これまでのLA SPORTIVAの登山靴とは少し違う近未来的なフォルムと、目を惹かれる斬新なソールデザイン。これまでの概念を切り崩しながら、新たな技術や素材そして構造を取り入れた新たな登山靴のカテゴリーとしてLA SPORTIVAがリリースしたのが「AEQUILIBRIUM(エクイリビウム)」シリーズ。そのファーストモデルとして、製品化されたのが今回ご紹介する「LA SPORTIVA(スポルティバ)/エクイリビウム ST GTX®」です。アンバサダーやテスターが口を揃えて言う「既成概念を超越する快適さ」の裏側にある革新的な製造技術や設計について見ていきましょう。
この商品が含まれる商品グループ
まったく新しいソールデザインを採用したLA SPORTIVAの進化系登山靴
エクイリビウムシリーズの代名詞「ダブルヒール」
見た目、そして実際の使用においいて最も顕著な特徴として挙げられるのが「ダブルヒール」と呼ばれるアウトソールの構造。斜めにそぎ落とされたヒール部分と、モトクロスバイクのブロックタイヤを彷彿とさせる登山靴ではあまり見たことのないような大きなラグ。このシューズを手にとった瞬間に、まず目が行ってしまうのは、間違いなくその「ダブルヒール」部分でしょう。
トレイルでの歩行性能を引き上げるダブルヒール構造
ルックスはさておき、このダブルヒール構造が果たす役割をご紹介します。斜めにカットしたヒール部分は、足をローリングさせながら推進力を高めます(図中1)。踵の角をカットすることにより、地面へのコンタクトポイントが点から面になることによって、着地時に生じる足首の横ぶれを抑え、長時間歩行時の疲労軽減にもつながります。そのカット面から爪先方向にある逆向きにテーパーが取られた大きなラグの凸部は、下り坂で食い込むように地面を捉えグリップ力を向上させています(図中2)。
技術革新によってもたらされた新たなソール構造
「LA SPORTIVA(スポルティバ)/エクイリビウム ST GTX®」の歩行性能の高さは、外観に現れている「ダブルヒール」によるものだけではありません。実はソールの見えない部分にもギミックが隠されています。アウトソールの大きな凹凸ラグはゴムの塊になっているのではなく中空状態に整形されていて、その中にクッション性の高いミッドソール素材が入れ子になって挿入されています。これにより、大きなラグ自体にもクッション性を持たせることができるため、グリップしながら衝撃吸収というサイクルを効率よく機能させることができるのです。また、アウトソールに使用されている比重が重いゴム素材の使用量も減らすことができるので、シューズ全体の軽量化にも大きく貢献しています。
軽量化と堅牢さを両立したTPU補強
従来のLA SPORTIVAの登山靴では、爪先から踵まで耐久性を高めるためのランドラバーを貼りめぐらせていましたが、「LA SPORTIVA(スポルティバ)/エクイリビウム ST GTX®」では、TPU素材のヒールカウンターとトゥキャップを保護部材として採用し、ソールパッケージを成形すると同時に、シューズの剛性を高め形状維持するための役割を担っています。比重が高いランドラバーを省略し必要十分な強度を生み出すことにより、これも大幅な軽量化につながるポイントとなりました。
セミワンタッチアイゼンが装着可能なヒールカウンター
そのTPU素材のヒールカウンターの一部は「後コバ」として機能するように樹脂成形されているので、セミワンタッチアイゼンを装着することが可能です。(爪先部の「前コバ」は無いので、ワンタッチ式のアイゼンには対応していません。)
繊細な足裏感覚をもたらすエルゴノミック構造
「LA SPORTIVA(スポルティバ)/エクイリビウム ST GTX®」には、もう1点表層に現れることのない、歩行性能を上げるポイントがあります。それは、アッパー内側の爪先部と踵部を人間の足の形状に沿うようにラウンドさせ、無駄な空間を極限までカットしたエルゴノミック構造にしていることです。自分の足に密着した感覚が高められ、接地面の情報をより敏感に感じ取りやすくなるため、フィット感はもちろんのこと、テクニカルな路面での操作性の向上にもつながります。
より自然な歩行感を導き出すために進化した「3DフレックスシステムEVO」
LA SPORTIVAの登山靴の足首の可動部に汎用的に搭載されている「3Dフレックスシステム」。トラバース時の歩行性能を維持するための足首部のフレキシブルな可動システムですが、「LA SPORTIVA(スポルティバ)/エクイリビウム ST GTX®」には、くるぶしを包み込みながら支える特殊な形状を加えることで、今まで以上のフィット感を実現しながらテクニカルな足運びをサポートする「3DフレックスシステムEVO」が初めて搭載されました。
