日本人の体形に合わせて、隅々まで研究しつくされた独創的なデザインと、日本の山を知り尽くした素材の開発力で、数々の名品を送り出す国産ブランド、「Teton Bros.(ティートンブロス)」。
ツルギジャケットKBやレディバグジャケットKBは、軽量で幅広く使える秋冬用アウターシェルとして大人気ですが、もうひとつ、ティートンブロスを代表する冬用シェルとして絶対に欠かせないのが、「TBジャケット」。
登場以来14シーズンを経ても基本コンセプトを変えることなく、毎年細部のアップデートによって成熟を重ねてきたフラッグシップモデルです。
この商品が含まれる商品グループ
雪山を思う存分楽しむための、強くて優しい逸品ハードシェル
フロントファスナータイプのスタンダードなジャケットタイプ。ナチュラルなカラーが日本の山によく似合う、シックでスタイリッシュなイメージ。太すぎない程よいシルエットで、すっきりときれいに着ることができます。
表地:東レ「タズマ」
裏地:ニット生地
ディティールもいろいろと気になるのですが、まずは「TBジャケット」を語る上で絶対に欠かせない、素材からチェックしていきましょう。
ティートンブロスがシェル素材に求めているのは、防水性や防風性はもちろんのこと、それ以上に素材自体の通気性、つまり「汗抜けの良さ」にこだわってきました。
アウトドア用シェルが防水性や防風性が優れているのは当たり前。けれども、いかに防水性の高い素材だったとしても、行動して汗をかけばウェアの内側は結露して濡れます。それを防ぐには、同時にウェア内側の熱気や水蒸気を表に排出する機能の高さが必要だからです。
そうして行き着いたのが、2021年秋冬からティートンブロスの全シェル製品に新採用される次世代通気防水素材「タズマ」です。
これは3年間にわたって東レと共同開発してきた新素材で、ティートンブロスのシェル素材としては、防水性、通気性、耐久性、軽量性ともに過去最高のスペックを実現したものです。
高強度のナイロンを表地に採用し、裏地には吸汗速乾性に優れた20デニールのニット生地をライニング。十分な強度のあるナイロン素材を使いながら、ハードシェル特有のゴワゴワと硬いイメージとは程遠く、ソフトシェルに近いやわらかな風合い。TBジャケットらしい抜群の透湿性を損なうことなく、強度としなやかさを兼ね備えた、運動量の多いアクティビティに理想的な素材です。
さらに、このジャケットが素晴らしいのは、フィット感がありながらも、動きやすいこと。もともとスキーやスノーボードなどの滑り系のアクティビティを考えて作られているため、激しくスピードのある動きを繰り返してもストレスがないよう、立体裁断による細かな作り込みがされています。
中間着や保温着をレイヤリングすることを考えた、程よいゆとりがありながら、動きをさまたげるようなダブつきがなく、保温力を上げる深めの襟も、日本人に使いやすい程よいボリューム。
肩回りやアームホールにも程よい余裕があって、腕を大きく上げる動きにもストレスはなし。しかも、腕を下げた時にも、生地が余ってもたつく感じもありません。
素材の柔らかさのおかげでもありますが、脇下にベンチレーションがないためにカッティングがシンプルなのも、動きやすさの理由でしょう。まさに激しくスピードのある動きを繰り返すスノースポーツ向き。長時間ストレスを感じることなく着続けられます。
もちろんベンチレーションもしっかりと備えています。脇下ではなく、フロントの両側、胸からわき腹にかけて大きく開くベンチレーションは、このジャケットの大きな特徴。今季は長さを延長してさらに換気効果を高めています。
一般的には、熱がたまりやすい脇下を直接換気できるように、脇下からわき腹にかけて付けられることが多いのですが、これが実は、開閉が意外としづらいもの。片手を上げないとファスナーが動かしづらく、どうしても一度動きを止めて開閉することになります。
しかし、体の前面にあれば、何のストレスもなく片手でガバっと開閉が可能。行動中でも手軽に扱え、体幹まわりが一気に換気できて温度調整もスピーディ。バックパックのショルダーにも干渉しない、絶妙な位置もさすがという感じ。
