アウトドアでは、自然の状況や体の動きで、必要なウェアは刻一刻と変わっていきます。激しく動いている時はTシャツ一枚でも、立ち止まると冷えてインサレーションが必要となり、風が吹けばウィンドブレーカーを使い、小雨がぱらつけばレインウェアを羽織り、と、状況に合わせて多くのウェアが必要となります。
そのたびに立ち止まり、バックパックをおろし、脱ぎ着し、取り出してしまって、を繰り返すのは、非常に不便で、効率も落ちてしまいます。なるべくひとつのウェアを着たままで、快適にアウトドアでの行動を続けることはできないものか……。
その回答の一つが、ノローナのビティホーンアルファフーディーシャツです。晴天から多少の小雨まで、あらゆる状況に対応すべく、素材から製法、カッティングに各所のディテールまで考えて作り上げられたウェア。アウトドアでの多くのシーンに対応してくれる、進化したシャツとなっています。











自然がもたらすあらゆる状況にも対応
オールマイティなアウトドア「シャツ」
軽量かつ保温性のある素材を採用
米軍特殊部隊とポーラテック社が共同開発して生まれた保温素材、ポーラテックアルファ。保温性のある中綿を緩く編んだもので、中綿が生地から吹き出てしまう、という欠点をなくした素材です。
その中綿素材を、生地を取り外してそのまま外に出してしまった、というのが、このポーラテックアルファ60ダイレクト。
裏地がないので、その分軽量になり、通気性も向上。軽くコンパクトで、暖かく、蒸れずに快適、というアウトドアにはうってつけの素材です。
そして、もう一つの隠れた利点は、裏地を取り去ったことで現れた、そのなめらかで柔らかい肌触り。ついつい頰ずりしてしまうほど気持ちの良い素材を、内部に採用しています。
ストレッチ素材を随所に配置、風や雨を防ぎ保温性を高める表地
脇の下やサイドには、ストレッチ性の高い生地を採用。激しい動きや大きなムーブをしても、突っ張ることなく、ストレスなく行動することが可能です。また、前面には、防風撥水性のあるPERTEXを配し、風による冷えや、小雨での濡れを防いでくれます。
体の動きに追随する絶妙なカッティング
このウェアの特徴は、体の動きを妨げないように考えられたカッティング。そして、その部分部分の動きに最適な生地を配置していること。ストレッチ、防風、保温、汗抜け、とそれぞれの素材が持つ持ち味、利点、働きを最大限に生かす。そのために、素材を変え、縫い合わせるという手間を惜しまず、高い性能を生み出し、一着でカバーできる範囲を広げています。
ウェストベルトに干渉しないアノラックタイプ
前面がフルオープンできるジャケットタイプに比べ、どうしても脱ぎ着に手間がかかるというマイナス面が目に付いてしまうアノラックタイプのウェア。ですが、この形だからこその利点も。
そのひとつが、ウェストの部分。バックパックを背負ってウェストベルトを締めると、ジャケットタイプでは、腹部のジッパーが締め付けられて違和感があることも。このビティホーンアルファフーディーシャツは、ウェストベルト部分にジッパーがなく、その違和感が全くありません。ある程度重量のあるバックパックを背負う場合は、ウェストベルトが重要になります。そのウェストベルトをしっかりと違和感なく締められるのは、大きなアドバンテージです。
上下からオープンできるフロントジッパー
また、ウェストベルトをしている場合、ジャケットタイプだと、ジッパーは上からしか開けることができず、全開にするか閉めるか、の2択となってしまいます。ですが、このビティホーンアルファフーディーシャツはウェストベルトのすぐ上にジッパー最下部があり、そこを開けることによって、下から空気を入れることが可能。首元への空気の流れを作ることができるので、気温が高いときに、効率的にウェア内部の蒸れを外に出すことができるのです。
ずり上がりを防止するサムホール
ビティホーンアルファフーディーシャツのサムホールも、機能的かつスタイリッシュにデザインされています。ただ袖に穴を開けただけのものとは一味も二味も違う収まりに、ノローナというメーカーの、細部も妥協しない強い思想がうかがえます。
バックバックでのスレから生地を守る