軽量で堅牢なアッパー素材
「LA SPORTIVA(スポルティバ)/エクイリビウム ST GTX®」は、片足約630gと、とても軽量に仕上がってしますが、決して堅牢性を疎かにしているわけではありません。岩や草木への干渉が生じやすいアッパー部には、ハチの巣状の高強度素材・ハニカムガードを使用。しなやかに足の動きに追従する素材ながら、耐摩耗性を向上させシューズ全体の堅牢度と軽量化に貢献しています。ライナーには防水そして透湿性を備えた「GORE-TEX®パフォーマンス コンフォート」を採用し、3シーズン対応モデルとして必要十分なアッパーの仕様になっています。
登山家からの支持も高いアウトソール「Vibram® MONT」
「LA SPORTIVA(スポルティバ)/エクイリビウム ST GTX®」のアウトソールは、岩のような硬い路面におけるグリップも秀逸です。ソールラバーの最高峰といわれるVibram®社のコンパウンドの中でも登山家からの支持が高い「Vibram® MONT」を採用。低温状況でのグリップ力の保持やアイゼンの装着に適した硬度があります。登山靴のほか厳しい環境において活動する様々な分野のプロフェッショナルからも絶大な信頼をうける特別な配合のラバー材で、高所作業やモータースポーツなどのシューズにも採用されています。
サイズ表
EU | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 |
cm | 23.1 | 23.7 | 24.3 | 24.9 | 25.5 |
※cm表記は実寸です。個人の足型や好み、モデルによっても変化する場合がございます。
商品詳細
ブランド | LA SPORTIVA(スポルティバ) |
名称 | エクイリビウム ST GTX/WOMENS |
アッパー | 防水60.6ナイロン+ハニカムガード |
ライニング | GORE-TEX |
ソール | Vibram社製 |
重さ(1/2ペア) | 約515g |
カラー | ブラック ハイビスカス(ブルー×ブラック) |
まったく新しいソールデザインを採用したLA SPORTIVAの進化系登山靴
これまでのLA SPORTIVAの登山靴とは少し違う近未来的なフォルムと、目を惹かれる斬新なソールデザイン。これまでの概念を切り崩しながら、新たな技術や素材そして構造を取り入れた新たな登山靴のカテゴリーとしてLA SPORTIVAがリリースしたのが「AEQUILIBRIUM(エクイリビウム)」シリーズ。そのファーストモデルとして、製品化されたのが今回ご紹介する「LA SPORTIVA(スポルティバ)/エクイリビウム ST GTX®」です。アンバサダーやテスターが口を揃えて言う「既成概念を超越する快適さ」の裏側にある革新的な製造技術や設計について見ていきましょう。
エクイリビウムシリーズの代名詞「ダブルヒール」
見た目、そして実際の使用においいて最も顕著な特徴として挙げられるのが「ダブルヒール」と呼ばれるアウトソールの構造。斜めにそぎ落とされたヒール部分と、モトクロスバイクのブロックタイヤを彷彿とさせる登山靴ではあまり見たことのないような大きなラグ。このシューズを手にとった瞬間に、まず目が行ってしまうのは、間違いなくその「ダブルヒール」部分でしょう。
トレイルでの歩行性能を引き上げるダブルヒール構造
ルックスはさておき、このダブルヒール構造が果たす役割をご紹介します。斜めにカットしたヒール部分は、足をローリングさせながら推進力を高めます(図中1)。踵の角をカットすることにより、地面へのコンタクトポイントが点から面になることによって、着地時に生じる足首の横ぶれを抑え、長時間歩行時の疲労軽減にもつながります。そのカット面から爪先方向にある逆向きにテーパーが取られた大きなラグの凸部は、下り坂で食い込むように地面を捉えグリップ力を向上させています(図中2)。
技術革新によってもたらされた新たなソール構造
「LA SPORTIVA(スポルティバ)/エクイリビウム ST GTX®」の歩行性能の高さは、外観に現れている「ダブルヒール」によるものだけではありません。実はソールの見えない部分にもギミックが隠されています。アウトソールの大きな凹凸ラグはゴムの塊になっているのではなく中空状態に整形されていて、その中にクッション性の高いミッドソール素材が入れ子になって挿入されています。これにより、大きなラグ自体にもクッション性を持たせることができるため、グリップしながら衝撃吸収というサイクルを効率よく機能させることができるのです。また、アウトソールに使用されている比重が重いゴム素材の使用量も減らすことができるので、シューズ全体の軽量化にも大きく貢献しています。
