「エバーブレスフォトンパンツ」の最大の特長は、抜群のストレッチ性。発売当初、ここまで伸び縮みするレインパンツは珍しく、「足元の動きがもたつかず、バランスを崩すリスクが減る」と話題になりました。

生地の伸縮率は、縦が約107％、横が約117%。実際に着用して足を上げてみると、ひざ周りの生地がつっぱらないため、裾がずり上がることもありません。動きに合わせて驚くほどスムーズに伸びるので、普通のトレッキングパンツを履いているような感覚で歩くことができます。 

パンツ両側には、靴を履いたままでも脱ぎ着しやすい、ひざ上まで開くロングファスナーを装備。2025年モデルからは、強力に水の浸入を防ぐ止水ファスナー「AquaGuard®Tightened（アクアガード タイトゥンド）」を新たに採用し、前立て部分も含めてアップデートされました。

従来必要だった止水ファスナーの裏に配置されるフラップを省くことができ、スライダーが生地を噛む心配もなく、よりスムーズな着脱を実現しています。

2020年からYKKにて開発がスタートしたこの止水ファスナーは、かねてからファイントラック企画担当者が開発をリクエストしていたプロダクトだったこともあり、2022年の初代プロトタイプからフィールド試験、フィードバックなどファイントラック社員が全面的に協力。今季、ようやく製品に採用するまでになりました。

「エバーブレスフォトンジャケット」にリンクベントと呼ばれる換気口が備わっているように、「エバーブレスフォトンパンツ」も両側のファスナーを上から開けることでダイレクトに換気を促すことができる仕様になっています。引手にはグローブなどをはめた状態での操作しやすいようにプルタブが付き、行動中、両足に暑さを感じたときはベンチレーションを開放して涼しい風を取り込むことができます。

登山用として作られているレインウェアは、雨など外からの水分をシャットアウトする防水性と、体から出る汗や湿気を逃がしてムレを防ぐ透湿性を備えていることが大前提。しかし、防水素材は生地が硬く伸縮性に乏しいために、着心地がいいとはいえないことが課題でした。そこでファイントラックが独自に開発したのが、驚くほど伸びる防水透湿素材「エバーブレス」です。

「エバーブレスフォトンパンツ」の耐水圧は20,000mm以上もあり、透湿性はA-1法の測定で10,000g／㎡／24hを備えています。10,000g／㎡／24hという数値は、製品（生地）1㎡あたり、1日（24h）で10,000g（10kg）の水蒸気の汗を透過する（外に出す）能力があることを表しています。

表地・裏地の両面に耐久撥水加工を施し、20,000回のストレッチテスト後も耐水圧はほぼ100％をキープ。2025年モデルからは裏地のニット糸が20デニールに変更され、耐久性もアップしました。

この素材のもうひとつの大きな特徴が、しなやかさ。レインウェアやハードシェルにありがちな、ゴワゴワ感やガサガサ音とは無縁の、しなやかで静かな着心地。裏地はソフトなニット地なので、ショートパンツの上から履いても不快感なし。

普通のパンツのような感覚で使えるので、雨が降っているときはもちろん、稜線で強い風に吹かれたときのウインドシェルとして、テント場から朝日が昇るのを見に行くときの防寒着としても、これ1枚で使いまわせます。
普通なら、雨が上がったら少しでも早く脱ぎたいと思うところですが、このパンツなら、そのまま歩いてもストレスなし。 今日は途中で絶対雨になるというような天気なら、早めに履いておくというのも、このパンツなら考えられます。

着用時のシルエットは、太すぎず細すぎず、バランスのいいデザイン。

伸縮性のないレインパンツは、動きを妨げないように全体的にゆとりを持たせて作るため、おしりから太ももにかけてはとくにダブつきができてしまいがちですが、「エバーブレスフォトンパンツ」は無駄のないスリムなシルエット。見た目がすっきりしているのはもちろん、足元を確認しやすいので足さばきも良好。

裾のバタつきが気になる場合は、足首周りをドローコードで絞ることも可能。足がパンツの裾に引っかかったりという危険もなく、はしごや岩場を抜けるときももたつかず安定して歩くことができます。

ウエストにはゴムバンドが縫い込まれているため、腰にソフトにフィット。フィット感が物足りないときは、2本の紐で細かく調整できます。

収納時はとてもコンパクト。防水透湿3層生地を使ったレインウェアとしてはトップレベルの軽さです。携行用のスタッフサックも付属しているので、もしもの時に備えて、頼れるレインパンツを常備しておくことをおすすめします。

日本は世界的に見てもとても雨が多い国。
足元の状況が悪くなり、より慎重な行動が求められる雨のなかでこそ、動きやすいレインパンツを穿いて安全性を高めたいもの。

レインパンツとしては少し高価な印象の「エバーブレスフォトンパンツ」ですが、日本製ならではの丁寧なつくりや、日本人に合ったパターンやサイズ感を選べること、最高レベルの防水透湿性が衰えず翌シーズン以降も高いパフォーマンスを持続することを考えると、充分その価値があるのではないでしょうか。

