今夏の「山の日」に販売し、話題をさらったYAMAPオリジナル「山の日てぬぐい」。
「おつかれ山!」の文字が入ったてぬぐいを山頂で掲げた写真が活動日記やモーメントを飾り、なんだかYAMAPユーザーが一体となれた気がして嬉しく思いました。
さらに嬉しいことに、「おつかれ山!」の文字が入ったてぬぐいを熱望される声が多く、それならばと、季節に溶け込むカラーで新登場。
秋山の景色に合わせた彩りの「おつかれ山てぬぐい」です。


















YAMAPオリジナル「おつかれ山てぬぐい」
登山にぴったりな「現代版てぬぐい」
日常生活で使っている人はさほど多いと思えないのに、山に行くとなぜかやたらと目にするのが、日本に古くから伝わる「手ぬぐい」。ウェアでもギアでも、基本的に綿素材はNGな山の道具のなかで、圧倒的な支持率を誇る、唯一の綿アイテムといっていいでしょう。
その理由はとてもシンプル。吸水性が高く、極薄素材なので濡れてもすぐに乾く。かさばらずに持ち運べて、使い方を問わないシンプルな形。使い込むごとに風合いが柔らかくなるのに、丈夫で長持ち。生活用品としての手ぬぐいのメリットが、登山に必要な要素と見事にマッチしているからです。
手ぬぐいは、江戸の時代から現在まで、サイズも仕様も製造方法もほとんど変わっていません。日本の伝統的な織物としてのすばらしさを大切にしながら、もっと便利で、もっと今の時代に合うもの、アウトドアにふさわしいものがあるに違いないと作られたのが、「Chaoras(チャオラス) スポーツ手ぬぐい」。進化した現代版の手ぬぐいです。
江戸から現代へ、「Chaorasスポーツ手ぬぐい」の進化のポイント
1.綿×レーヨンの優れた吸水性
素材は、タテ糸に従来と同じ綿100%、ヨコ糸には竹を素材としたレーヨン糸を使って織りあげました。
レーヨンを取り入れた第一の理由は、吸水性の高さ。綿も吸水性に優れる素材ですが、レーヨンの吸水力は綿の1.4倍。大量に汗をかくアウトドアシーンにこの機能はとても魅力的です。
もうひとつが、レーヨンが持つ独特の風合い。しなやかなドレープ感や若干のストレッチ性があり、頭や首に巻くときも、しっかりと結ぶことができます。
2.加工技術による柔らかさと抗菌性
綿100%の手ぬぐいは、使い始めは少し硬めで、使い込んでいくうちに柔らかくなっていくのが特徴。それはそれで変化の様子を楽しむことができるのですが、アウトドアで使うなら、最初からベストな状態で使えるにこしたことはありません。
そこで、織り上げた生地に施したのが、椿オイルを利用した独自の柔軟加工。レーヨンの生地特性とも相まって、使い始めから肌に優しく、巻きやすい風合いになりました。もちろん吸水性も保たれたまま。さらに、ヒノキの成分を使った抗菌防臭加工も施されているので、細菌の繁殖も抑え、いつでも清潔に使うことができます。
3.ほつれのない端の始末
手ぬぐいは、完成形の幅で生地が織られるので、長辺にはもともと耳があるのですが、短辺側は切りっぱなしになっていて、使っていると糸がほつれてきてしまいます。庶民の生活のための道具であったため、わざわざ縫うまでもないということだったようですが、この切りっぱなしが、水切れをよくして乾きを早くする効果を高め、簡単に裂いて紐のような使い方ができるというメリットも生み出しています。
とはいえ、糸がほつれるのは見た目にも良くありません。そこで、スポーツ手ぬぐいは、端の部分にほつれ留めを施しました。ハンカチなどのように折り返して縫うと、かさばったりかわきにくかったりするので、端にロックミシンをかける方法を選択。これで厚みをますことも乾きを妨げることもなく、糸のほつれも、すっきりと解消されます。
4.アウトドアに即したサイズ
スポーツ手ぬぐいは、長さ90㎝の従来の手ぬぐいよりも20㎝長い110㎝で作られています。これは、頭に巻いたり首からかけたりといった、アウトドアシーンでよくある使い方を考慮してのもの。アウトドア用途であることもちろん、江戸の時代と今では人の体型の違いを考えても、これはとても理にかなったものでしょう。
YAMAPオリジナルの「おつかれ山!」デザイン
手ぬぐいの魅力は、機能面だけではありません。その豊かなデザイン表現も大きな魅力。味のある伝統柄、現代風の色やイラスト、地域、企業、山小屋やブランドのオリジナルなど、コレクションを楽しんでいる人もいるでしょう。江戸の時代から、粋なおしゃれアイテムとしても、絵柄にこだわる文化もあったようです。
YAMAPユーザーにはおなじみの「おつかれ山!」の言葉を全面に入れたデザイン。言わずもがな、YAMAPの活動日記を終了したときに画面に現れる、あのメッセージです。
活動が終了した時だけでなく、山頂に到着した時などに、「おつかれ山」のメッセージ入りのてぬぐいを掲げて写真を撮ってもらえる姿を想像しながら作りました。
今回は、季節に合わせた燃えるような紅葉をイメージしたカラーリング。青から黄色、黄色から赤へと移ろう季節を表したてぬぐいには、ところどころもみじの葉っぱが舞っています。
山の秋は短く、美しい紅葉の山々を楽しめるのは一瞬ですが、厳しい冬を乗り越えるためのご褒美のような季節。短いからこそ、存分に堪能したい季節ですよね。
YAMAPのロゴも、ちゃっかり秋色に染まっています。
YAMAPと一緒に、秋の山も安全に、たくさん楽しみましょう!
山に行く日も、そうじゃない日も。一緒に掲げる「おつかれ山!」
江戸の知恵と現代の技術から生まれたスポーツ手ぬぐい。作り手の想いも込めた日本のプロダクトです。アウトドアのお供はもちろん、ハンカチ代わりに日常生活を一緒にすごすのもいいでしょう。インテリアとして、タペストリーのように飾るのもおすすめです。
赤や黄色に染まった山の山頂で、みなさんが「おつかれ山!」のてぬぐいを掲げる風景を楽しみにしています!
商品詳細
ブランド | Chaoras(チャオラス) |
名称 | YAMAP限定スポーツてぬぐい おつかれ山 |
素材 | 綿 50% バンブーレーヨン50% |
重量 | 約47g |
サイズ | 約 31 × 110cm |
カラー | 秋 |
原産国 | 日本 |
備考 | 両サイド綿オーバーロック仕様 |