「出かけるときに忘れて困るものは?」と聞かれたら、迷わず「スマートフォン」と答える人は多いでしょう。電話やメールなどの通信機器としての機能に加え、財布や時計、カメラや手帳など、さまざまな役割がひとつにまとめられ、日常の多くのことがスマホだけでこなせるようになりました。
また、スマホがだんだんと大型化していく中で、以前のように胸やお尻のポケットでは収まらないものも増えてきました。そこで、いつでもすぐに手が届くスマホの新しい定位置として、鹿革素材を使用したスマホポーチをYAMAPオリジナルで制作しました。
スマホカバーにストラップが付いたようなミニマムなケース型もありますが、YAMAPが提案するのは、自由度の高い少し大きめのポーチ型。素材には高級感とクラフト感のある鹿革を使って、さまざまなシーンになじむように仕上げました。

































この商品が含まれる商品グループ
自然からの贈りもの。スモールレザーグッズの味わいを身近に。鹿革スマホポーチ
上質な鹿革を活かしたシンプルなデザイン
革のカシミアとも呼ばれる鹿革は、滑らかな質感で通気・吸湿性に優れ、軽くて手入れもしやすい素材。日本では昔から、衣類や武具にも多く使われてきました。
野生の鹿革を、環境に優しい「植物タンニン」という方法でなめし、表面を起毛加工してスウェード素材に仕上げました。ふわりと優しい手触りで、ニットのような温かみがあり、毛の流れによってできる濃淡が独特の表情を生み出します。
シンプルな形や、柄のないデザインは、素材の雰囲気を充分に楽しんでいただくため。
ポーチ表面の下部分に控えめに付けられたYAMAPロゴの刻印が、ポイントになっています。
使い勝手を考えた工夫のあれこれ
鹿革となじむナチュラルな質感で肌あたりが良い、ワックスコードという紐を使用。軽くて耐久性にも優れます。
2つの結び目を動かすことで、コードの長さを無段階に調節でき、ネックストラップのように首からかけたり、肩から斜め掛けにしたりと、スタイルも自在。コード部分には金属や樹脂のパーツがないので、コードをまとめておけば、バッグに入れるときもかさばりません。
かかってきた電話に出そこねたり、貴重なシャッターチャンスを逃したりしないための、出し入れしやすいオープンポケット仕様。
ただ、何かの拍子に逆さになってスマホが抜け落ちないよう、マグネット入りのスナップボタンを取り付けました。マグネットなので、開けるのも閉じるのも片手でOK。ストレスを感じることなく、スムーズにアイテムの取り出しができます。
内布には明るい生成り色の「間伐材の布」を使いました。針葉樹の間伐材を糸状に加工して布に織り上げた布は、綿と変わらない柔らかさと抗菌性を兼ね備えており、スマホの画面を優しく保護します。
今、山で起きていることを知るきっかけに
おしゃれで使いやすいスマホポーチには、もう一つのストーリーがあります。
それは、鹿革という素材を選んだ理由に繋がる話。日本の森林や里山で起きている「シカ問題」です。
今、日本の森にはシカが急増し、食害による森林被害が非常に深刻な状況を迎えています。森の生態系や農林業を守るためにシカの捕獲が行なわれていますが、その大半は、利用されることなく破棄されています。鹿革を有効活用することで、山で起きている問題にひとりでも多くの人が意識を向ける小さなきっかけになるのではないか。それが、YAMAPが鹿革を製品に使用する理由です。
間伐材の布も同様に、問題になっている針葉樹林の間伐材を利用したもの。間伐材の利用方法が模索される中、今回は「布」としての利活用を行なっています。人にも環境にも優しい方法として、革のなめしに「植物タンニン」の加工を選択したのも、人にも環境にも優しい方法を選ぶことが、自然のなかで遊ぶわたしたちにできることのひとつだと考えたからです。
天然素材の個性も楽しみのひとつ
めぐるしかの鹿革は、野生ならではのシワや傷痕など、天然の刻印が見られるのが特徴です。自然ならではの魅力として、お手元に届く商品をお楽しみください。
大小のシワ(トラ)
大小のシワがみられることがあります。シワがシマ模様のようにみえることから、「トラ」とも呼ばれます。
血筋(チスジ)
血筋とは、血管の痕が現れた模様のこと。皮膚の薄い部位や血管が体表近くに浮き出ている部位に現れやすいです。
ナイフ痕
