近年のアウトドアのなかで、大きな流れとなっているとも言えるのが、「UL(ウルトラライト)」という考え方。ギアを厳選し、ひとつひとつのものをなるべく軽量化することで、持つものの総量を軽くして、体への負担を軽減させるというこの思想は、いまや多くのアウトドアギアに組み込まれ、進化を遂げています。
ひとつひとつのものを極限まで軽くしていくには、高価な軽量素材を使ったり、作りを簡素化することが必然。値段が高くなったり、また扱いにくさを感じる場合もあります。
ですが、その軽量化において、シンプルにして大きな効力を発揮する手法が、ひとつのギアでふたつの働きをさせる、というもの。
グラム単位で削る、というレベルではなく、ギアがひとつなくなるということは、大きな軽量化に結びつきます。
そこでおすすめしたいのが、この「TERG(ターグ)/ジムサック」です。
手や肩にかけるトートバッグでありながら、口を絞るテープがショルダーになり背負うことも可能。さらに、荷物を仕分けるスタッフサックにも変身。
アウトドアではもちろん、旅行先でも、日常生活でも活躍する、と使う人のアイディア次第で、二役どころか三役も四役もこなしてくれる、まさに驚くべき「UL」効果を発揮する、便利で優秀なトートバッグなのです。
























トートにもナップサックにもスタッフサックにも
アイディア次第で自由に使えるコンパクトトート
手持ちと肩掛けの2WAY形式
このジムサックは、手持ちや肩掛けで使えるハンドループが縫い付けてあり、素早く手に持ったり肩に掛けたりして荷物を運ぶことが可能です。
ハンドループは、細身で軽量でありながら、しなやかなアウトドアテープを使用しているので、手が痛くなったり肩に食い込んだりすることがなく、快適に使うことができます。
また、開口部を締め上げるアウトドアテープは底部の両端にバックルで固定でき、そこへ両腕を通せばナップサックのように背負うことができます。
構造としては、ビニールの袋と紐でできている簡易的なナップサックと同じもの。ですが、そんな簡易な構造を、軽くて丈夫な上質素材で再現することで、日常シーンでの使用はもちろん、本格的なアウトドアアクティビティーで活用できるようなアイテムに昇華させています。
さらに、バッグインバッグとして使えば、バックパックの中の荷物を仕分けるスタッフサックとしても使用が可能。
アイデア次第で二役も三役もこなしてくれる、非常に便利なギアに仕上がっています。
スマートにギアを収納できるポケット
このジムサックには、中に入れたものが乱雑にならないように仕分けができる、便利なポケットが装備されています。
ひとつは、外側片面を覆う、大型のメッシュポケット。単一素材で作り出されたモノフィラ生地を使用したこのポケットは、通気性に優れ、水はけもよく、中に入れたものもひと目で確認できるので、非常に便利です。
開口部もゴム紐とコードロックにより絞ることができ、中に入れたものを落としてしまう心配も軽減してくれます。
もうひとつは、そのメッシュポケットの裏側にあります。15センチほどの深さを持ち、財布やスマートフォンなどを入れておくにはちょうどよい位置にあるこのポケット。開口部はファスナーが付けらていて、中に入れたものを落としたりなくしたりするトラブルを未然に防いでくれます。しかも、ダブルファスナー仕様なので、右肩左肩のどちらに掛けていても、スムーズにファスナーを開けて内部にアクセスできて非常に便利です。
薄手軽量でも強度のある生地を使用
このジムサックは、薄くて軽量でありながら強度のある75デニール繊維を編み込んだ生地で作られています。
生地に保水性がないので、水に濡れても重たくなることはありません。「ジムサック」の名前のとおり、スポーツジムなどで運動後の濡れた荷物を収納するのにも最適です。登山後の温泉バッグとしても活躍してくれそうですね。
また、生地自体の強度も高いですが、万が一、鋭利なものに当たって裂けたり穴が開いたりしても、その裂け目が広がってしまうことを防いでくれるリップストップ仕様となっています。
薄くて軽量ですが、ハードな使用にも十分耐えてくれる、タフなトートに仕上がっています。
コンパクトにたたんで持ち運び可能
このジムサックは、非常に薄い生地で作られているので、コンパクトに折りたたんで持ち運ぶことが可能です。
スーパーマーケットで買い物をする際に使うショッピングトートとしてふだん使いのバッグに入れておいても、邪魔にならず重さも気になりません。
また、荷物を置いて必要なものだけを持って頂上に向かう、という場面でも、このジムサックがバックパックに入っていれば、たちまちサミットパックに早変わり。大切なものだけを背負って快適に歩くことができるはずです。
手抜きのない便利なディテール
開口部を絞り、かつ、背負う際にショルダーストラップとなるテープ部分には、小さいながら確実に開け閉めができる樹脂製バックルが付けられていて、背負う際にもたつくようなことはありません。
さらに、そのテープ部には面テープが付けられていて、長さを絞ったさいに余る部分をコンパクトにまとめることが可能です。
薄手軽量でも強度のある生地を使用
トートの底部両サイドは、本体よりも厚手の生地を使用して、スレやキズから中身を守り、耐久性もアップさせています。
ポケットのファスナーも、鉄製タブを取り除き、ループ状に取り付けた細いロープをタブにしています。開けやすさをアップさせるとともに、軽量化にも貢献するという、細かいながらも効果絶大な、優れたディテールです。
このジムサックを開発したターグ(TERG)は、「Trial and Error Research Group」の頭文字を取って名付けられたメーカーです。
高性能なアウトドアチェアで有名なヘリノックス社の中で、新製品の探索と設計に携わるチームとして活動しているターグは、高度な機能と優れたデザインを併せ持つ製品の開発を日夜進めています。
そのチーム名を冠したメーカーが作り出した、この軽量トートバッグ。巷にあふれるトートやスタッフサックとはひと味もふた味も違う、最新の技術と確かな思想に裏打ちされた、持つ人のアイデア次第で変幻自在に使いこなせる、便利で優れたギアとなっています。
商品詳細
ブランド |
TERG(ターグ) |
名称 |
ジムサックV2/UNISEX |
重量 |
150g |
サイズ |
H47cm×W35cm×D10cm |
容量 |
17L |
カラー |
Black(ブラック) |