山頂でコーヒーを淹れたりカップラーメンをつくったりするほか、冷えた体を温めるお茶を持ち運んだりと、気温の低い山での行動や安心に欠かせない「真空断熱ボトル」。さまざまなブランドから登山用のアイテムが展開されていますが、「お湯が冷めにくい」「デザインがかっこいい!」と定評のあるTHERMOS(サーモス)から、なんと軽量性を追求したチタンモデルが登場しました。
実はこのサーモスのチタンボトル、待望のリニューアルモデルなんです。登山用の真空断熱ボトルといえば、YAMAP STOREでも販売している「山専用ステンレスボトル」が大定番ですが、かつてはチタンモデルも存在し、再販が熱望されていたのです。しかし、軽量性と強度に優れながらも、加工が難しいというチタンの特性もあり、半ば諦めていたという方も多いはず。
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超軽量チタン製の真空断熱ボトル登場
そんななか登場した「THERMOS(サーモス)/真空断熱チタンボトル」は、一般的なボトルと比べても軽量かつ、保温性にすぐれ、山での使いやすさにも優れるなど、まさに三拍子そろった新たな名品と言えるでしょう。
最大の特徴は、「山専用ステンレスボトル」と比較して約80gの軽量化を実現し、わずか200g程度に仕上げているとこと。また500mlという使いやすい容量でありながら、バックパックのサイドポケットにもスッポリ収まるスリムな設計も魅力となっています。そして軽量化の秘訣は、やはりチタンを使っていること。ステンレスと比較して約60%ほど軽量なため、少しでも装備を軽くしたい登山では、カップやギアなど、さまざまなものに使われています。
一般的な真空断熱ボトルと同じく、本体、内蓋、キャップで構成。内蓋がしっかりと内容物を保温することで、長時間にわたる山行でもアツアツのお湯や飲み物を持ち運ぶことが可能になっています。
チタンモデルの山専用ボトルの実力をチェック
やはり気になるのが保温力。熱湯を入れてからの温度変化をチェック。まずは熱湯をお湯で温めたボトルに注ぎ、冷蔵庫(5°)に入れておきます。1時間後、3時間後、6時間後の温度変化を調べてみました。
①スタート:96° ②1時間後:89° ③3時間後:82° ④6時間後:73°
今回の実験では、冷蔵庫という安定した空間だったため、途中で開けて飲んだり、歩行時の揺れ、気温変化のある実際の山行とは条件が異なりますが、良好な結果。実際に山で使ってみての印象ですが、朝イチで登山口でお湯を沸かして携行すると、午前中であればカップラーメン、午後にはコーヒーを淹れることができる程度の温度はキープしてくれているという印象。3〜4時間程度であれば「熱湯」を持ち運ぶことができます。
ほとんどの登山者が、数時間にわたる山行の途中で飲んだり、山頂での調理に使ったりするケースが多いと思います。長くても6時間程度にわたってお湯が確保できるのであれば、登山用の真空断熱ボトルとしては合格なのではないでしょうか。
ちなみに本製品に限らず、お湯を注ぐ前に少しお湯を入れてボトル内を温めておくのが「アツアツ」をキープするポイント。水が貴重なシーンでなければ、温めたお湯を一度捨ててから、熱湯を入れることで、ボトル内の温度を高く維持することが可能になります。
メーカー公表値では、山専ボトル(FFX-501)77℃以上(6時間)、真空断熱チタンボトル(FJN-500T) 69℃以上(6時間)となっており、ステンレス製の「山専用ステンレスボトル」に軍配があがります。しかし軽量性と保温力のバランスを考えると十分健闘している数値。より装備を軽量化したい、ハイク時間が短いなど、アドバンテージがあるシチューションで、チタンモデルとの使い分けをするのもよいでしょう。
大と小、ふたつの注ぎ口
内蓋には、大と小の2つの注ぎ口があります。カップラーメンの調理やコッヘルへの移し替えには大の方がスムーズで、コーヒーを淹れたり、少しだけ飲みたいときは小を使うことで、出す湯量を調整することができます。とくにドリップコーヒーを淹れたい!という方には朗報。かなり細く注げるので、こだわりの一杯を実現できるでしょう。
1枚目:広口で注いでいる様子 2枚目:細口で注いでいる様子
スタイリッシュなデザイン=ヘコミ、アタリに注意が必要