鹿を解体する際についたナイフの跡です。野生動物である鹿革の利活用に見られる、独特の表情。
スキむら
革の厚みを整える作業時に生まれる、ムラ模様です。
バラキズ
鹿同士の喧嘩や、引っかき傷、虫刺されなどが痕になって現れます。
街で、フィールドで、大切なアイテムの収納ポーチとして
サイズは195×130㎜と、普通のスマホを入れるには少し大きめ。このサイズは、スマホと一緒にちょっとしたお出かけに必要なものを一緒に入れられるサイズを想定しています。
家の鍵やカードケース、イヤホンにリップクリームなど、フラットな見た目以上に収納力があり、奥まで手が入るので、出し入れに困ることもありません。鹿革の厚みが程よいクッションとなり、中身をしっかりと保護。安心して持ち運ぶことができます。
カラーは3色。ベーシックで使いやすいブラックとキャメルに、限定カラーのディープグリーンを加えました。どれもスウェードの質感とよく合って、ナチュラルで上質な雰囲気。いろいろな装いにマッチするので、シーンを選ばず使うことができ、アクセサリー感覚でコーディネートを楽しめます。
野生の鹿革なので、一つひとつに柄や風合いの違い、シミ、シワなどの個体差があります。使っていくうちに変化する風合いや色味も含めて、天然素材のエイジングを楽しんでください。
近くのカフェやお散歩、ウォーキングならこれひとつで。バックパックで出かけるときには、サコッシュがわりにすぐに取り出したいものを入れて。パスポートもシンデレラフィットで、旅行のお供にも。
いわゆる高機能素材ではないけれど、軽くて丈夫なのでフィールド使いにもぴったり。ハイキングはもちろん、キャンプやフェスで大切なものを保管するのにも、大活躍しそうです。
「めぐるしかプロジェクト」を支える提携パートナーのご紹介
タツノラボ(株式会社A.I.C)
国内皮革の三大産地として有名な兵庫県たつの市にラボを構え、20年間革づくりを行ってきたタツノラボ。環境負荷を抑えた独自の技術「ポルティラ製法」を使って、牛革や豚革を鞣してきましたが、「鹿の皮がいっぱい出るのだが、革にできないか」と猟師の方々から何件も相談を受けたことをきっかけに、大きな事業転換を迎えます。
増えすぎた鹿が農作物や森林へ与える大きな影響、そして、捕獲された多くの鹿のほとんどが廃棄物として処分されていること。里山が抱えている「鳥獣問題」の現実を知りました。
人々が命をいただき生活をする中で、「鹿の捕獲 = 命をいただく事」に変わりはないはず。責任と共に有効活用できる道を日々探し続けるべきだとタツノラボは考え、現在はジビエレザーブランドとして活動しています。
▼こちらの記事も併せてご覧ください。
「皮」が「革」になるまで ~ 皮なめし工場 / タツノラボ
製造にご協力いただいている「タツノラボ」さんは、どんな想いで皮革や命と向き合っているのでしょうか? 作り手の想いを取材すると同時に、「めぐるしか」レザーアイテムが出来上がるまでのプロセスを追っていきます!
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UNROOF(株式会社ボーダレス・ジャパン)
UNROOFは、東京久米川にある従業員11名ほどの小さな革製品の工場です。物があふれる現代社会において、1つ1つの素材と制作工程を大切にしたいと考え、丁寧な手仕事を心がけながらアイテムを制作しています。
基本的に受注生産の体制をとっており、在庫を持たない運営をしているのも特徴のひとつ。
使い手の方々にお渡しする革製品を長くきれいに使っていただけるよう、縫製の間隔を均等にする工夫などを行いながら、制作しています。
丁寧なモノづくりと使い手のことを思うUNROOFが立ち上がったきっかけは、「障がいがあっても、自分の可能性を信じられる社会」をつくり、新しい働き方を実現すること。さまざまな多様性を認める考え方や文化が浸透しつつありますが、精神・発達障がい者が活躍できる仕事場は限られているのが現状です。
UNROOFでは、事業を通じて障がいの有無に関わらず一人ひとりが働き輝ける、本来の多様性が実現できる社会づくりを目指しています。
商品詳細
ブランド | YAMAP(ヤマップ) |
名称 | 鹿革スマホポーチ |
素材 | 鹿革、間伐材の布、ワックスコード |
重量 | 70g |
サイズ | 縦 195mm × 横 130mm × 奥行き 15mm |