登山を中心としたアウトドアウェアで、最初に痛んでしまうのが、バックパックを背負っていて擦れてしまう肩と腰の部分。ここにPERTEXの生地を補強として当てることで、擦れからウェアを守ってくれます。これによってウェアを長く使うことができ、無駄な資源を浪費せずに済む。そんな、ちょっとした配慮が、自然を守るアクションへと繋がっています。
フードと一体化したフェイスマスク
ウィンターシーズンでなくても、冷たい風や朝晩の冷えから、顔や首筋を守りたいと感じる場面は多いはず。でも、そのためだけにネックウォーマーを用意して持っていくのも……という時に、活躍するのがこの機能。フードの内側に、フェイスマスクとして使える部分が縫い付けてあり、フードをかぶって口元に持っていけば、冷気から顔や首筋をカバーできるのです。使わない時はフードのインナー部分として収納されるので、かさばることもなく、落としてなくすこともない。アイデアに溢れた優れものです。
パウダーカバーが保温性をアップ
お腹周りを冷やしてしまうことは、アウトドアアクティビティでの行動を大きく制限してしまう原因の一つ。そんなマイナスポイントを効果的に防いでくれるのが、このパウダーカバー。冬山で使用するアウタージャケットなどに装着されている、雪をウェア内に入らないようにするためのディテールですが、このウェアになぜ?ですが、これがまた優れもの。このカバーをパンツの中に入れれば、下からの冷気をシャットダウン。お腹周りはもちろん、体を冷やしてしまうことを効果的に防いでくれます。まさに、発想の転換!
アウトドアで考えられる数多くのシーンに対応するように、考え尽くされた細かなディテールを集積させた、知識の結晶とも言えるこのウェア。
ジャンルとしては、中綿を使用した薄手のインサレーションに近いかもしれませんが、ビティホーンアルファフーディーシャツという名称が表す通り、シャツとして気軽に着こなしたいアイテムです。
気がつけば、朝の出発から、日中の行動中、午後の目的地到着から、夕方のくつろぎの時間、そして夜の就寝まで、一日中着たままで快適に過ごせてしまう、オールマイティなウェアとして、ごくごく自然に使いこなしていることでしょう。
サイズ表
※下記数値はcmです
S | M | L | |
身長 |
167~177 |
173〜183 |
179〜189 |
胸囲 |
94~96 |
100~104 |
105~108 |
ウエスト |
80~83 |
88~93 |
95~98 |
ヒップ |
98~100 |
104~107 |
108~110 |
首周り |
39.5~40 |
41~42 |
43 |
股下 |
77.5 |
80 |
83 |
首の付け根からおへそ |
44 |
44.5 |
45 |
袖 |
61.5~62.5 |
63.5 |
64~65 |
商品詳細
ブランド |
NORRONA(ノローナ) |
名称 |
ビティホーン アルファフーディシャツ/MENS |
主素材 |
20D 100% RECYCLED NYLON,POLARTEC® POWER GRID® POLARTEC® Alpha® 65% POLYESTER / 25% RECYCLED POLYESTER / 10% ELASTANE, POLARTEC® POWER WOOL® 69% POLYESTER / 31% WOOL |
重量 |
300g(L) |
サイズ |
S、M、L |
カラー |
Pureed Pumpkin(オレンジ) |
備考 |
身体の各部位にそれぞれの特性を生かした5つの素材をマッピングした革新的な製品です。保温の必要な肩からボディ、腰部には Polartec Alpha60 direct、脇下は Polartec Power Wool、袖と背面には Polartec Power Grid を配しています。ウエストは2重構造で片方をパウダーカバーのようにパンツインすることにより保温性を高めます。フードにはフェイスマスクが内臓され、メインジッパーはダブルジッパでベンチレーションとして機能します。袖に簡易のサムホールが付いています。ロゴはリフレクタープリントです。
ノローナは北欧ブランドのため、いつも着用しているサイズより、ワンサイズ小さめのサイズを選択することを推奨いたします。 |