本体は差し込みタイプのステンレスのフレームで構成され、各パーツを組み込むだけで立ち上がります。細いフレームでありながらも、安定性は抜群。調理の際にコッヘルやカップを置いてもぐらつきにくくなっています。

薪の受け皿になるのはステンレスでできた目の細かいメッシュ。火力を落とさないよう通気性のあるメッシュとなっており、収納時はクルッと畳めばコンパクトに。メッシュの四隅に空いた穴に本体のフレームを通して固定するタイプとなっています。

火を熾したあとでも移動ができるため、煙の向きや風で火加減を調整したいときは瞬時に置く位置を変更可能です。

オプションパーツとして付属するのが専用の火吹き棒。ステンレスパイプにシリコン製のチューブが接続されたもので、ピンポイントで空気を送ることができます。とくに小型の焚き火台ではこまめな火の世話が必要。最小限の労力で火をコントロールできる便利アイテムです。ちなみに本体のフレームの一部を使用しているため、スペアパーツとしても活用できます。

付属のゴトクはコッヘルやカップなどを焚き火台の上に置く際に使用。左右に動かすことができ、火力が欲しいときは中央、保温で使いたいときはサイドに寄せるなど、焚き火台の利便性を広げてくれるパーツです。ちなみにこのゴトクはトングとしても使用でき、薪や炭の移動に活躍します。

「PAAGO WORKS / ニンジャ ファイヤースタンド ソロ」の最大の魅力は、やはりコンパクト&軽量なモデルに仕上がっていること。いわゆるキャンプ向けの焚き火台は安定感や大人数での調理を想定しているため、大きく、重いものがほとんど。ゆえに「焚き火をしたいけれど、登山装備に重い焚き火台はちょっと…」と感じている方は少なくないはず。

その点、「PAAGO WORKS / ニンジャ ファイヤースタンド ソロ」はとくにコンパクトに収納でき、持ち運びのしやすさがウリ。「キャンプサイトが焚き火OKだから、ハイク後に立ち寄って料理をしよう」「メインの調理はガスバーナーだけど、ちょっと焚き火も楽しみたい」という要望にしっかりと応えてくれるアイテム。キャンプで焚き火を楽しんでいたという方も、これから焚き火に挑戦してみたいという方も、ニーズを満たしてくれるユニークな一台です。