カラー | キャメル(キャメル) |
備考 | ■鹿革について |
自然からの贈りもの。スモールレザーグッズの味わいを身近に。鹿革スマホポーチ
「出かけるときに忘れて困るものは?」と聞かれたら、迷わず「スマートフォン」と答える人は多いでしょう。電話やメールなどの通信機器としての機能に加え、財布や時計、カメラや手帳など、さまざまな役割がひとつにまとめられ、日常の多くのことがスマホだけでこなせるようになりました。
また、スマホがだんだんと大型化していく中で、以前のように胸やお尻のポケットでは収まらないものも増えてきました。そこで、いつでもすぐに手が届くスマホの新しい定位置として、鹿革素材を使用したスマホポーチをYAMAPオリジナルで制作しました。
スマホカバーにストラップが付いたようなミニマムなケース型もありますが、YAMAPが提案するのは、自由度の高い少し大きめのポーチ型。素材には高級感とクラフト感のある鹿革を使って、さまざまなシーンになじむように仕上げました。
上質な鹿革を活かしたシンプルなデザイン
革のカシミアとも呼ばれる鹿革は、滑らかな質感で通気・吸湿性に優れ、軽くて手入れもしやすい素材。日本では昔から、衣類や武具にも多く使われてきました。
野生の鹿革を、環境に優しい「植物タンニン」という方法でなめし、表面を起毛加工してスウェード素材に仕上げました。ふわりと優しい手触りで、ニットのような温かみがあり、毛の流れによってできる濃淡が独特の表情を生み出します。
シンプルな形や、柄のないデザインは、素材の雰囲気を充分に楽しんでいただくため。
ポーチ表面の下部分に控えめに付けられたYAMAPロゴの刻印が、ポイントになっています。
使い勝手を考えた工夫のあれこれ
鹿革となじむナチュラルな質感で肌あたりが良い、ワックスコードという紐を使用。軽くて耐久性にも優れます。
2つの結び目を動かすことで、コードの長さを無段階に調節でき、ネックストラップのように首からかけたり、肩から斜め掛けにしたりと、スタイルも自在。コード部分には金属や樹脂のパーツがないので、コードをまとめておけば、バッグに入れるときもかさばりません。
かかってきた電話に出そこねたり、貴重なシャッターチャンスを逃したりしないための、出し入れしやすいオープンポケット仕様。
ただ、何かの拍子に逆さになってスマホが抜け落ちないよう、マグネット入りのスナップボタンを取り付けました。マグネットなので、開けるのも閉じるのも片手でOK。ストレスを感じることなく、スムーズにアイテムの取り出しができます。
内布には明るい生成り色の「間伐材の布」を使いました。針葉樹の間伐材を糸状に加工して布に織り上げた布は、綿と変わらない柔らかさと抗菌性を兼ね備えており、スマホの画面を優しく保護します。
今、山で起きていることを知るきっかけに
おしゃれで使いやすいスマホポーチには、もう一つのストーリーがあります。
それは、鹿革という素材を選んだ理由に繋がる話。日本の森林や里山で起きている「シカ問題」です。
今、日本の森にはシカが急増し、食害による森林被害が非常に深刻な状況を迎えています。森の生態系や農林業を守るためにシカの捕獲が行なわれていますが、その大半は、利用されることなく破棄されています。鹿革を有効活用することで、山で起きている問題にひとりでも多くの人が意識を向ける小さなきっかけになるのではないか。それが、YAMAPが鹿革を製品に使用する理由です。
間伐材の布も同様に、問題になっている針葉樹林の間伐材を利用したもの。間伐材の利用方法が模索される中、今回は「布」としての利活用を行なっています。人にも環境にも優しい方法として、革のなめしに「植物タンニン」の加工を選択したのも、人にも環境にも優しい方法を選ぶことが、自然のなかで遊ぶわたしたちにできることのひとつだと考えたからです。
天然素材の個性も楽しみのひとつ
めぐるしかの鹿革は、野生ならではのシワや傷痕など、天然の刻印が見られるのが特徴です。自然ならではの魅力として、お手元に届く商品をお楽しみください。
大小のシワ(トラ)
大小のシワがみられることがあります。シワがシマ模様のようにみえることから、「トラ」とも呼ばれます。
血筋(チスジ)
血筋とは、血管の痕が現れた模様のこと。皮膚の薄い部位や血管が体表近くに浮き出ている部位に現れやすいです。
ナイフ痕
鹿を解体する際についたナイフの跡です。野生動物である鹿革の利活用に見られる、独特の表情。
