ったり、天気図とにらめっこしたりしている登山者が多いのではないでしょうか。7月のテーマは『上を向いて登ろう』。思わず、登山に行きたい!とウズウズしてしまうようなwacky party さんの北アルプス・白馬大池の写真が選ばれました。
■wacky partyさんからいただいたコメント
白馬大池を目の当たりにした第一印象は、池というより湖?というくらい大きく感じました。そしてどこを切り撮っても絶景写真でしたが、レンズを超広角16mmを使用。池、山並み、小屋、人物、そして空を全て贅沢に取り込んだことでダイナミックなスケール感が表現できたのではないでしょうか。撮影者、人物は同一人物の自撮りです。
8月:「私だけの夏物語」
夏山のハイシーズンは、いつもよりちょっと上のレベルの山や憧れの山にチャレンジするのに絶好の機会です。自分のなかの課題や物語をテーマに、8月は『私だけの夏物語』。しゃもにーさんの北アルプス・立山室堂の写真が選ばれました。
■しゃもにーさんからいただいたコメント
立山曼荼羅の山岳信仰に興味があり、夏休みを利用して「試練と憧れ」の剱岳を目指し室堂入りしました。
撮影場所:室堂山荘前の散策路
背景のお山:右から雄山〜大汝〜富士ノ折立〜別山
平安時代から、人々が極楽浄土になぞらえる立山や険しい山容の剱岳の地獄観といった、立山信仰の背景を知りたいと。 撮影日は、どぴーかんで、室堂はお花畑が広がり、まさに極楽でした。翌日は剱岳へのアタックでしたが、天候悪化によるハプニングもあり、自然の力の険しさを実感することとなりました。 反省も多々ありますが、こうして入選頂いたこと、登頂させて頂いたことに感謝です。
9月:「雲上のテント村」
9月、山頂付近の木々が少しずつ色づきはじめる季節です。まだまだ紅葉の本格シーズンとは言えませんが、紅葉登山の準備をするならば9月中が吉と言えます。カレンダーを眺めながら宿泊山行の計画を立てて欲しいと言う願いを込めて、Aoyagiさんの北アルプス・燕岳の写真が選ばれました。
■Aoyagiさんからいただいたコメント
初めての北アルプス・燕岳に登った時に撮影した1枚です。 私は山小屋での宿泊でしたが、テント場を見ると様々な色のテントが。その後ろに映る青空と山々が良いバランスだったため、撮影しました。 この時は、まだテント泊は未経験だったため、来年こそはテントを担いでここに泊まろうと心に決めた事を思い出します。
10月:「山の衣替え」
夏の緑の山から少しずつ変化して、いろとりどりの暖色カラーが映える紅葉の時期。山も寒い季節にむけて冬支度する10月は、『山の衣替え』がテーマ。TKDさんの北アルプス・野口五郎岳から望む、水晶岳の写真が選ばれました。
■TKDさんからいただいたコメント
北アルプス深部を堪能しに行ったらまさかの紅葉真っ盛りのシーズン。水晶岳と辺りを染める黄葉と紅葉が素晴らしいタイミングでした。
11月:「沈みゆく太陽」
11月のテーマは、『沈みゆく太陽』。夕日をテーマにした作品の中から選ばれたのは、shoさんによる、北アルプス・燕岳で撮られた一枚です。山から見る夕日は、遮るものが少なくとても美しいですが、太陽の位置、雲量、湿度、大気中の塵や埃など、気候によるあらゆる条件が必要ということもあり、夕焼けを見れる機会は案外限られています。
■shoさんからいただいたコメント
残雪期の燕岳に登った際の一枚です。山荘での夕食後、ちょうど日の入時刻だったため、外へ出てカメラを構えました。燕岳の特徴的な尖った岩々が夕日に照らされ、キラキラと輝いていました。まさにアルプスの女王という名にふさわしい姿でした。個人的に燕岳は、登山をはじめて最初に登った山であり、登山にハマるきっかけになった山です。また訪れたいと思わせる魅力がこの光景にあると思います。
12月:「天然のプラネタリウム」
12月は『天然のプラネタリウム』。山で夜を過ごす醍醐味といえば、夜の空に広がる満天の星空。日常では味わえない、無数の星の数に圧倒されますよね。美しい星空を写した、ハセさんの燕岳の写真が選ばれました。
■ハセさんからいただいたコメント
前から狙っていた、イルカ岩と天の川を撮りに、北アルプスの燕岳へ。夜は快晴予報でしたが、風が10m予報。 数時間も風の中で撮影できるか心配でしたが、 夕方からナイトハイクで登って、夜通し撮影してました。
QRコードから活動日記にアクセス可能
月毎のカレンダーの裏面には、QRコードが印字されています。QRコードを読み込むと、その画像が撮影された時の活動日記(※)にアクセスすることができます。写真で眺めたその景色を自分の目で観に行くことができるのも、このカレンダーの醍醐味のひとつです。ぜひ採用者の活動日記を参考に、その月の登山計画を立ててみてくださいね。
※アクセスできるのは、公開されている活動日記のみとなります
いつでも山を身近に感じたい。暮らしになじむ、山カレンダー
シンプルで洗練されたカレンダーデザインと、木材のあたたかい温もり。どんなインテリアにもしっくりと馴染むので、自分用にはもちろん、登山好きなご家族やご友人へのプレゼントにも喜ばれます。
カレンダーをめくるたびに、「今月はどこの山に行こう」とわくわくする気持ちになりますよ。
予約注文商品の注意点
「YAMAPオリジナル2024トレイルカレンダー」は2023年11月10日までは予約販売となり、確実に購入いただくことができます。お届けは12月中旬頃、完成次第順次発送となります。
11月10日以降は売り切れ次第終了となります。お届けは12月中旬以降になりますので、ご注文からお届けまでにお時間をいただく旨、あらかじめご了承ください。
商品詳細
ブランド | YAMAP(ヤマップ) |
名称 | YAMAPオリジナル 2024トレイルカレンダー |
カレンダータイプ | 卓上、卓上リフィル、壁掛け |
素材 | 卓上タイプ カレンダー:紙、台座:木(間伐材を使用) |
重量 | 卓上タイプ 103g |
サイズ | 卓上タイプ カレンダー本体:W208mm H100mm、台座:W208mm H13mm D38mm |
原産国 | 日本 |
備考 | 卓上タイプ |