「山専用ステンレスボトル」と比べて、軽量化を追求しシンプルな設計になっているため、落としたり、岩にぶつけたりするとダメージを受けやすくなっています。ボトル自体の保温力アップにもつながるため、可能であればネオプレーンなどのケースに入れて持ち運びするのが安心。もちろん軽量化を損いたくない!という方は細心の注意を払って携行していただきたいと思います。
安全アイテムでもある真空断熱ボトル
「お湯」を持ち運ぶということは、食事やコーヒーなどの楽しみだけでなく、実は安全にもつながることだということをご存じでしょうか。かつて、冬山で事故を起こし動けなくなり、救助を待つというケースがありました。そんなときに低体温症から救ってくれたのが、ボトルに入れたお湯だったのです。わずか数十分、もしくは数時間の間、動けず停滞するときに十分な防寒着を持っていなかったら…。ボトルのお湯があったから命が助かったということは可能性として小さくありません。冬山登山、冷え込む時期の山行には、保温ボトルにお湯や温かい飲み物を持っていくことを推奨したいと思います。
数量限定でTHERMOSオリジナルエコバッグがセットに
今購入いただくと、数量限定で、コンパクトにたためてポケットやバッグにも入れやすいTHERMOS(サーモス)オリジナルエコバックをプレゼント。山ごはんの食材を入れたり、旅先のお土産を入れたりできて便利。なにかと荷物の増えがちな秋冬の登山にもおすすめです。
※数量限定なため、なくなり次第終了となります。
ブランド | THERMOS(サーモス) |
名称 | 真空断熱チタンボトル/500ml |
容量(ℓ) | 0.5 |
保温効力(6時間) | 69℃以上 |
保冷効力(6時間) | 10℃以下 |
口径(約cm) | 4.0 |
本体寸法/幅×奥行×高さ(約cm) | 6.5×6.5×23.5 |
本体重量 | 約210g |
カラー | TGY(グレー) |
商品情報について | ●保温効力とは、室温20℃±2℃において製品に熱湯を中せん下端まで満たし、湯温が95℃±1℃のときから中せんとコップを付けて縦置きにした状態で6時間放置した場合におけるその湯の温度です。 |
超軽量チタン製の真空断熱ボトル登場
山頂でコーヒーを淹れたりカップラーメンをつくったりするほか、冷えた体を温めるお茶を持ち運んだりと、気温の低い山での行動や安心に欠かせない「真空断熱ボトル」。さまざまなブランドから登山用のアイテムが展開されていますが、「お湯が冷めにくい」「デザインがかっこいい!」と定評のあるTHERMOS(サーモス)から、なんと軽量性を追求したチタンモデルが登場しました。
実はこのサーモスのチタンボトル、待望のリニューアルモデルなんです。登山用の真空断熱ボトルといえば、YAMAP STOREでも販売している「山専用ステンレスボトル」が大定番ですが、かつてはチタンモデルも存在し、再販が熱望されていたのです。しかし、軽量性と強度に優れながらも、加工が難しいというチタンの特性もあり、半ば諦めていたという方も多いはず。
そんななか登場した「THERMOS(サーモス)/真空断熱チタンボトル」は、一般的なボトルと比べても軽量かつ、保温性にすぐれ、山での使いやすさにも優れるなど、まさに三拍子そろった新たな名品と言えるでしょう。
最大の特徴は、「山専用ステンレスボトル」と比較して約80gの軽量化を実現し、わずか200g程度に仕上げているとこと。また500mlという使いやすい容量でありながら、バックパックのサイドポケットにもスッポリ収まるスリムな設計も魅力となっています。そして軽量化の秘訣は、やはりチタンを使っていること。ステンレスと比較して約60%ほど軽量なため、少しでも装備を軽くしたい登山では、カップやギアなど、さまざまなものに使われています。
一般的な真空断熱ボトルと同じく、本体、内蓋、キャップで構成。内蓋がしっかりと内容物を保温することで、長時間にわたる山行でもアツアツのお湯や飲み物を持ち運ぶことが可能になっています。
チタンモデルの山専用ボトルの実力をチェック
やはり気になるのが保温力。熱湯を入れてからの温度変化をチェック。まずは熱湯をお湯で温めたボトルに注ぎ、冷蔵庫(5°)に入れておきます。1時間後、3時間後、6時間後の温度変化を調べてみました。
