登山やハイキングなど、長い時間歩き続けるシーンでは、日常生活とは比べものにならないほど大きな負担が足にかかります。だからこそ、シューズやインソールの良し悪しが、パフォーマンスや快適性に与える影響は、とても大きなもの。日常生活では、さほど需要が高くないインソールが、YAMAP STOREの人気商品となっていることからも、その違いを多くの方が実感していることがわかります。
ただ、そのシューズやインソールの機能を充分に発揮させるために、必要なもう一つの重要なアイテムがあります。それが「ソックス」。肌に直接触れる足元のベースレイヤーでありながら、ギアとしての機能性も求められるという役割の大きさに比べて、存在感はやや控えめ。数ある登山ウェアや小物のなかでも、つい後回しにされがちな存在なのかもしれません。
そんなソックスの重要性に改めて着目し、YAMAPが日本の靴下工場と協業して、オリジナルのソックスを作りました。どんなに高価なシューズも、高機能なインソールも、その中に履くソックスによっては、せっかくの機能が台無しになってしまいかねません。ソックスはただのシューズと足との緩衝材でも、汗取り目的の物でもないこと、そして、よいソックスが登山者にどんなメリットをもたらすのかを、このソックスが確実にみなさんに伝えてくれることでしょう。
この商品が含まれる商品グループ
シューズやインソールの効果を充分に発揮させる、内も外も滑らない足袋型ソックス
洗い替えに、プレゼントに。ちょっぴりお得な4足セット
こちらで紹介するのは、単品でお買いいただくよりちょっぴりお得な4足セット。「トレイルソックス タビ ショート 4点セット」では、通常4点購入10,560円のところ、10,000円と、560円お得に購入できます。
靴下の洗い替えに、プレゼントに。山仲間と、色違いのソックスを履いてグループ登山を楽しむのもいいですね。
縦走登山の着替えと一緒に、長期のトレイル旅行などにお持ちいただくのにもぴったりな4足セットです。
足本来の機能を引き出す「足袋」の力
最大の特徴はその形。日本人のDNAに響く、足袋スタイルです。
アウトドアシーンでも人気のトング型のサンダルを履くときに、ソックスを無理やり伸ばして履く必要がないのはもちろんですが、もちろんそのためだけに、足袋型のソックスを作ったわけではありません。
親指が独立した足袋型は、指を広げて地面を掴むような動きができるため、踏ん張りが効いた安定感のある歩行ができるのが特徴。そのような歩行をすることで、足の筋肉が自然と鍛えられ、外反母趾の予防にも効果的だとされています。さらに、足指をしっかり使った正しい姿勢で歩行をすることで、体の重心が中心にくるよう改善されて、姿勢がよくなる効果もあり。昔の人が、今なら電車や車で移動するような距離を歩き通せたのは、鼻緒のある下駄や草履を、日常から履いていたからだというのもうなずけます。
登山に特化した靴下工場のノウハウが決め手
日本の伝統を受け継ぐ足袋スタイルのノウハウを提供してくれたのは、奈良県にある高機能靴下を専門に作る靴下工場「西垣靴下」。創業以来37年にわたり高機能靴下の開発を続け、多くの特許技術を取得した靴下工場が、YAMAPオリジナル トレイルソックス タビの開発に大きな力を貸してくれました。
「タビ」の形はひと目でわかるほど特徴的ですが、この商品の実力はそれだけにとどまりません。足袋が持つ本来の機能に加え、ほかにも登山に有効ないくつもの特徴を備えた「登山特化型」のソックスなのです。というのも、西垣靴下の社長がもともと山好きで、登山のための製品開発を長年続けてきた実績があるから。山と靴下を知り尽くした工場だからこそのノウハウが、この小さなソックスのなかに詰まっているのです。
クロステーピング構造によるアーチサポート
人間の足裏には、親指、小指のつけ根とかかとの中心を結ぶ3本の線が作るアーチが存在します。アーチによって足裏と地面との間に空間ができ、それがサスペンションのように着地の際に起きる衝撃を和らげて、ひざや腰、体全体への影響を緩和する役割を果たします。
ところが、長時間歩いて疲労が重なると、このアーチが緩んで土踏まずが下がり、着地による衝撃を吸収できなくなってしまいます。こうなると、疲労感が増すばかりでなく、ひざや腰への負担が増して、痛みや故障を引き起こしかねません。
これを解消するための方法として、テーピングが効果的なのですが、正しいテーピングには技術も手間も必要。そこで威力を発揮するのが、履くだけで手軽に同様の効果が得られる、クロスエイトテーピング構造です。
特殊な技術で編み目の強度や方向を自在に変えることで、アーチをサポートする仕組み。足裏、両サイドに縦方向に配された強度の強い編み目が、キュッと足裏を掴むようにアーチを支え、足首部分にクロス状に見える編み目が、足首のねじれを抑制。3本のアーチを縦横からサポートして、プロに施されたテーピングのような効果を発揮で、足への負担を軽減します。
かかとのずれを防ぐヒールロック構造
かかとの上にあたる部分には、ズレや脱げを防止するロック機能を搭載。硬くフィット感の高いシューズを履いて傾斜のある場所を歩く登山では、歩行中にかかとの抜けが気になったり、着脱の際に靴に引っかかってソックスにズレやヨレが生じることがありますが、かかとのふくらみを包み込むようにロックする機能があるので、その心配もありません。
編み込む滑り止めで、外側だけでなく内側も滑らない!