軽量化と堅牢さを両立したTPU補強
従来のLA SPORTIVAの登山靴では、爪先から踵まで耐久性を高めるためのランドラバーを貼りめぐらせていましたが、「LA SPORTIVA(スポルティバ)/エクイリビウム ST GTX®」では、TPU素材のヒールカウンターとトゥキャップを保護部材として採用し、ソールパッケージを成形すると同時に、シューズの剛性を高め形状維持するための役割を担っています。比重が高いランドラバーを省略し必要十分な強度を生み出すことにより、これも大幅な軽量化につながるポイントとなりました。
セミワンタッチアイゼンが装着可能なヒールカウンター
そのTPU素材のヒールカウンターの一部は「後コバ」として機能するように樹脂成形されているので、セミワンタッチアイゼンを装着することが可能です。(爪先部の「前コバ」は無いので、ワンタッチ式のアイゼンには対応していません。)
繊細な足裏感覚をもたらすエルゴノミック構造
「LA SPORTIVA(スポルティバ)/エクイリビウム ST GTX®」には、もう1点表層に現れることのない、歩行性能を上げるポイントがあります。それは、アッパー内側の爪先部と踵部を人間の足の形状に沿うようにラウンドさせ、無駄な空間を極限までカットしたエルゴノミック構造にしていることです。自分の足に密着した感覚が高められ、接地面の情報をより敏感に感じ取りやすくなるため、フィット感はもちろんのこと、テクニカルな路面での操作性の向上にもつながります。
より自然な歩行感を導き出すために進化した「3DフレックスシステムEVO」
LA SPORTIVAの登山靴の足首の可動部に汎用的に搭載されている「3Dフレックスシステム」。トラバース時の歩行性能を維持するための足首部のフレキシブルな可動システムですが、「LA SPORTIVA(スポルティバ)/エクイリビウム ST GTX®」には、くるぶしを包み込みながら支える特殊な形状を加えることで、今まで以上のフィット感を実現しながらテクニカルな足運びをサポートする「3DフレックスシステムEVO」が初めて搭載されました。
軽量で堅牢なアッパー素材
「LA SPORTIVA(スポルティバ)/エクイリビウム ST GTX®」は、片足約630gと、とても軽量に仕上がってしますが、決して堅牢性を疎かにしているわけではありません。岩や草木への干渉が生じやすいアッパー部には、ハチの巣状の高強度素材・ハニカムガードを使用。しなやかに足の動きに追従する素材ながら、耐摩耗性を向上させシューズ全体の堅牢度と軽量化に貢献しています。ライナーには防水そして透湿性を備えた「GORE-TEX®パフォーマンス コンフォート」を採用し、3シーズン対応モデルとして必要十分なアッパーの仕様になっています。
登山家からの支持も高いアウトソール「Vibram® MONT」
「LA SPORTIVA(スポルティバ)/エクイリビウム ST GTX®」のアウトソールは、岩のような硬い路面におけるグリップも秀逸です。ソールラバーの最高峰といわれるVibram®社のコンパウンドの中でも登山家からの支持が高い「Vibram® MONT」を採用。低温状況でのグリップ力の保持やアイゼンの装着に適した硬度があります。登山靴のほか厳しい環境において活動する様々な分野のプロフェッショナルからも絶大な信頼をうける特別な配合のラバー材で、高所作業やモータースポーツなどのシューズにも採用されています。
サイズ表
EU | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 |
cm | 23.1 | 23.7 | 24.3 | 24.9 | 25.5 |
※cm表記は実寸です。個人の足型や好み、モデルによっても変化する場合がございます。
商品詳細
ブランド | LA SPORTIVA(スポルティバ) |
名称 | エクイリビウム ST GTX/WOMENS |
アッパー | 防水60.6ナイロン+ハニカムガード |
ライニング | GORE-TEX |
ソール | Vibram社製 |
重さ(1/2ペア) | 約515g |
カラー | ブラック ハイビスカス(ブルー×ブラック) |