センターを外したカーブフロントファスナータイプ。バラクラバとしても使えるフードを備えた、ティートンブロスお得意のスタイルです。
立体設計のフードは頭にフィットし、抜群のストレッチ性でどんな動きにも追従する、ノンストレスな着用感。

個性的なスタイルですが、見た目だけのためにこのような形を選んでいるわけではありません。

着脱しやすいフロントファスナータイプは、こまめなレイヤリング調整には有効ですが、時には2枚、3枚とフロントファスナーが重なることもでてきます。そうなると、顔のまわりにファスナーが大渋滞を起こすことに。動きの多い部分なので、少なからずストレスを感じるのは間違いないでしょう。

そこで有効なのが、ファスナーの位置をずらしたこのスタイル。重なりがなくなるぶんすっきりと収まって、見た目も着心地も、ストレスが大幅に軽減されます。
ファスナーを全部上げてバラクラバにしたときも、ファスナーが顎を避けて首のサイドに回り込むので、違和感なく着用することが可能。首の動きや会話をしたときに、フロントファスナーとの違いを実感できるでしょう。

機能的にもメリットの大きいカーブファスナーですが、デザイン的な魅力にも注目せずにはいられません。
カラー違いのファスナーのラインがいいアクセント。途中までファスナーを下ろして使うときの、襟の形も個性的。このためにデザインされたかのような、独自のスタイルを作りだしてくれます。

裾は、ストレッチテープでフィットするシンプルなデザイン。コード類がないのでレイヤリングでも重ならず、スッキリと着られてずり上がりや引っ掛かりもありません。

同素材を切り替えた袖口にはサムホールを配置。袖口のパーツがかなり長めにとられているので、手の甲の深い部分までしっかりとカバーして保温力を高めます。
腕の動きやひじ関節の形状を意識した立体設計で、ツッパリや捻じれがなく自然な使い心地。親指周りのストレスがない丁寧な仕上げで、サムホールを使わないときに存在感を主張することもありません。

2つのハンドポケットは、手首まですっぽり入る容量。内布も起毛フリースで冷えた指先を優しく暖めてくれます。
コンパクトサイズの胸のパッチポケットは、大切なものの定位置にぴったり。

いかに心地よく活動できるか、機能性を追求した結果生まれた、ユニークなデザイン。
フリースでありながら、フリースを越えた役割も果たす進化版。1枚でもミッドレイヤーとしても、幅広く活躍してくれるでしょう。