ジャストサイズのシューズを選んでいても、足型との相性やその日のコンディションによって、シューズの中でソックスが滑る感覚を持つことがあります。ほんの少しのズレも、長時間続くと足に余計な負担を与え、疲労を増やし、靴擦れの原因にもなります。
それを防ぐために、表面にシリコンプリントの滑り止め加工がされたソックスもありますが、それでは靴下と靴のフィット感は確保できても、足と靴下の間の滑りは解消できません。もちろんインソールを入れている場合も同じ。必要なのは内側、つまり足とソックスも、ズレないことなのです。
そこで考えられたのが、西垣靴下の特徴である、細いゴム糸を靴下に直接編み込む滑り止めの手法。見た目にはさほど変化がないようですが、足指の付け根部分とかかとにゴム糸を織り込むことで、靴下の表と内側の両方に滑り止め効果を発揮。足、靴下、インソールやシューズのどれもがフィットして、滑らない状態を作ることができます。
ゴムが直接肌に触れると聞くと、肌触りやムレなどが気になるイメージがありますが、実際に履いてみるとゴムの感覚はまったくなし。長時間履いていても、べた付きなどを感じることのない快適に履き続けることができます。シューズと足の動きにわずかなブレを感じることもなく、シューズ内でソックスがたるむことも、シワがよることもありません。
吸水速乾の履き心地と優れた耐久性
メインに使われているのは、綿50%、ポリエステル50%の混紡素材で、中空糸を使用しています。中空糸とは文字通り繊維の中央が空洞になった加工糸で、軽量で速乾性が高いのが特徴。綿素材の吸水性の高さと、ポリエステルの速乾性の高さと相まって、ムレやべたつきのない快適な履き心地を得ることができます。空気をたくさん取り込めるため、保温性が高く肌触りもソフト。心地よく安心感のある肌触りです。
さらに、裏糸には、消臭効果のある素材が練り込まれた「ライクラ®️」と呼ばれる特殊な加工糸を使用。汗のニオイのもととなるアンモニア、酢酸、イソ吉草酸の各臭気を繊維の中に吸収するだけではなく、加齢臭の原因物質とされるノネナールも吸収。臭いを抑え、洗濯を繰り返しても効果が持続されます。
登山用のソックスというとウールを使用したものも多いのですが、素材の価格が高く、耐久性が劣るのが弱点。雪山登山や長期の縦走でなければ、丈夫でガンガン洗え、吸水性や肌触りもいい綿混素材のメリットが大きいでしょう。
クッション性や耐久性を考えた素材の配置
つま先とかかと部分は、パイル編みでボリュームをアップ。下りで衝撃を受けやすいつま先や、歩行時の衝撃を受けやすいかかとのクッション性を高めています。さらに、摩擦の多い部分にはナイロンの補強糸を使用しているので、かかとが薄く擦り減ったり、指の当たる部分に穴が開いたりするのを防止。1度はいただけでかかとに毛玉ができるなどという心配とは無縁。
その箇所ごとに、適した素材や編み方を細かく使い分けた緻密な設計。高機能靴下を作り続けてきた専門工場だからこその技術が、小さな面積にたっぷりと詰め込まれているのがわかります。
指付きソックス入門者にもおすすめ
長さは、ハイカットやミドルカットのシューズにも使える、少し長めの丈。足首から上の部分も程よいフィット感があり、ズレ落ちやシューズのタンとの干渉もありません。
登山やハイキングはもちろん、旅行などで長く歩くとき、近場のジョギングやジムなどの、体を動かすシーンにも幅広く使用可能。外反母趾が気になるという人は、普段の生活に取り入れてみてもいいかもしれません。
切り替えカラーもオシャレで、全色欲しくなるカラー展開も魅力。なによりも、抜群のフィット感とサポート感は、一度使うとクセになること間違いなし。
同じように足指を自由に使えるものとして、最近は5本指ソックスの愛用者も増えているようですが、着脱がどうしても少し面倒。慣れないと、指の間に物が挟まっている感覚に、違和感があるという人もいるようです。そんな方には、この足袋型がおすすめ。普通のソックスとあまり変わらない感覚で使えるので、足で地面を掴むように歩く感覚を体験するのにも、ちょうどいい選択です。
山をあしらったパッケージも可愛く、自分用にはもちろん、ギフトにもぴったりなアイテムです。
