また、裏地に使用されている「C-knit」は、丸編みのニット構造となっており、インナーなどのジャケットの下に着用する面が柔らかくなっているのが特徴。このニット構造が着心地のよさの理由です。

また、生地の厚みを薄くすることが可能になり、軽量性にも繋がっています。レインウェアといえばゴワゴワでシャカシャカしているものと思っている方。結構進化しているんです！

では、細部にフォーカスしてみましょう。

まずは全体のデザイン。「ピークパフォーマンス」といえばスタイリッシュでありながらもユニークなパターンやあしらいです。着用するとすっきりとしたシルエットで、北欧のアウトドアブランドだと再認識させてくれます。

パターン構成はとてもシンプルで、スマートな印象。レインジャケットにおいて、パターンがシンプルになることは、縫製箇所が減るため軽量化につながり、また縫製部分からの浸水などのリスクも抑えられます。もちろんすべての縫製箇所にシームが施されているのでご安心を。

フロントジッパーとポケットはレインジャケットでは必須の止水ジップを採用。ちなみにポケットの上部のカラーが切り替わっているところはベンチレーションになっていて通気をサポートしてくれます。

フードはドローコードで調整するタイプで、シンプルに後頭部側から引けばOK。強風時や雨天時の浸水をブロックしてくれるだけでなく、顔を左右に動かしても視野が妨げられることがありません。

袖口はベルクロで着用感を調整可能。擦れなどでダメージを受けやすい肘部分にはドットタイプの補強がプラスされています。岩場で擦ったり、座っているときに肘をついたりと、何かと負荷のかかりやすい場所。こういった配慮は嬉しいポイントです。

ジャケットの裾部分には滑り止めのラバーが設けられており、行動中に裾が上がってくることを防いでくれます。ランニングなどのアクティブな動きやクライミングでハーネスを着用するときなどに活躍してくれる機能です。

ゴアテックス素材かつ3レイヤーのレインジャケットは、今ではスタンダードといえるアイテム。様々なデザイン、様々な機能を採用したジャケットもありますが、この「リミットジャケット」はどちらかといえばシンプルに、無駄を削ぎ落としているのがアドバンテージ。

雨をしっかり防いでくれて、快適性も損なわない。そんなレインジャケットの基本に立ち返ることで、軽量性や着心地のよさを手に入れることができるのです。ゆえにファストパッキングやトレイルランニングといったスポーツ的な登山アクティビティにも対応できるようになっていると言えるでしょう。

もちろん登山やハイキングでも最高のパフォーマンスを発揮してくれること間違いなし。人とはちょっと違うレインジャケットを着たいという方にもオススメな一着です。