登山初心者にとって、アイテム選びに多いに迷うのがレインウェアだと思います。高価な買い物になるからできるだけお財布に優しいものを選びたいけれど、安かろう悪かろうでは逆に損をするというもの。レインウェア選びに迷っている人にオススメしたいのが、この「Patagonia(パタゴニア)/スレートスカイジャケット」です。価格は2万円台とレインウェアとしては安価な部類に入りますが、縦走登山までしっかり対応する機能性も持っています。そして、機能だけではない、パタゴニアらしい環境への配慮も込められた逸品です。





















機能、環境配慮、コスパ
3拍子そろったレインウェア
漁網をリサイクルした素材を採用
現在、問題になっている海洋プラスチック汚染。この問題に真摯に向き合っているパタゴニアが5年ほど前から取り組んでいるのが「ネットプラス」という素材の開発。海にそのまま廃棄されることもあった、使用済みの漁網を回収してナイロン素材としてリサイクルしたものです。いままでは小物類やウェアの一部に使用されていましたが、昨年からアウター類にも採用を開始しています。
PFCフリーの耐久性撥水加工
ほかにもパタゴニアのレインウェアとしては初となる、PFCフリー(フッ素化合物不使用)の耐久性撥水コーティングを採用。従来の撥水加工に使われていた、環境に悪影響を及ぼすフッ素化合物を排除することで、パタゴニアの環境問題への取り組みを体現したアイテムになっています。
機能もしっかり3層構造
パタゴニア独自の防水透湿素材である「H2Noパフォーマンス・スタンダード」を採用した3層構造なので、レインウェアとして十分過ぎる防水性に加えて、長期間使用できる耐久性を備え、内部に溜まるムレも最小限に抑えてくれます。
特徴的なストームフラップ
ディティールとして特徴的なのが、首元から胸元に続くストームフラップ。スナップボタンを留めるだけで、首周りをしっかりカバーしてくれるので、その名の通り、嵐の時の完全防備したい時はフルクローズすれば、雨水の浸入を効果的に防いでくれます。その一方で、小雨の時などはスナップボタンのみ留めて、下部分のジッパーを開ければ、ベンチレーション機能を高めることもできるんです。
両サイドのポケット
両サイドにはバックルに干渉しにくい位置にジッパー付きの大型ポケットが付きます。内側がメッシュになっているので、ジッパーを開けておけばベンチレーションとしても機能します。
必要最小限のディテールで携行しやすさを徹底
袖口はパイピングのみで、ベルクロなどの調整機能はなし。右裾のドローコード、フードのドローコードなど、必要な要素は削らず、全体をシンプルにまとめているおかげでフード内にすっきりと収納することができます。コンパクトにまとまるので、携行しやすいサイズ感と軽さをあわせ持っています。
このレインウェアは、登山入門者からベテランまで使えるシンプルゆえの汎用性の高さがあると思います。シンプルなデザインなので、タウンユースもしやすいのもコストパフォーマンスの高さに一役買っています。機能、デザイン、そして環境への配慮。トータルでじつに“パタゴニアらしい”アイテムになっていると思います。
サイズ表
※仕上がり寸法(平置き/cm)
※実製品の寸法と若干異なる場合があります
S | M | L | |
身幅(cm) |
53 |
57 |
62 |
後着丈(cm) |
77 |
80 |
83 |
裄丈(cm) |
90 |
93 |
95 |
商品詳細
ブランド |
patagonia(パタゴニア) |
名称 |
スレートスカイジャケット/MENS |
素材 |
H2Noパフォーマンス・スタンダード・シェル:リサイクルされた漁網を使用し海洋プラスチック汚染の削減に貢献する、3層構造の平織りの3.2オンス・30デニール・ネットプラス・ポストコンシューマーリサイクル・ナイロン100%。 |
重量 |
295 g (10.4 oz) |
サイズ |
S、M、L |
カラー |
SMDB(ネイビー) |
原産国 |
ベトナム製 |