日本には奈良県を代表とした、多くの靴下の産地がありますが、アウトドアショップの店頭に並ぶソックスには、なぜか海外ブランドの製品が目立ちます。でも、山好きな社長が、地道に培ってきた技術が生んだ、登山に特化したソックスが、日本にもありました。それを多くの人に知ってほしいというのも、YAMAPがオリジナルソックスを作った動機のひとつです。
サポート機能が高いため、普段履いている靴下よりもはきにくく、締め付け感があります。着用はテーピングの位置を合わせる感覚で、ていねいに履いてください。普通のソックスと比べて締め付け感が高いため、就寝時の着用や、2枚重ねての着用はお避けください。サイズ選びに迷ったら、大きめを選んでください。
同じ素材、機能で、くるぶし丈の「トレイルソックス タビ ショート」もあり。アプローチシューズやスニーカーなど、ローカットのシューズと合わせるならこちらもおすすめ。
さらなる疲労軽減や安定感アップの効果が得られる、YAMAP別注インソール とも相性抜群です。
手に入れたら、まずは家の中で履いてフローリングの上を歩いてみてください。糸に縫いこまれた滑り止めゴムの効果を、実感していただけると思います。たかがソックス、されどソックス。この小さなアイテムが、あなたの登山の悩みを解消してくれる、大きな存在になるかもしれません。
商品詳細
ブランド | YAMAP(ヤマップ) |
名称 | トレイルソックス タビ ミドル 4色セット/UNISEX |
素材 | ポリエステル、綿、ナイロン、ポリウレタン |
サイズ | S(23-25cm) / M(25-27cm) / L(27-29cm) 丈の長さ:S,Mサイズ13cm / Lサイズ15cm |
カラー | Grey(グレー)、Navy(ネイビー)、Khaki(カーキ)、Brown(ブラウン) |
原産国 | 日本 |
備考 | ・洗剤は中性洗剤を使用してください。 |
購入前にお伝えしておきたいこと
おかげさまで2023年の販売以来「トレイルソックス タビ」は、多くの方にご愛用いただいています。商品に関するご感想も多くお寄せいただきました。
今までに寄せられたご感想を踏まえ、これからご購入を検討されている方にあらかじめお伝えしておきたいことを下記にまとめました。
ぜひご一読ください。
①「トレイルソックス タビ」は、足先をタビの形状に編み上げる都合上、「親指付け根部外側」「小指付け根部外側」に、どうしても小さな縫い目の玉ができてしまいます。
大半の方にとっては違和感を感じるものではありませんが、「足先の幅が広い方」「足先が細い靴をご利用の方」「足の皮膚が敏感な方」は、玉が指の付け根に当たって違和感を感じる場合があります。
②足裏のアーチ構造を補助するクロスエイトテーピング構造を採用しているため、一般的な靴下よりも締め付けを強く感じます。
③生地は中肉厚であり、登山用の靴下としてはやや薄く感じられるかもしれません。
負荷がかかりやすい指先部分とかかと部分の生地を厚くすることで、一般的な登山用靴下としてのクッション性能をしっかりと備えていますのでご安心ください。
✳︎
最後に、これまでに商品に関するご感想をお寄せくださった皆さんに改めて御礼申し上げます。
靴下のメンテナンスについて
シューズやインソールの効果を充分に発揮させる、内も外も滑らない足袋型ソックス
登山やハイキングなど、長い時間歩き続けるシーンでは、日常生活とは比べものにならないほど大きな負担が足にかかります。だからこそ、シューズやインソールの良し悪しが、パフォーマンスや快適性に与える影響は、とても大きなもの。日常生活では、さほど需要が高くないインソールが、YAMAP STOREの人気商品となっていることからも、その違いを多くの方が実感していることがわかります。
ただ、そのシューズやインソールの機能を充分に発揮させるために、必要なもう一つの重要なアイテムがあります。それが「ソックス」。肌に直接触れる足元のベースレイヤーでありながら、ギアとしての機能性も求められるという役割の大きさに比べて、存在感はやや控えめ。数ある登山ウェアや小物のなかでも、つい後回しにされがちな存在なのかもしれません。
