数々の傑作シューズを開発・製作してきた、フランスの老舗メーカー「サロモン」。そのサロモンが作り出すトレイルランの
ためのシューズのラインナップ中、トップクラスにランクするのが、「S/LAB」シリーズです。一線で活躍するピュアアスリートが選び、数多のレースで栄冠を得てきたこのシリーズでの人気モデルが、「XT」です。
初代から数えて6シーズン目となる最新モデルである「XT-6」は、それまでのよさを残しつつ、最新の技術を投入した、現時点での最良のシューズと言えるレベルのものになっています。
その、名作の誉れ高きシューズを、妥協なき素材や性能へのこだわりと、ハイセンスなスタイリングに定評のある日本のアウトドアメーカー、「アンドワンダー」がリビルド。
アウトドアでのレースで実践的に投入できるスペックはそのままに、都会でも使えるシックな佇まいを纏わせた、無敵のシューズとなっています。












トレイルラン屈指の名作シューズを
アンドワンダーのテイストでリビルド
縫い目のないスムーズなアッパー
この「andwander(アンドワンダー)/サロモン XT-6 フォーアンドワンダー」は、縫い目がほぼ見当たらないシームレスなアッパーが採用されています。
シューズのアッパーにある縫い目は、その部分が硬くなり、シューズのしなやかさを失ってしまうのと同時に、硬い縫い目が擦れて足を傷つけてしまうというトラブルにもなりかねない、厄介な箇所です。
その縫い目をなくしてしまったのが、このシューズ。最先端の技術を駆使し、複雑な立体構造となるシューズのアッパーをシームレスで構成することで、トラブルの原因を排除し、しなやかで軽量なアッパーを作り上げています。
足を包み込むエンドフィットタン
シームレステクノロジーで縫い目をなくしてトラブルを回避したシューズ。
ですが、どうしても残ってしまうだろう箇所が、タンの部分。ごく一般的なタンは、まさに「舌」のごとく、足の甲先の部分に縫い付けて、べろりと甲の上を覆う構造。これだと、付け根には硬い縫い目が残り、さらに、タンの両端がシューレースで締め付けられ、足の甲に密着する形になります。
せっかくシームレスを謳っても、大きな縫い目が残る、矛盾を抱えるシューズとなってしまいます。
ですが、このサロモンXT-6フォー アンドワンダーは、そのタンの構造を根本から変更したエンドフィット技術を採用しています。足の甲をタンで押さえつけるのではなく、包むような構造とし、縫い目を少なくし、足に負担のかからないような作りに仕上げています。
まるで靴下に足を入れるかのようなこのシステム。一度履いて体験すると、離れられなくなるような、優れた構造となっています。
かかとをかっちりサポートするヒール
この「andwander(アンドワンダー)/サロモン XT-6 フォーアンドワンダー」の優れた特徴のひとつが、足首をサポートするヒール部分の作りのよさです。
ローカットシューズでトレイルを走ったり歩いたりする際に最も心配なのが、着地の際に足が倒れこんでしまい、足首をひねってしまうトラブル。足を軽く痛めるどころか、足の筋を大きく伸ばしてしまったり断裂してしまうような大きな事故につながりかねません。
そこで重要なのが、ヒール部分の安定感。ここの作りが不十分でうまく重心がかけられないような不安定なものであったり、柔らかすぎてサポート不足となってしまうと、事故になってしまう可能性が大きくなります。
このシューズのヒールには適度な硬さを確保し、足首をしっかりと支えてくれます。さらに、ソールにはプロネーションコントロールシステムを採用。重心を適切な位置に導き、倒れこみを防ぐ作りになっています。
それでいて、ヒールやソールが硬すぎて不快感を増したり、靴擦れを誘発してしまうようなものではなく、安心してランやハイクに専念できる仕上がりになっています。
安心して踏み出せるアウトソール
ソールにも数多くの優れた技術が搭載されています。
アウトソールには、滑りにくく泥はけのよいコンタグリップを採用。大地をしっかりと捉え、滑りやすい場所でも安心して踏み込むことが可能です。
ミッドソールには、柔軟性に富んだミッドソール素材に、硬い素材でできたACSシステムを上部に搭載。クッション性を確保しながら足のブレをなくし、地面と足の間に起きる反発力を推進力に生かすソールとなっています。
よりシックな別注のカラーリング
この、高性能なトレイルランニングシューズに、アンドワンダーらしさを散りばめたのが、このサロモンXT-6フォー アンドワンダーです。
ブラックをベースにしたアッパーに、アウトソール部分まで白で統一したソール。そこに、ブルーで構成されたACSシステムがアクセントになっています。
この、シックなカラーリングのシューズで、もっとも目を引くのが、タンの部分に配置された、アンドワンダーのロゴと、カラフルな3色のライン。
落ち着いた上品さがありながら、高性能なアスリートモデルの雰囲気をも纏う、アンドワンダーらしいカラーリング。アウトドアシーンではもちろん、街でも積極的に履きたい、スタイリッシュなモデルです。
アンドワンダーがこのシューズにおいて変更を加えたのは、カラーリングなどのデザイン回り。
そのほかの部分は、ほぼ変更せず、ベースのXT-6を活かすかたちでのコラボレーションとなっています。
そのシューズを「カラーを変えただけ」と一笑してしまうのは、大きな間違い。自らの登山体験とアパレルでの経験を生かして、マニアックなまでに素材への追求とディテールの作り込みに勢力を傾けるアンドワンダーが、カラーリングを中心としたデザインのみの変更としているのは、それだけ、ベースとなったXT-6の完成度が高い、という証拠です。
相互に、出せる得意分野と持てる技術を出し合い、お互いをリスペクトしながら完成させた、このコラボレーション。
そんな魅力的な商品を前に、買わない、という選択肢は、もうどこにもないはず、です。
商品詳細
ブランド |
andwander(アンドワンダー) |
名称 |
サロモン XT-6 フォーアンドワンダー |
サイズ |
23.0cm、24.0cm、25.0cm、26.0cm、27.0cm |
重量 |
720g (pair) |
カラー |
black(ブラック) |