大きな空間に数多くのものを詰めることになるバックパック。細々としたものも多く、出し入れをするたびに中がかき回されて、どこに何があるかわからなくなってしまいがち。なかなか目当てのものが見つからない、持ってきたつもりが入っていないなどのトラブルを回避してくれるのが、スタッフサックという存在です。一言で言えば「ただの袋」。ビニール袋で代用する人もいることはいますが、その袋の性能によってパッキングも行動も変わってきます。そこでおすすめなのが、「and wander(アンドワンダー)/シル スタッフサック ミディアム」。袋でありながら、「ただの袋」にあらず。その性能の高さに驚くはずです。















コンパクトながらパッキングや整理に大活躍 いくつも持ちたい優れもののスタッフサック
非常に薄くて軽い生地を使用
このスタッフサックには、インビスタ社が作る、シリコンコーティングされたコーデュラナイロン生地を使っています。その生地を織り上げている繊維は、30デニールという細さのナイロン。それゆえに、非常に薄い生地に仕上がっていて、中に入れたものがうっすら透けて見えるのでは、と思えるほど。そして、重量も非常に軽くなっていて、手に持った瞬間、その軽さに、びっくりするはずです。
優れた耐久性と撥水性を備えた生地
薄くて軽い生地ですが、決して「やわ」な素材ではありません。摩耗や引き裂き、すり切れに強い生地となっていて、アウトドアで使用されるスタッフサックやパックパックの一部分、タープなどにも使用されている、信頼のおける生地。日常生活での使用はもちろん、アウトドアに持ち出して使っても問題のない耐久性を持ち合わせています。また、撥水性にも優れていて、耐水圧2000mm以上という数値を持ち、中のものが水で濡れることを防いでくれます。
持ち運びに便利なストラップが両サイドに
このスタッフサックの両端には、テープがループ状に縫い付けられています。バックパックの中にしまうことの多いスタッフサックは、何もついていない袋状のものも多く見られますが、このスタッフサックには、持ち手が付き、かつ、両端に取り付けられています。このことで、バックパックの中に、どのような方向に入れても、このストラッブをつかめば容易に取り出すことができ、かつ、そのままスタッフサックを持ち運ぶことが可能です。なくてもこと足りてしまうけれども、あると非常に便利なストラップ。それを、両サイドに配置しているところに、このメーカーの、使い勝手に対する細やかな配慮が感じられます。
パッカブル仕様でコンパクトに収納
このスタッフサックは、内側に付けられて小さなポケットに、本体すべてを裏返して収納してしまえる、パッカブル仕様になっています。軽いしかさばらないからそのまま持ち運んでもいいのでは、と思われがちなスタッフサックですが、そのままバックパックに入れておくと邪魔になったり、ほかのものを出し入れするときに引っかかったりすることも。パッカブル状態になることで安心、スマートに持ち運ぶことができます。
荷物が乱雑になるバックパックの中で、これが何かひと目でわかるように印刷してある容量の表示。違うものを取り出したり、違うものを持ってきてしまうというトラブルを回避できます。
収納に便利な容量と大きさ
このスタッフサックは約12リットルという容量を持っています。かさばるダウンジャケット、レインウェア上下にレインカバー、着替え一式、食料と行動食、フリースやインナーダウンなどの防寒着など、それぞれの関連するものを、コンパクトにひとまとめにして収納することができます。複数のスタッフサックを用途別にものをまとめて収納すれば、中でものがごちゃ混ぜになってしまうような状態にならず、必要なもののみをスマートに出し入れできるようになるはずです。
ものを入れた状態の形もスマート。このスタッフサックは、ものを入れると長方形、重ねたり並べたりしやすい形状となっています。バックパックの中に複数個を収納しても隙間ができにくく、空間を無駄にすることなく効率よくパッキングすることが可能です。
止水ジッパーを使用した開口部
このスタッフサックは、長方形の一番広い面に開口部が配置され、大きく開くデザイン。
中のパッキングを崩さず、ひとめでものが見えて取り出せるような形状となっています。その開口部には止水ジッパーを使用。大きく開くことは便利ですが、逆に、水などが入りやすくなる部分ができてしまうことにもなります。ほかのスタッフサックでは、あえて開口部を小さくしたものさえありますが、このスタッフサックにその心配はありません。しっかり開き、しっかりシャットダウンしてくれる止水ジッパーが、使いやすさと安心感を与えてくれます。
ロゴ印刷にリフレクター素材を使用
このスタッフサックにプリントされたロゴマークには、光を当てると反射するリフレクター素材が織り込まれています。暗闇でスタッフサックをどこに置いたかわからなくなってしまっても、ヘッドライトの光を当てれば、その光を反射させ、ある場所を知らせてくれる、些細ながら優れた印刷となっています。
指が滑らないジッパータブ
開口部に配置されたジッパーには、握りやすくして開け閉めが容易にできるよう、ジッパータブが付けられています。しなやかなテープにロゴが書かれたこのタブ。一見するだけでは、ただの布のタブですが、触ってみると、その端近くに、滑りにくくするための柔らかい透明の樹脂が圧着してあります。これが指に引っかかり、容易に、かつ確実にジッパータブを握り、開け閉めができるようになっています。ついつい見逃してしまうような小さな加工ですが、これがあるとないとでは使い勝手に大きな差が出てくるような、優れたディテールとなっています。
たかが袋、されど袋。アウトドアアクティビティーに慣れた人ほど、スタッフサックにこだわり、使いこなしているようです。ものをただ入れておくだけの袋、としてではなく、ものを整理し、どこに何があるかがわかるようにし、そのことでものを探す時間と体力をセーブし、かつ、ものをなくしてしまうという致命的なミスを回避する重要なギア、と捉えれば、その質と性能にこだわってスタッフサックを選ぶこともうなずけます。スタッフサックに要求される質と性能を十二分に持ち合わせた、この「and wander(アンドワンダー)/シル スタッフサック ミディアム」。複数個を用意して使いこなせば、あなたのアウトドアアクティビティーの質が格段にあがることでしょう。
ブランド |
and wander(アンドワンダー) |
名称 |
シル スタッフサック ミディアム |
素材 |
ナイロン100%(CORDURA) |
容量 |
12L |
重量 |
40g |
サイズ |
横 27cm、高さ 15cm、奥行き 18cm |
カラー |
khaki(カーキ) off white(オフホワイト) |