そんなソックスの重要性に改めて着目し、YAMAPが日本の靴下工場と協業して、オリジナルのソックスを作りました。どんなに高価なシューズも、高機能なインソールも、その中に履くソックスによっては、せっかくの機能が台無しになってしまいかねません。ソックスはただのシューズと足との緩衝材でも、汗取り目的の物でもないこと、そして、よいソックスが登山者にどんなメリットをもたらすのかを、このソックスが確実にみなさんに伝えてくれることでしょう。
洗い替えに、プレゼントに。ちょっぴりお得な4足セット
こちらで紹介するのは、単品でお買いいただくよりちょっぴりお得な4足セット。「トレイルソックス タビ ショート 4点セット」では、通常4点購入10,560円のところ、10,000円と、560円お得に購入できます。
靴下の洗い替えに、プレゼントに。山仲間と、色違いのソックスを履いてグループ登山を楽しむのもいいですね。
縦走登山の着替えと一緒に、長期のトレイル旅行などにお持ちいただくのにもぴったりな4足セットです。
足本来の機能を引き出す「足袋」の力
最大の特徴はその形。日本人のDNAに響く、足袋スタイルです。
アウトドアシーンでも人気のトング型のサンダルを履くときに、ソックスを無理やり伸ばして履く必要がないのはもちろんですが、もちろんそのためだけに、足袋型のソックスを作ったわけではありません。
親指が独立した足袋型は、指を広げて地面を掴むような動きができるため、踏ん張りが効いた安定感のある歩行ができるのが特徴。そのような歩行をすることで、足の筋肉が自然と鍛えられ、外反母趾の予防にも効果的だとされています。さらに、足指をしっかり使った正しい姿勢で歩行をすることで、体の重心が中心にくるよう改善されて、姿勢がよくなる効果もあり。昔の人が、今なら電車や車で移動するような距離を歩き通せたのは、鼻緒のある下駄や草履を、日常から履いていたからだというのもうなずけます。
登山に特化した靴下工場のノウハウが決め手
日本の伝統を受け継ぐ足袋スタイルのノウハウを提供してくれたのは、奈良県にある高機能靴下を専門に作る靴下工場「西垣靴下」。創業以来37年にわたり高機能靴下の開発を続け、多くの特許技術を取得した靴下工場が、YAMAPオリジナル トレイルソックス タビの開発に大きな力を貸してくれました。
「タビ」の形はひと目でわかるほど特徴的ですが、この商品の実力はそれだけにとどまりません。足袋が持つ本来の機能に加え、ほかにも登山に有効ないくつもの特徴を備えた「登山特化型」のソックスなのです。というのも、西垣靴下の社長がもともと山好きで、登山のための製品開発を長年続けてきた実績があるから。山と靴下を知り尽くした工場だからこそのノウハウが、この小さなソックスのなかに詰まっているのです。
クロステーピング構造によるアーチサポート
人間の足裏には、親指、小指のつけ根とかかとの中心を結ぶ3本の線が作るアーチが存在します。アーチによって足裏と地面との間に空間ができ、それがサスペンションのように着地の際に起きる衝撃を和らげて、ひざや腰、体全体への影響を緩和する役割を果たします。
ところが、長時間歩いて疲労が重なると、このアーチが緩んで土踏まずが下がり、着地による衝撃を吸収できなくなってしまいます。こうなると、疲労感が増すばかりでなく、ひざや腰への負担が増して、痛みや故障を引き起こしかねません。
これを解消するための方法として、テーピングが効果的なのですが、正しいテーピングには技術も手間も必要。そこで威力を発揮するのが、履くだけで手軽に同様の効果が得られる、クロスエイトテーピング構造です。
特殊な技術で編み目の強度や方向を自在に変えることで、アーチをサポートする仕組み。足裏、両サイドに縦方向に配された強度の強い編み目が、キュッと足裏を掴むようにアーチを支え、足首部分にクロス状に見える編み目が、足首のねじれを抑制。3本のアーチを縦横からサポートして、プロに施されたテーピングのような効果を発揮で、足への負担を軽減します。
かかとのずれを防ぐヒールロック構造
かかとの上にあたる部分には、ズレや脱げを防止するロック機能を搭載。硬くフィット感の高いシューズを履いて傾斜のある場所を歩く登山では、歩行中にかかとの抜けが気になったり、着脱の際に靴に引っかかってソックスにズレやヨレが生じることがありますが、かかとのふくらみを包み込むようにロックする機能があるので、その心配もありません。
編み込む滑り止めで、外側だけでなく内側も滑らない!