さらに、この位置にベンチレーションがあることで、中に着たミッドウェアのポケットに、外からアクセスすることができるというメリットも。寒い時、風の強いときにフロントファスナーを開ける必要がなく、バックパックのウエストベルトを外す手間もいりません。
フードはヘルメットに対応する立体的な設計。フロントファスナーを閉じると、バラクラバのように顔を大きくカバー。
フィッティング調整のパーツが少し特徴的で、顔の横に出ているコードを引いて合わせたら、そのままコードを上に引くと、丸いストッパーの穴にコードが入って固定される仕組み。とてもシンプルなパーツなので、壊れることはまずないでしょう。
引いて持ち上げるという簡単アクションでできるので、グローブをしたままでも操作はスムーズ。最初は少し慣れが必要ですが、コツがわかればとてもスピーディです。
そして、残ったコードは襟元の内側に内蔵された、ボタン式のストッパーで調節。ボタンを押してロック解除し、下から出ているコードを引きましょう。パーツが露出していないので、こちらも破損のリスクが大きく抑えられます。
この大きな袖口も、大きなおすすめポイントのひとつ。ボリュームのあるスキー・スノーボード用グローブを着けるとき、袖口が狭いと扱いに苦労しますが、これはまったくストレスなし。大きく開いてスムーズにグローブを入れられ、面ファスナー付きベルトで、しっかりと閉じられます。
袖口が広い分だけ閉じるのが難しそうに思いますが、その心配もまったく必要ありません。カーブした底片にそって巻き込むようにするだけ。付け根が広めで先に行くほど細いベルトの形状のせいか、袖口が自然ときれいに畳まれて、しわになったり、重なってゴワついたりすることもなく、片手で無理なくきっちりと留められます。
フロントの止水ファスナーは、凍結に強いビスロンタイプ。使用中に万が一、一部の歯が破損しても開閉ができるため、吹雪の中で前がはだけて、体温が奪わるようなリスクを回避します。
胸のあたりの左右には、頻繁に出し入れするものの収納に便利な縦型のファスナーポケットが2つ。これらもビスロンタイプの止水ファスナーに変更して、耐久性を向上させています。
フロントファスナーの内側には、大きめのインナーメッシュポケットが2つ。ゴーグルやグローブなどを入れて、体温で温めて凍結を防ぐことができます。今年はさらに容量をボリュームアップさせています。
少し角度が付けられた入り口で、物の出し入れもスムーズ。
左の腕には、リフト券やICチケットなどが入れられるポケットも。スキーやスノーボードなどの滑り系のアクティビティには欠かせません。
裾回りのドローコードは使いやすく壊れにくいコヒーシブコードロッカーにアップデート。また、滑り系の仕様ではありますが、下からの雪の侵入を防ぐためのスノースカートはありません。バックカントリースキーでパウダースノーを滑るときなど、雪の巻き上げが多いときは、ビブを合わせて使うのがおすすめです。逆に言えば、シンプルなつくりで着やすいので、滑り系にも山歩きにも、冬山すべてで幅広く使いやすいでしょう。
バックカントリーで使える機能がありながら、シェルにありがちなヒヤっと冷たい感じや、低温時に硬くなることがなく、どこか安心できる温かさがある1着。冬山をストレスなく、思い切り楽しむための工夫がたくさん詰まっています。バックカントリーを思う存分駆け巡る上級者にはもちろん、冬山に慣れていなくて、何をするにもモタついてしまうビギナーにも、この扱いやすさは大きな味方。思いのほかコンパクトに畳めるところも、移動や家での保管にうれしいポイントだと思います。
サイズ表
※数値は衣服の寸法ではなく、基準とする体のサイズです。
S | M | L | XL | |
身長(cm) | 160~170 | 165~175 | 170~180 | 175~185 |
チェスト(cm) | 84~92 | 88~96 | 92~100 | 96~104 |
裄丈(cm) | 80 | 83 | 86 | 89 |
商品詳細
ブランド | Teton Bros.(ティートンブロス) |
名称 | TBジャケット MENS |
素材 | Täsmä |
重量 | 585g(Size M) |
サイズ | S、M、L、XL |
カラー | Gunmetal(ダークグレー) |