スキむら
革の厚みを整える作業時に生まれる、ムラ模様です。
バラキズ
鹿同士の喧嘩や、引っかき傷、虫刺されなどが痕になって現れます。
街で、フィールドで、大切なアイテムの収納ポーチとして
サイズは195×130㎜と、普通のスマホを入れるには少し大きめ。このサイズは、スマホと一緒にちょっとしたお出かけに必要なものを一緒に入れられるサイズを想定しています。
家の鍵やカードケース、イヤホンにリップクリームなど、フラットな見た目以上に収納力があり、奥まで手が入るので、出し入れに困ることもありません。鹿革の厚みが程よいクッションとなり、中身をしっかりと保護。安心して持ち運ぶことができます。
カラーは3色。ベーシックで使いやすいブラックとキャメルに、限定カラーのディープグリーンを加えました。どれもスウェードの質感とよく合って、ナチュラルで上質な雰囲気。いろいろな装いにマッチするので、シーンを選ばず使うことができ、アクセサリー感覚でコーディネートを楽しめます。
野生の鹿革なので、一つひとつに柄や風合いの違い、シミ、シワなどの個体差があります。使っていくうちに変化する風合いや色味も含めて、天然素材のエイジングを楽しんでください。
近くのカフェやお散歩、ウォーキングならこれひとつで。バックパックで出かけるときには、サコッシュがわりにすぐに取り出したいものを入れて。パスポートもシンデレラフィットで、旅行のお供にも。
いわゆる高機能素材ではないけれど、軽くて丈夫なのでフィールド使いにもぴったり。ハイキングはもちろん、キャンプやフェスで大切なものを保管するのにも、大活躍しそうです。
「めぐるしかプロジェクト」を支える提携パートナーのご紹介
タツノラボ(株式会社A.I.C)
国内皮革の三大産地として有名な兵庫県たつの市にラボを構え、20年間革づくりを行ってきたタツノラボ。環境負荷を抑えた独自の技術「ポルティラ製法」を使って、牛革や豚革を鞣してきましたが、「鹿の皮がいっぱい出るのだが、革にできないか」と猟師の方々から何件も相談を受けたことをきっかけに、大きな事業転換を迎えます。
増えすぎた鹿が農作物や森林へ与える大きな影響、そして、捕獲された多くの鹿のほとんどが廃棄物として処分されていること。里山が抱えている「鳥獣問題」の現実を知りました。
人々が命をいただき生活をする中で、「鹿の捕獲 = 命をいただく事」に変わりはないはず。責任と共に有効活用できる道を日々探し続けるべきだとタツノラボは考え、現在はジビエレザーブランドとして活動しています。
▼こちらの記事も併せてご覧ください。
「皮」が「革」になるまで ~ 皮なめし工場 / タツノラボ
製造にご協力いただいている「タツノラボ」さんは、どんな想いで皮革や命と向き合っているのでしょうか? 作り手の想いを取材すると同時に、「めぐるしか」レザーアイテムが出来上がるまでのプロセスを追っていきます!
「皮」が「革」になるまで ~ 皮なめし工場 / タツノラボ
UNROOF(株式会社ボーダレス・ジャパン)
UNROOFは、東京久米川にある従業員11名ほどの小さな革製品の工場です。物があふれる現代社会において、1つ1つの素材と制作工程を大切にしたいと考え、丁寧な手仕事を心がけながらアイテムを制作しています。
基本的に受注生産の体制をとっており、在庫を持たない運営をしているのも特徴のひとつ。
使い手の方々にお渡しする革製品を長くきれいに使っていただけるよう、縫製の間隔を均等にする工夫などを行いながら、制作しています。
丁寧なモノづくりと使い手のことを思うUNROOFが立ち上がったきっかけは、「障がいがあっても、自分の可能性を信じられる社会」をつくり、新しい働き方を実現すること。さまざまな多様性を認める考え方や文化が浸透しつつありますが、精神・発達障がい者が活躍できる仕事場は限られているのが現状です。
UNROOFでは、事業を通じて障がいの有無に関わらず一人ひとりが働き輝ける、本来の多様性が実現できる社会づくりを目指しています。
商品詳細
ブランド | YAMAP(ヤマップ) |
名称 | 鹿革スマホポーチ |
素材 | 鹿革、間伐材の布、ワックスコード |
重量 | 70g |
サイズ | 縦 195mm × 横 130mm × 奥行き 15mm |
カラー | キャメル(キャメル) |
備考 | ■鹿革について |