ジャストサイズのシューズを選んでいても、足型との相性やその日のコンディションによって、シューズの中でソックスが滑る感覚を持つことがあります。ほんの少しのズレも、長時間続くと足に余計な負担を与え、疲労を増やし、靴擦れの原因にもなります。
それを防ぐために、表面にシリコンプリントの滑り止め加工がされたソックスもありますが、それでは靴下と靴のフィット感は確保できても、足と靴下の間の滑りは解消できません。もちろんインソールを入れている場合も同じ。必要なのは内側、つまり足とソックスも、ズレないことなのです。
そこで考えられたのが、西垣靴下の特徴である、細いゴム糸を靴下に直接編み込む滑り止めの手法。見た目にはさほど変化がないようですが、足指の付け根部分とかかとにゴム糸を織り込むことで、靴下の表と内側の両方に滑り止め効果を発揮。足、靴下、インソールやシューズのどれもがフィットして、滑らない状態を作ることができます。
ゴムが直接肌に触れると聞くと、肌触りやムレなどが気になるイメージがありますが、実際に履いてみるとゴムの感覚はまったくなし。長時間履いていても、べた付きなどを感じることのない快適に履き続けることができます。シューズと足の動きにわずかなブレを感じることもなく、シューズ内でソックスがたるむことも、シワがよることもありません。
吸水速乾の履き心地と優れた耐久性
メインに使われているのは、綿50%、ポリエステル50%の混紡素材で、中空糸を使用しています。中空糸とは文字通り繊維の中央が空洞になった加工糸で、軽量で速乾性が高いのが特徴。綿素材の吸水性の高さと、ポリエステルの速乾性の高さと相まって、ムレやべたつきのない快適な履き心地を得ることができます。空気をたくさん取り込めるため、保温性が高く肌触りもソフト。心地よく安心感のある肌触りです。
さらに、裏糸には、消臭効果のある素材が練り込まれた「ライクラ®️」と呼ばれる特殊な加工糸を使用。汗のニオイのもととなるアンモニア、酢酸、イソ吉草酸の各臭気を繊維の中に吸収するだけではなく、加齢臭の原因物質とされるノネナールも吸収。臭いを抑え、洗濯を繰り返しても効果が持続されます。
登山用のソックスというとウールを使用したものも多いのですが、素材の価格が高く、耐久性が劣るのが弱点。雪山登山や長期の縦走でなければ、丈夫でガンガン洗え、吸水性や肌触りもいい綿混素材のメリットが大きいでしょう。
クッション性や耐久性を考えた素材の配置
つま先とかかと部分は、パイル編みでボリュームをアップ。下りで衝撃を受けやすいつま先や、歩行時の衝撃を受けやすいかかとのクッション性を高めています。さらに、摩擦の多い部分にはナイロンの補強糸を使用しているので、かかとが薄く擦り減ったり、指の当たる部分に穴が開いたりするのを防止。1度はいただけでかかとに毛玉ができるなどという心配とは無縁。
その箇所ごとに、適した素材や編み方を細かく使い分けた緻密な設計。高機能靴下を作り続けてきた専門工場だからこその技術が、小さな面積にたっぷりと詰め込まれているのがわかります。
指付きソックス入門者にもおすすめ
長さは、ハイカットやミドルカットのシューズにも使える、少し長めの丈。足首から上の部分も程よいフィット感があり、ズレ落ちやシューズのタンとの干渉もありません。
登山やハイキングはもちろん、旅行などで長く歩くとき、近場のジョギングやジムなどの、体を動かすシーンにも幅広く使用可能。外反母趾が気になるという人は、普段の生活に取り入れてみてもいいかもしれません。
切り替えカラーもオシャレで、全色欲しくなるカラー展開も魅力。なによりも、抜群のフィット感とサポート感は、一度使うとクセになること間違いなし。