雪山を思う存分楽しむための、強くて優しい逸品ハードシェル
日本人の体形に合わせて、隅々まで研究しつくされた独創的なデザインと、日本の山を知り尽くした素材の開発力で、数々の名品を送り出す国産ブランド、「Teton Bros.(ティートンブロス)」。
ツルギジャケットKBやレディバグジャケットKBは、軽量で幅広く使える秋冬用アウターシェルとして大人気ですが、もうひとつ、ティートンブロスを代表する冬用シェルとして絶対に欠かせないのが、「TBジャケット」。
登場以来14シーズンを経ても基本コンセプトを変えることなく、毎年細部のアップデートによって成熟を重ねてきたフラッグシップモデルです。
フロントファスナータイプのスタンダードなジャケットタイプ。ナチュラルなカラーが日本の山によく似合う、シックでスタイリッシュなイメージ。太すぎない程よいシルエットで、すっきりときれいに着ることができます。
表地:東レ「タズマ」
裏地:ニット生地
ディティールもいろいろと気になるのですが、まずは「TBジャケット」を語る上で絶対に欠かせない、素材からチェックしていきましょう。
ティートンブロスがシェル素材に求めているのは、防水性や防風性はもちろんのこと、それ以上に素材自体の通気性、つまり「汗抜けの良さ」にこだわってきました。
アウトドア用シェルが防水性や防風性が優れているのは当たり前。けれども、いかに防水性の高い素材だったとしても、行動して汗をかけばウェアの内側は結露して濡れます。それを防ぐには、同時にウェア内側の熱気や水蒸気を表に排出する機能の高さが必要だからです。
そうして行き着いたのが、2021年秋冬からティートンブロスの全シェル製品に新採用される次世代通気防水素材「タズマ」です。
これは3年間にわたって東レと共同開発してきた新素材で、ティートンブロスのシェル素材としては、防水性、通気性、耐久性、軽量性ともに過去最高のスペックを実現したものです。
高強度のナイロンを表地に採用し、裏地には吸汗速乾性に優れた20デニールのニット生地をライニング。十分な強度のあるナイロン素材を使いながら、ハードシェル特有のゴワゴワと硬いイメージとは程遠く、ソフトシェルに近いやわらかな風合い。TBジャケットらしい抜群の透湿性を損なうことなく、強度としなやかさを兼ね備えた、運動量の多いアクティビティに理想的な素材です。
さらに、このジャケットが素晴らしいのは、フィット感がありながらも、動きやすいこと。もともとスキーやスノーボードなどの滑り系のアクティビティを考えて作られているため、激しくスピードのある動きを繰り返してもストレスがないよう、立体裁断による細かな作り込みがされています。
中間着や保温着をレイヤリングすることを考えた、程よいゆとりがありながら、動きをさまたげるようなダブつきがなく、保温力を上げる深めの襟も、日本人に使いやすい程よいボリューム。
肩回りやアームホールにも程よい余裕があって、腕を大きく上げる動きにもストレスはなし。しかも、腕を下げた時にも、生地が余ってもたつく感じもありません。
素材の柔らかさのおかげでもありますが、脇下にベンチレーションがないためにカッティングがシンプルなのも、動きやすさの理由でしょう。まさに激しくスピードのある動きを繰り返すスノースポーツ向き。長時間ストレスを感じることなく着続けられます。
もちろんベンチレーションもしっかりと備えています。脇下ではなく、フロントの両側、胸からわき腹にかけて大きく開くベンチレーションは、このジャケットの大きな特徴。今季は長さを延長してさらに換気効果を高めています。
一般的には、熱がたまりやすい脇下を直接換気できるように、脇下からわき腹にかけて付けられることが多いのですが、これが実は、開閉が意外としづらいもの。片手を上げないとファスナーが動かしづらく、どうしても一度動きを止めて開閉することになります。
しかし、体の前面にあれば、何のストレスもなく片手でガバっと開閉が可能。行動中でも手軽に扱え、体幹まわりが一気に換気できて温度調整もスピーディ。バックパックのショルダーにも干渉しない、絶妙な位置もさすがという感じ。
