Teton Bros.のアウトドアパンツのなかでも、もっともミニマルなモデルがこの「ブレスパンツ 2.0」。今シーズンは2.0という名前のとおり、アップデートして新登場しました。

今回のアップデートで大きく変わった点は、新素材「Aqua Breath®（アクアブレス）」の採用。フィールドでの実用性を更に高めた素材に変更されています。
前モデルまではメインファブリックはPOLARTEC社のNeoshell（ネオシェル）を採用していましたが、リニューアルに伴い繊維メーカー・東レとの共同開発のAqua Breath®（アクアブレス）へと変更。高温多湿で雨の多い日本の環境に、より対応したプロダクトに仕上がっています。

「ブレスパンツ 2.0」はいわゆるレインパンツのひとつ。「雨用のオーバーパンツとは何か」を考え直し、シンプルさを追求して開発されたアイテムです。
メインのフィールドは山。登山やハイキングを中心に、軽量性や機動性を重視したシーンで活躍するアイテムと言えるでしょう。その理由はシンプルな設計・デザインと通気性に優れるファブリックの採用です。

アウトドアフリークなら気になる新素材。「ブレスパンツ2.0 」に採用されているAqua Breath®（アクアブレス）とはいったいどんな素材なのでしょうか。

これまで使用していたPOLARTEC社のNeoshell（ネオシェル）の特徴は、防水性を備えながらも優れた透湿性を兼ね備えることで、雨のなかでもウェア内部のムレを効果的に発散してくれること。

とくに雨が多く、湿度の高い日本というフィールドでは、海外ブランドのレインジャケットでは透湿性が低いケースがあります（もともと多湿なフィールドを想定していないため）。Neoshellは、そんな背景もあって着目されたファブリックだったのです。

しかし、より防水・透湿の性能を高め、フィールドでの快適性を追求するために、繊維メーカーである東レと共同で生地の開発に着手。2年の歳月をかけ、防水性を高め、ウェア内をドライに保つ通気性をより備えた3レイヤー素材・Aqua Breath®（アクアブレス）を開発、新規採用となったのでした。

ベースとなる素材は15dメカニカルストレッチリップストップナイロン。ナイロン素材はもともと伸縮性の低い素材。そこで特殊な織り方を施すことでストレッチ性を確保。軽量性と耐久性も向上しています。

伸縮性を持たせることによる動きやすさや、アクティブなムーブに対するストレスの軽減も実現。開発段階でのアスリートによるフィールドテストでも良好なインプレッションを得ているそうです。

気になる対水圧と透湿性ですが、それぞれ耐水圧15,000、通気性0.1cc upを達成。その秘訣は、東レ独自開発の多孔質メンブレン。

というように、今シーズンのリニューアルの大きなトピックは新素材・Aqua Breath®︎（アクアブレス）の採用にあります。