同じように足指を自由に使えるものとして、最近は5本指ソックスの愛用者も増えているようですが、着脱がどうしても少し面倒。慣れないと、指の間に物が挟まっている感覚に、違和感があるという人もいるようです。そんな方には、この足袋型がおすすめ。普通のソックスとあまり変わらない感覚で使えるので、足で地面を掴むように歩く感覚を体験するのにも、ちょうどいい選択です。
山をあしらったパッケージも可愛く、自分用にはもちろん、ギフトにもぴったりなアイテムです。
日本には奈良県を代表とした、多くの靴下の産地がありますが、アウトドアショップの店頭に並ぶソックスには、なぜか海外ブランドの製品が目立ちます。でも、山好きな社長が、地道に培ってきた技術が生んだ、登山に特化したソックスが、日本にもありました。それを多くの人に知ってほしいというのも、YAMAPがオリジナルソックスを作った動機のひとつです。
サポート機能が高いため、普段履いている靴下よりもはきにくく、締め付け感があります。着用はテーピングの位置を合わせる感覚で、ていねいに履いてください。普通のソックスと比べて締め付け感が高いため、就寝時の着用や、2枚重ねての着用はお避けください。サイズ選びに迷ったら、大きめを選んでください。
同じ素材、機能で、くるぶし丈の「トレイルソックス タビ ショート」もあり。アプローチシューズやスニーカーなど、ローカットのシューズと合わせるならこちらもおすすめ。
さらなる疲労軽減や安定感アップの効果が得られる、YAMAP別注インソール とも相性抜群です。
手に入れたら、まずは家の中で履いてフローリングの上を歩いてみてください。糸に縫いこまれた滑り止めゴムの効果を、実感していただけると思います。たかがソックス、されどソックス。この小さなアイテムが、あなたの登山の悩みを解消してくれる、大きな存在になるかもしれません。
商品詳細
ブランド | YAMAP(ヤマップ) |
名称 | トレイルソックス タビ ミドル 4色セット/UNISEX |
素材 | ポリエステル、綿、ナイロン、ポリウレタン |
サイズ | S(23-25cm) / M(25-27cm) / L(27-29cm) 丈の長さ:S,Mサイズ13cm / Lサイズ15cm |
カラー | Grey(グレー)、Navy(ネイビー)、Khaki(カーキ)、Brown(ブラウン) |
原産国 | 日本 |
備考 | ・洗剤は中性洗剤を使用してください。 |
購入前にお伝えしておきたいこと
おかげさまで2023年の販売以来「トレイルソックス タビ」は、多くの方にご愛用いただいています。商品に関するご感想も多くお寄せいただきました。
今までに寄せられたご感想を踏まえ、これからご購入を検討されている方にあらかじめお伝えしておきたいことを下記にまとめました。
ぜひご一読ください。
①「トレイルソックス タビ」は、足先をタビの形状に編み上げる都合上、「親指付け根部外側」「小指付け根部外側」に、どうしても小さな縫い目の玉ができてしまいます。
大半の方にとっては違和感を感じるものではありませんが、「足先の幅が広い方」「足先が細い靴をご利用の方」「足の皮膚が敏感な方」は、玉が指の付け根に当たって違和感を感じる場合があります。
②足裏のアーチ構造を補助するクロスエイトテーピング構造を採用しているため、一般的な靴下よりも締め付けを強く感じます。
③生地は中肉厚であり、登山用の靴下としてはやや薄く感じられるかもしれません。
負荷がかかりやすい指先部分とかかと部分の生地を厚くすることで、一般的な登山用靴下としてのクッション性能をしっかりと備えていますのでご安心ください。
✳︎
最後に、これまでに商品に関するご感想をお寄せくださった皆さんに改めて御礼申し上げます。