「エバーブレスフォトンパンツ」の最大の特長は、抜群のストレッチ性。発売当初、ここまで伸び縮みするレインパンツは珍しく、「足元の動きがもたつかず、バランスを崩すリスクが減る」と話題になりました。

生地の伸縮率は、縦が約107％、横が約117%。実際に着用して足を上げてみると、ひざ周りの生地がつっぱらないため、裾がずり上がることもありません。動きに合わせて驚くほどスムーズに伸びるので、普通のトレッキングパンツを履いているような感覚で歩くことができます。 

パンツ両側には、靴を履いたままでも脱ぎ着しやすい、ひざ上まで開くロングファスナーを装備。2025年モデルからは、強力に水の浸入を防ぐ止水ファスナー「AquaGuard®Tightened（アクアガード タイトゥンド）」を新たに採用し、前立て部分も含めてアップデートされました。

従来必要だった止水ファスナーの裏に配置されるフラップを省くことができ、スライダーが生地を噛む心配もなく、よりスムーズな着脱を実現しています。

2020年からYKKにて開発がスタートしたこの止水ファスナーは、かねてからファイントラック企画担当者が開発をリクエストしていたプロダクトだったこともあり、2022年の初代プロトタイプからフィールド試験、フィードバックなどファイントラック社員が全面的に協力。今季、ようやく製品に採用するまでになりました。

「エバーブレスフォトンジャケット」にリンクベントと呼ばれる換気口が備わっているように、「エバーブレスフォトンパンツ」も両側のファスナーを上から開けることでダイレクトに換気を促すことができる仕様になっています。引手にはグローブなどをはめた状態での操作しやすいようにプルタブが付き、行動中、両足に暑さを感じたときはベンチレーションを開放して涼しい風を取り込むことができます。

登山用として作られているレインウェアは、雨など外からの水分をシャットアウトする防水性と、体から出る汗や湿気を逃がしてムレを防ぐ透湿性を備えていることが大前提。しかし、防水素材は生地が硬く伸縮性に乏しいために、着心地がいいとはいえないことが課題でした。そこでファイントラックが独自に開発したのが、驚くほど伸びる防水透湿素材「エバーブレス」です。

「エバーブレスフォトンパンツ」の耐水圧は20,000mm以上もあり、透湿性はA-1法の測定で10,000g／㎡／24hを備えています。10,000g／㎡／24hという数値は、製品（生地）1㎡あたり、1日（24h）で10,000g（10kg）の水蒸気の汗を透過する（外に出す）能力があることを表しています。

表地・裏地の両面に耐久撥水加工を施し、20,000回のストレッチテスト後も耐水圧はほぼ100％をキープ。2025年モデルからは裏地のニット糸が20デニールに変更され、耐久性もアップしました。

この素材のもうひとつの大きな特徴が、しなやかさ。レインウェアやハードシェルにありがちな、ゴワゴワ感やガサガサ音とは無縁の、しなやかで静かな着心地。裏地はソフトなニット地なので、ショートパンツの上から履いても不快感なし。

普通のパンツのような感覚で使えるので、雨が降っているときはもちろん、稜線で強い風に吹かれたときのウインドシェルとして、テント場から朝日が昇るのを見に行くときの防寒着としても、これ1枚で使いまわせます。
普通なら、雨が上がったら少しでも早く脱ぎたいと思うところですが、このパンツなら、そのまま歩いてもストレスなし。 今日は途中で絶対雨になるというような天気なら、早めに履いておくというのも、このパンツなら考えられます。

着用時のシルエットは、太すぎず細すぎず、バランスのいいデザイン。

伸縮性のないレインパンツは、動きを妨げないように全体的にゆとりを持たせて作るため、おしりから太ももにかけてはとくにダブつきができてしまいがちですが、「エバーブレスフォトンパンツ」は無駄のないスリムなシルエット。見た目がすっきりしているのはもちろん、足元を確認しやすいので足さばきも良好。

裾のバタつきが気になる場合は、足首周りをドローコードで絞ることも可能。足がパンツの裾に引っかかったりという危険もなく、はしごや岩場を抜けるときももたつかず安定して歩くことができます。

ウエストにはゴムバンドが縫い込まれているため、腰にソフトにフィット。フィット感が物足りないときは、2本の紐で細かく調整できます。

収納時はとてもコンパクト。防水透湿3層生地を使ったレインウェアとしてはトップレベルの軽さです。携行用のスタッフサックも付属しているので、もしもの時に備えて、頼れるレインパンツを常備しておくことをおすすめします。

日本は世界的に見てもとても雨が多い国。
足元の状況が悪くなり、より慎重な行動が求められる雨のなかでこそ、動きやすいレインパンツを穿いて安全性を高めたいもの。

レインパンツとしては少し高価な印象の「エバーブレスフォトンパンツ」ですが、日本製ならではの丁寧なつくりや、日本人に合ったパターンやサイズ感を選べること、最高レベルの防水透湿性が衰えず翌シーズン以降も高いパフォーマンスを持続することを考えると、充分その価値があるのではないでしょうか。