さらに、この位置にベンチレーションがあることで、中に着たミッドウェアのポケットに、外からアクセスすることができるというメリットも。寒い時、風の強いときにフロントファスナーを開ける必要がなく、バックパックのウエストベルトを外す手間もいりません。
フードはヘルメットに対応する立体的な設計。フロントファスナーを閉じると、バラクラバのように顔を大きくカバー。
フィッティング調整のパーツが少し特徴的で、顔の横に出ているコードを引いて合わせたら、そのままコードを上に引くと、丸いストッパーの穴にコードが入って固定される仕組み。とてもシンプルなパーツなので、壊れることはまずないでしょう。
引いて持ち上げるという簡単アクションでできるので、グローブをしたままでも操作はスムーズ。最初は少し慣れが必要ですが、コツがわかればとてもスピーディです。
そして、残ったコードは襟元の内側に内蔵された、ボタン式のストッパーで調節。ボタンを押してロック解除し、下から出ているコードを引きましょう。パーツが露出していないので、こちらも破損のリスクが大きく抑えられます。
この大きな袖口も、大きなおすすめポイントのひとつ。ボリュームのあるスキー・スノーボード用グローブを着けるとき、袖口が狭いと扱いに苦労しますが、これはまったくストレスなし。大きく開いてスムーズにグローブを入れられ、面ファスナー付きベルトで、しっかりと閉じられます。
袖口が広い分だけ閉じるのが難しそうに思いますが、その心配もまったく必要ありません。カーブした底片にそって巻き込むようにするだけ。付け根が広めで先に行くほど細いベルトの形状のせいか、袖口が自然ときれいに畳まれて、しわになったり、重なってゴワついたりすることもなく、片手で無理なくきっちりと留められます。
フロントの止水ファスナーは、凍結に強いビスロンタイプ。使用中に万が一、一部の歯が破損しても開閉ができるため、吹雪の中で前がはだけて、体温が奪わるようなリスクを回避します。
胸のあたりの左右には、頻繁に出し入れするものの収納に便利な縦型のファスナーポケットが2つ。これらもビスロンタイプの止水ファスナーに変更して、耐久性を向上させています。
フロントファスナーの内側には、大きめのインナーメッシュポケットが2つ。ゴーグルやグローブなどを入れて、体温で温めて凍結を防ぐことができます。今年はさらに容量をボリュームアップさせています。
少し角度が付けられた入り口で、物の出し入れもスムーズ。
左の腕には、リフト券やICチケットなどが入れられるポケットも。スキーやスノーボードなどの滑り系のアクティビティには欠かせません。
裾回りのドローコードは使いやすく壊れにくいコヒーシブコードロッカーにアップデート。また、滑り系の仕様ではありますが、下からの雪の侵入を防ぐためのスノースカートはありません。バックカントリースキーでパウダースノーを滑るときなど、雪の巻き上げが多いときは、ビブを合わせて使うのがおすすめです。逆に言えば、シンプルなつくりで着やすいので、滑り系にも山歩きにも、冬山すべてで幅広く使いやすいでしょう。
バックカントリーで使える機能がありながら、シェルにありがちなヒヤっと冷たい感じや、低温時に硬くなることがなく、どこか安心できる温かさがある1着。冬山をストレスなく、思い切り楽しむための工夫がたくさん詰まっています。バックカントリーを思う存分駆け巡る上級者にはもちろん、冬山に慣れていなくて、何をするにもモタついてしまうビギナーにも、この扱いやすさは大きな味方。思いのほかコンパクトに畳めるところも、移動や家での保管にうれしいポイントだと思います。
サイズ表
※数値は衣服の寸法ではなく、基準とする体のサイズです。
S | M | L | XL | |
身長(cm) | 160~170 | 165~175 | 170~180 | 175~185 |
チェスト(cm) | 84~92 | 88~96 | 92~100 | 96~104 |
裄丈(cm) | 80 | 83 | 86 | 89 |
商品詳細
ブランド | Teton Bros.(ティートンブロス) |
名称 | TBジャケット MENS |
素材 | Täsmä |
重量 | 585g(Size M) |
サイズ | S、M、L、XL |
カラー | Gunmetal(ダークグレー) |