①スタート:96° ②1時間後:89° ③3時間後:82° ④6時間後:73°
今回の実験では、冷蔵庫という安定した空間だったため、途中で開けて飲んだり、歩行時の揺れ、気温変化のある実際の山行とは条件が異なりますが、良好な結果。実際に山で使ってみての印象ですが、朝イチで登山口でお湯を沸かして携行すると、午前中であればカップラーメン、午後にはコーヒーを淹れることができる程度の温度はキープしてくれているという印象。3〜4時間程度であれば「熱湯」を持ち運ぶことができます。
ほとんどの登山者が、数時間にわたる山行の途中で飲んだり、山頂での調理に使ったりするケースが多いと思います。長くても6時間程度にわたってお湯が確保できるのであれば、登山用の真空断熱ボトルとしては合格なのではないでしょうか。
ちなみに本製品に限らず、お湯を注ぐ前に少しお湯を入れてボトル内を温めておくのが「アツアツ」をキープするポイント。水が貴重なシーンでなければ、温めたお湯を一度捨ててから、熱湯を入れることで、ボトル内の温度を高く維持することが可能になります。
メーカー公表値では、山専ボトル(FFX-501)77℃以上(6時間)、真空断熱チタンボトル(FJN-500T) 69℃以上(6時間)となっており、ステンレス製の「山専用ステンレスボトル」に軍配があがります。しかし軽量性と保温力のバランスを考えると十分健闘している数値。より装備を軽量化したい、ハイク時間が短いなど、アドバンテージがあるシチューションで、チタンモデルとの使い分けをするのもよいでしょう。
大と小、ふたつの注ぎ口
内蓋には、大と小の2つの注ぎ口があります。カップラーメンの調理やコッヘルへの移し替えには大の方がスムーズで、コーヒーを淹れたり、少しだけ飲みたいときは小を使うことで、出す湯量を調整することができます。とくにドリップコーヒーを淹れたい!という方には朗報。かなり細く注げるので、こだわりの一杯を実現できるでしょう。
1枚目:広口で注いでいる様子 2枚目:細口で注いでいる様子
スタイリッシュなデザイン=ヘコミ、アタリに注意が必要
「山専用ステンレスボトル」と比べて、軽量化を追求しシンプルな設計になっているため、落としたり、岩にぶつけたりするとダメージを受けやすくなっています。ボトル自体の保温力アップにもつながるため、可能であればネオプレーンなどのケースに入れて持ち運びするのが安心。もちろん軽量化を損いたくない!という方は細心の注意を払って携行していただきたいと思います。
安全アイテムでもある真空断熱ボトル
「お湯」を持ち運ぶということは、食事やコーヒーなどの楽しみだけでなく、実は安全にもつながることだということをご存じでしょうか。かつて、冬山で事故を起こし動けなくなり、救助を待つというケースがありました。そんなときに低体温症から救ってくれたのが、ボトルに入れたお湯だったのです。わずか数十分、もしくは数時間の間、動けず停滞するときに十分な防寒着を持っていなかったら…。ボトルのお湯があったから命が助かったということは可能性として小さくありません。冬山登山、冷え込む時期の山行には、保温ボトルにお湯や温かい飲み物を持っていくことを推奨したいと思います。
数量限定でTHERMOSオリジナルエコバッグがセットに
今購入いただくと、数量限定で、コンパクトにたためてポケットやバッグにも入れやすいTHERMOS(サーモス)オリジナルエコバックをプレゼント。山ごはんの食材を入れたり、旅先のお土産を入れたりできて便利。なにかと荷物の増えがちな秋冬の登山にもおすすめです。
※数量限定なため、なくなり次第終了となります。
ブランド | THERMOS(サーモス) |
名称 | 真空断熱チタンボトル/500ml |
容量(ℓ) | 0.5 |
保温効力(6時間) | 69℃以上 |
保冷効力(6時間) | 10℃以下 |
口径(約cm) | 4.0 |
本体寸法/幅×奥行×高さ(約cm) | 6.5×6.5×23.5 |
本体重量 | 約210g |
カラー | TGY(グレー) |
商品情報について | ●保温効力とは、室温20℃±2℃において製品に熱湯を中せん下端まで満たし、湯温が95℃±1℃のときから中せんとコップを付けて縦置きにした状態で6時間放置した場合におけるその湯の温度です。 |